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December 31, 2005

ウォールマート! 最新情報!!

  ウォールマートの株価が現在50ドル付近でもみ合っている。昨年後半から今年の3月頃まで53ドル付近の高値で推移していたが、その後やや下げに転じ、2005/05には47ドル付近まで下がった。その後、また上昇に転じ、8月には50ドル付近まで戻したが、8月のハリケーンシーズンに入ると、いっきに下げに転じ、特に東海岸最大の被害がでた8月末のカトリーナ以降、下げ幅が大きくなり、9月後半には今期最安値の43ドル台まで下げた。しかし、ハリケーンによる被害も最小限にとどめ、ウォールマートの献身的な支援活動等も評価され、株価は一転上昇、12月まで急上昇、50ドルを越えた。その後、やや値を下げたが、12/5以降再び上昇に転じ、50ドル目前まで迫った。しかし、12/20以降また下げに転じたが、現在48ドル付近で推移している。

  特に、カトリナー被害にあたっては、ウォールマートはいち早く支援対策を発表している。2005/09/01にはクリントン元大統領と会い、ホワイトハウスにカトリーナ支援対策費として、1500万ドルの支援を発表した。また、災害地にはミニウォールマートを緊急出店し、生活必需品である食料、水、衣料、赤ちゃん用紙おむつ、歯磨き粉・歯ブラシ等を提供した。さらに、現金200万ドルを緊急援助し、同時に、全米約3800店舗、および、インターネットで寄付を募った。

  さて、直近のウォールマートの経営数字であるが、2005/12/02に公表された10/31までの第3四半期の数字は、売上110.1%、累計では109.9%で推移している。営業利益が107.0%、累計107.4%、税引き前利益は104.4%、累計106.4%であり、増収増益であった。なお、粗利は売上対比24.0%(累計24.0%)、一般販売管理費は18.6%(累計18.4%)、営業利益率は5.3%(累計5.6%)であった。安定した経営数字が依然つづいている状況である。特に、売上が110.1%と好調であり、しかも、直近11月度の既存店も104.3%と好調であった。その中でもスーパーセンターは107.0%と今期平均が4%前後であったので、11月度は最高の伸び率であった。日本の食品スーパーマーケットの既存店がほとんどマイナスであることと比較すると、いかに既存店も堅調であるかがわかる。

  そのスーパーセンターの出店状況であるが、新規出店が87店舗、ディスカウントストからの転換が156店舗の合計、243店舗が今期増加した。また、ディスカウントストアは27店舗、食品スーパーマーケットは20店舗の新規出店である。いかに、スーパーセンターへの経営資源の集中が進んでいるかがわかる。注目すべきは、新規出店よりも、ディスカウントストアからの業態転換の方が倍ぐらい多いことである。ウォールマートは主力業態をスーパーセンターに絞り、当面、成長戦略をすすめてゆくものと思う。

  余談だが、西友についてウォールマートのホームページでは、次のように言及している。2005/12/15付けで、ウォールマートが675億円、ミズホ銀行が475億円を追加投資し、ウォールマートが54%の株式を取得し、子会社化した。CEOにはエド・カレッジェスキー氏がつき、「今後の西友の戦略は顧客に対して、適正価格で高品質な商品を提供することであり、それが日本のマーケットの中で成功するものと信じている」というコメントを出したという。また、注目人事として、ワン・リン・ワーテロ氏、リンダ・ディルマン氏の2人の女性が西友のはじめての女性取締役に就任したという。これにより、西友のコア顧客である女性客へより焦点が当たる営業改善につながるだろうということである。そして、最後に、西友全11人の取締役のうち、ウォールマートからは6人となったという。

  西友もこれまでは経営ボードを日本人が握っていたが、今後は過半数の6人がウォールマート側の経営陣となったことから、来期からは、本格的にウォールマートの世界戦略の中に組み込まれることになったといえよう。

December 31, 2005 in ウォルマート、海外情報 |

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