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April 09, 2006

ウォールマート、3月度、売上速報!

  4/6、ウォールマートの3月度の売上が公表された。3月度は5週間の売上であり、既に、新会計年度に入っているウォールマートにとっては9週間目の売上にあたる。一般的にアメリカの小売業の月間集計は日本と違い、週別を基本とするために、年間を13週づつ、四半期に分け、さらに、13週を4週と5週を組み合わせ、4週、4週、5週や4週、5週、4週と区切り、月度集計をしているのが通常である。3月度のウォールマートの売上も5週間の売上であり、累計は、3月度が4週間であったので、3月度累計は9週間となる。

  さて、まず、全体の3月度の売上であるが、109.4%と好調であった。特に、インターナショナル部門が120.1%と絶好調であり、これは、日本の西友が連結されたことに加え、ウォールマート中央アメリカの連結、ブラジルの企業を合併したことによる。業態別では、ウォールマートのスーパーセンターとディスカウントストアが106.8%、サムズホールセールクラブが106.2%であり、インターナショナル部門の貢献度が大きかたっといえる。9週間の累計についても、全体は110.5%好調であった。

  これに対して、既存店ベースでは、101.4%と3月度は伸び悩んだ数字ではあった。特に、スーパーセンターとディスカウントストアの合計数字が100.8%と大きく伸び悩んだのが原因である。これに対して、ウォールマートの財務責任者のシューウィ氏は、大きなイベントである復活祭が昨年は3月度の集計に入ったが、今年は4月度にずれこむということで、4月度の数字は5%前後になるという見通しを示している。これが事実とすれば、一時的な問題といえよう。ちなみに、復活祭は、3/21以降の最初の満月につぐ日曜日に行われるということであり、この日曜日が4月度にずれるということであろう。また、サムズホールセールクラブの既存店は逆に104.5%と好調であったが、これは燃料、特にセルフのガソリンスタンドの売上が大きく寄与したということである。9週間累計の既存店もしたがって、102.2%と低調な数字であった。

  また、ここ最近のウォールマートの株価は3/28に48.5ドルをつけてから、下げ基調となり、4月に入っても下げ基調が続いている。3月度の売上速報が公表された翌日の4/7には46.2ドルまで下げ、来週の株価が注目されるところである。

  一方、ウォールマートの3月度の新店であるが、スーパーセンターが3/22、同時に5店舗オープンした。カルフォルニアのビューモント(2000店舗目のスーパーセンター)、オハイオのマリースビラ、ロス案ジェルスのニューオリンズ、テキサスのプラノ、アリゾナのクイーンクリークスである。2月度も6店舗と少なかったが、1月度は51店舗と、今年に入り、62店舗目のスーパーセンターの出店である。すでに、2000店舗を越え、ウォールマートの主力業態としての位置を不動のものとしつつある。

  ディスカウントストアについては、2月、3月度は新規出店がなく、1月の4店舗のみである。サムズホールセールクラブについても2月、3月度は新店がなく、やはり、1月の10店舗のみである。同様にネバーフッドマーケット(食品スーパーマーケット)につても、2月、3月度は新規出店はなく、1月の1店舗のみであり、次期の主力フォーマットである食品スーパーマーケットもまだまだ軌道に乗っているとはいえいない状況といえよう。

  このように、ウォールマートの3月度は既存店の数字が伸び悩んだというものの、復活祭の関係もあり、4月度と合わせてみてみないと、既存店が伸び悩み始めたかどうかは、判断が早いといえよう。また、新店戦略は明確にスーパーセンターにシフトしており、今後のウォールマートの成長はスーパーセンターと西友をはじめ海外の数字が大きな鍵を握り始めたといえる。ウォールマートは国内ではスーパーセンターを柱にシェアを拡大し、海外ではM&Aによりシェアを拡大するという2極化戦略が当面の経営戦略といえよう。

April 9, 2006 in 海外情報 |

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