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July 10, 2006

ウォールマート2006年6月度110.4%、既存店は101.2%!

  ウォールマートの2006年6月度の売上速報が公表された。それによると、全店の売上は110.4%と順調な伸び率であったが、既存店の売上が101.2%と伸び悩んだ。既存店の売上は22週累計では102.7%、昨年は104.7%の伸びであったので、6月度の既存店は厳しいものがあったといえよう。6月度の売上集計は、先月度が4週間であったため、今月度は5週間の集計である。アメリカでは一般的に、年間を13週づつ4つに分け、四半期決算を行い、その13週を、4週、4週、5週で月別の集計を行うのが通常である。したがって、6月度は、第1四半期の13週に加え、5月度の4週、6月度の5週がたされ、累計では22週累計となる。

  さて、全店110.4%の中身であるが、インターナショナル部門が129.5%と大きく貢献し、ウォールマート全体の数字を押上げたことが大きかった。この部門には、今年から連結決算となった日本の西友に加え、ウォールマート中央アメリカ、南ブラジルが入る。22週累計では126.3%であるので、6月度はさらに数字が伸びた部門であった。

  一方、ウォールマート本体であるスーパーセンターとディスカウントストア合計は106.1%と順調な数字であったといえよう。ただし、22週累計では108.6%であるので、若干ではあるが伸び率が落ちたといえる。これはサムズホールセールクラブも同様な傾向であり、6月度は104.0%であり、22週累計では106.1%であったので、やはり若干伸び率がダウンしたといえよう。

  売上金額全体では331億ドル(約3.7兆円)であり、昨年と比べ30億ドル(3500億円弱)の売上高のアップである。日本の食品スーパーマーケットのトップクラスのイズミ、平和堂、ライフ等の年商に匹敵するプラス分であるので、いかに巨額な数字かがわかる。また、年商に換算すると30兆円を優に越える数字であり、日本の全小売業の中でNo.1のイオンの年商約4兆円の約10倍弱であり、年商でみるとさらに巨額な売上であるかがわかる。また、この3部門の売上構成比であるが、ウォールマート本体のスーパーセンターとディスカウントストアが64.8%であり、圧倒的なウォールマートの主力部門であることがわかる。ついで、22.9%のインターナショナル部門であり、残りがサムズホールセールクラブ部門の12.2%である。インターナショナル部門が構成比でも伸び率でも、ウォールマートへの貢献度が増しているのがわかる。

  既存店については、全体では101.2%であり、昨年同時期が104.7%、22週累計が102.7%であるので、6月度はやはり、既存店は厳しい月であったといえる。ウォールマートの主力部門、スーパーセンターとディスカウントストアは101.1%、サムズホールセールクラブは101.3%とほぼどちらの部門も伸び率は低く、全体同様、前年同期比、22週累計ともに低い伸び率であった。

  これらの数字を支えた6月度のウォールマートの新店であるが、やはり、圧倒的にスーパーセンターの新規出店が多く、18店舗をオープンしている。スーパーセンター以外はディスカウントストア1店舗、サムズホールセールクラブ1店舗であるので、いかに、スーパーセンターがウォールマートの主力業態であるかがわかる。また、このうち、数店舗はディスカウントストアからの業態転換であり、スーパーセンターは新店のオープンだけでなく、ディスカウントストアからの業態転換もあり、店舗数が加速して増えているといえる。

  このように、6月度のウォールマートは全体としては、積極的なスーパーセンターの新規出店に加え、インターナショナル部門が牽引し、依然として高い成長性を維持しているが、既存店がここへきて厳しい状況であることが気がかりである。次月度以降の既存店の動向が今後とも高い成長性を維持できるかいなかの鍵となろう。

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July 10, 2006 in ウォルマート、海外情報 |

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