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October 31, 2005

注目株!! 食品スーパーマーケット 2005年10月度

大黒天物産に注目!!
 大黒天物産の株が急上昇。特に、9月後半以降、4000円台から1ケ月足らずで1000円の値をあげ、現在、年初来高値 5280 (2005/10/27)付近まで近づき、上場来高値 5540 (2004/04/14)に迫る勢いである。 その原動力が売上昨年対比140%を超える成長力に加え、2005年5月度決算では営業利益、経常利益、純利益ともに125%の好決算である。また、借入金も着実に減少し、財務体質も良い。さらに、今期予想も売上140%強、営業利益、経常利益、純利益ともに125%と好決算が予想される。ただし、PBRは6.12倍と高く、上場している食品スーパーマーケット約50社の中では九九プラスの7.18倍についで2位であり、高値に近づいているともいえるが、PERが30.1倍と上場している食品スーパーマーケットの平均値であるので、上場来最高値までゆく可能性もある。大黒天物産の今後の課題は、既存店が伸び悩んでおり、客数アップよりも、客単価アップにあり、マーチャンダイジングの改善が急務である。

食品スーパーマーケットのPERとPBR
 食品スーパーマーケット上場企業約50社の平均PERは約30倍、PBRは約1.5倍である。したがって、株価が高いか否かを判断するひとつの方法が株価の30倍以上か否かであり、30倍を越えると高めとみてよい。また、PBRが1.5倍以下であれば、安めとみてよいといえよう。この基準値をもとに上場している食品スーパーマーケット約50社を見てみると、PERの低い20倍以下の企業は、アークランド、原信、MV西日本、ナフコ、ジョイス、オークワ、東武ストア、アオキスーパー、ヤマザワ、MV東海、タイヨー、ベルク、ポスフール、ヤオコー、オオゼキ、フジコーポ、マルキョウ、カウボーイ、ハローズ等である。また、PBRが1.0倍以下の企業はマルキョウ、カウボーイ、タイヨー、ポスフール、フジコーポ、OLYMPIC、ジョイス、マルヨシセンター、関西スーパー、丸栄、PLANT等である。特に、マルキョウ、カウボーイ、タイヨー、ポスフールはPERが低く、PBRも低い企業であるので、今後の注目企業のひとつといえよう。

October 31, 2005 in 経済・政治・国際 | | Comments (0) | TrackBack (0)

October 30, 2005

売上速報!! 食品スーパーマーケット 2005年9月度

新店戦略で明暗
 現在、食品スーパーマーケット上場企業は約50社、その内、月次売上速報を公開している企業は約20社です。東証1部10数社、東証2部数社、大証数社、ジャスダック数社というところです。この約20社の総店舗数は2000店弱となり、2005年9月度の売上は昨年対比106.3%(既存店97.0%)です。上場20社の内、約半数が客数、客単価を公開していますが、客数は110.5%(既存店99.4%)、客単価は97.7%(既存店97.8%)という状況です。さらに、数社はPI値、平均単価まで公開していますが、PI値は101.0%(既存店103.4%)、平均単価は96.9%(既存店95.5%)です。したがって、売上の106.3%は新店の客数に支えられているといってもよく、新店戦略がうまくいっていない企業は昨年対比をクリアーできないという状況です。既存店の売上は昨年を下まわり97.0%であり、しかも、客単価が97.8%、PI値は103.4%で回復基調にありますが、平均単価が95.5%と厳しい状況です。

九九プラスと大黒天物産が断トツの伸び率
 上場20社の中で、九九プラスと大黒天物産が売上昨年対比140%以上と断トツの伸びを示しています。3位以下は110%台ですので、急成長といってよい異常値です。ただし、どちらも、既存店は約100%であり、新店によって支えられている売上といえます。全体の傾向と同様に、客数が約140%、客単価が約100%であり、既存店は伸び悩んでいますが、新店が力強く全体を牽引している状況です。

110%を越える企業が2社、105%前後が4社
 売上昨年対比で110%を越える企業はプラント(117.2%)、ハローズ(113.9%)の2社であり、それに続く105%前後の企業がオオゼキ(107.7%)、ヤオコー(105.2%)、ヤマザワ(105.1%)、ヨークベニマル(104.1%)と続きます。ただし、いずれの企業も既存店は約100%であり、やはり、新店に支えられた成長といえます。

半数の約10社が昨年対比割れ
 残りの約10社はいずれも昨年対比をクリアーできず、95%前後で推移しています。全体、既存店ともにほぼ同じ伸び率であり、新店を含めたスクラップ&ビルドがうまくいってない状況といえます。

(注)マックスバリュ東海は公表が遅れていたため、上記記事では言及していませんが、下記、データには後日追加しました。9月時点で昨年対比116.6%で高い成長率となっています。


参照:2005年9月度詳細データ

October 30, 2005 in 食品スーパーマーケット売上速報 | | Comments (0) | TrackBack (0)