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February 03, 2006

いちごの季節に突入!食品スーパーマーケットの最重点商品!!

  いよいよ、いちごの季節に突入した。いちごは食品スーパーマーケットにとってはこの時期の最重点商品であり、いちごの売上は果物全体の30%近くにもなり、いちごのマーチャンダイジングの成否が果物はもちろん、食品スーパーマーケットの経営にかかわるといっても過言ではない。いちごには様々な品種があり、どの品種を主力にすえ、いくらの価格を打ち出すかが、いちごのマーチャンダイジングを左右するので、食品スーパーマーケットではこの時期、最も気をつかう商品のひとつといえる。

  現在、いちごの相場は、東京都中央卸売市場の1/20から1/26の第3週では、ほぼ昨年並みの相場である。とちおとめが0.3kg当り約330円、おまおうが468円、さがほのかが368円で取引されている。全国No.1の生産額を誇るとちおとめに比べ、最近人気の高いあまおうが4割ほど高値で取引されているのが実情である。

  では、いちごの消費額は毎月どのような動きを示すかをみてみたい。昨年の1月から5月および12月の家計調査月報をもとにいちごの1世帯1日当りのデータ(食品スーパーマーケットの客単価に相当)を追ってみると、12月は12.1円、1月は19.4円、2月は23.9円、3月は25.5円、4月は26.1円、5月は11.5円という推移であり、12月から4月まで消費額が上がり続け、5月でほぼ終了となる。いちごは6ケ月間というロングランの商品であり、3月、4月が旬のピークとなる商品であることがわかる。

  食品スーパーマーケットのいちごの実際の客単価もほぼ同様な動きとなり、3月、4月がピークとなり、この時、いちごの強い企業では客単価が40円から50円ぐらいにまで跳ね上がる。平均単価は400円を切り、ピーク時はPI値が10%を越え、超重点商品となる。食品スーパーマーケットの全商品の平均単価は約200円であるので、400円は2倍の価格であり、それにもかかわらず、PI値が10%となる商品は食品スーパーマーケットではいちご以外にありえない商品である。ここまで来ると、いちごに1人担当をつけてもよいくらいである。仮に客単価50円でみた場合、食品スーパーマーケット約2000人/日の場合、1日の売上が10万円となり、いちごマネージャーをつけても充分にみあう金額である。

  最近の食品スーパーマーケットのいちごは、東は「とちおとめ」、西は「とよのか」、それに最近の人気上昇中の福岡の「あまおう」が割って入り、その他、さちのか、さがほのか、章姫など品種が豊富で、2月以降、続々と店頭に並ぶものと思う。

  ここで、いちごの全国の消費額を見てみたい。昨年の家計調査月報のいちごのピーク月である4月度のデータで見てみると、全国のベスト10は、千葉市(39.9円)、京都市(39.5円)、北九州市(38.2円)、東京都区部(37.8円)、川崎市(35.9円)、山形市(37.0円)岡山市(35.6円)、鳥取市(35.0円)、福島市(34.5円)、松江市(34.2円)である。全国ほぼ満遍なくいちごが食べられていることがわかる。ただ、いちごの2大産地、栃木県(27番:28.3円)と福岡県(29番:29.7円)がベスト10に入っておらず、真ん中の30番少し手前のランキングである。

  ちなみに、ワースト5を見てみると、徳島市(21.5円)、熊本市(21.4円)、和歌山市(20.0円)、高知市(19.8円)、那覇市(12.4円)である。九州、四国は気候の関係でわかるが和歌山県が以外に消費額が少ないのが特徴である。

  このように、いちごはほぼ全国的に普及した商品であり、12月から5月まで食品スーパーマーケットの最重点商品となる。今年は相場も現状では落ち着いているので、今月から様々な品種のいちごが食品スーパーマーケットの店頭をにぎわすことになろう。

February 3, 2006 in PI値 |

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