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October 25, 2006

2006年9月、食品スーパーマーケット売上速報、昨対108.6%!

  2006年9月度の食品スーパーマーケットの売上集計をまとめた。上場食品スーパーマーケット約60社の内、月次売上データを公表している約20社強、約2,500店舗弱の集計データである。新店を含め、全体の売上は108.6%であり、8月度が109.9%であったので、若干先月よりは下がったが、110%近い数値であり、依然、食品スーパーマーケット業界は高い成長がつづいているといえる。既存店も100.4%であり、昨年をわずかではあるが、上回った。120%以上の高い成長率の企業が大黒天物産、バロー、アークランドサカモトの3社あり、110%以上の企業も6社ある。ちなみに、アメリカのウォールマートは9月度は111.8%と依然として高い成長が続いている。

   さて、昨対120%の3社であるが、No.1は大黒天物産であり、132.2%と8月が129.3%、7月が129.7%であるので、ここへきて、また成長が加速しはじめている。ここのところ、新規出店が旺盛であり、7月から、10月までのわずか4ケ月間に7店舗の出店を果たしている。いよいよ四国への出店も本格化しはじめ、今後も高い成長率が期待される。ただし、既存店は95.5%と今回集計企業の中では最も伸び率が低く、厳しい状況が続いている。客数98.3%、客単価97.3%と、ともに昨年を下回っており、今後、既存店の活性化が課題といえよう。No.2はバローであり、121.5%、既存店も103.1%と好調である。6月111.1%、7月115.4%、8月119.9%、毎月毎月売上を伸ばしており、とうとう120%の大台を超えた。北陸での出店も軌道にのりつつあり、ここのところ、新店に加え、既存店の改装も積極的に実施しており、全店、既存店ともに好調な売上である。この4月からでも、建替えを含め、5店舗の新店を出店し、既存店の改装も8店舗であり、これらの店舗が全店、既存店の売上を押上げたといえよう。No.3はアークランドサカモトであり、120.3%、既存店も104.5%と好調であった。既存店に関しては客数101.1%、客単価103.3%と何れも昨対を上回っている。アークランドサカモトも最近では関西地区へも出店エリアを広げており、ホームセンタームサシ、スーパーセンタームサシが順調に売上を伸ばしている。

  これら120%を越える高成長企業についで、110%を越える食品スーパーマーケットが6社ある。No.4が九九プラスであり、114.8%であった。今期に入り、新店を抑制し、既存店の活性化に取組みはじめ、成長率は以前の130%、140%の頃と比べると落ちたが、依然として110%以上の成長を続け店舗数も843店舗となった。ただ、予想以上に既存店は伸び悩んでおり、9月度は96.0%、8月度が99.0%まで伸びてきたので、昨対を越えるかと思われたが、9月度は厳しい数字であった。引き続き、既存店の活性化が大きな課題といえよう。No.5はマックスバリュ東海であり、114.7%、既存店も105.4%と、既存店も含め安定した成長を続けている。特に客数が全体では113.6%、既存店も今回集計企業の中ではNo.1の105.5%と伸びており、さらにPI値も103.5%、既存店も101.8%と伸びており、顧客からの高い支持が得られているといえよう。

  No.6はヤオコーであり、112.8%、既存店も100.6%と好調であった。ただ、ちょっと気になるのは、PI値が全店97.9%、既存店98.1%と昨対を下回っており、逆に平均単価が全体103.5%、既存店103.1%と上昇しているところである。客単価は全体101.1%、既存店101.1%と昨対を上回っているが、平均単価アップ、PI値ダウンは気になるところである。もう1社PLANTも同率の112.8%であり、昨対110%を上回った。ただし、既存店が97.1%と8月度は102.3%と昨対を越えていただけに気になるところだ。No.8はオオゼキであり、112.7%であった。既存店は99.0%と、わずかに昨対を下回った。特に、PI値が全体95.1%、既存店97.8%が懸念される数値である。PI値アップが当面の課題であるといえよう。そして、No.9がハローズの110.7%である。既存店は97.9%と客数98.2%、客単価99.7%とやや昨対を下回っており、既存店の数字がやはりやや気になるところである。以上が、昨対110%以上の食品スーパーマーケット業界の売上を牽引している9社である。

  これに対して、昨対を下回った企業はトーホー96.0%、オリンピック97.2%、マルエツ99.7%の3社のみであり、残り約10数社は昨対を上回っている。以下110%以下の食品スーパーマーケットの全店、既存店の昨対売上であるが、成城石井109.6%(104.2%)、マックスバリュ中部108.0%(103.5%)、カスミ107.3%、エコス106.2%(102.9%)、ダイイチ105.7%(105.7%)、マックスバリュ西日本104.5%(99.9%)、CFSコーポレーション103.3%(103.2%)、イズミ103.3%(103.2%)、マックスバリュ北海道102.7%(99.2%)、ヤマザワ102.1%(99.2%)、いなげや100.2%(99.2%)であった。

 このように、2006年9月度は食品スーパーマーケットのほとんどの企業が2月、3月決算であることから、中間決算後、あるいは、中間決算月の数字であったが、全体は108.6%と順調な数字で推移しており、昨対を下回る企業もわずか3社であり、第3四半期、本決算へ向けてよいスタートとなったといえよう。ただ、各社、既存店にはやや苦戦している状況といえ、今後は新店戦略に加え、既存店の活性化が重要な経営課題といえよう。今後の各社の既存店の動向にも注目してゆきいたい。

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