« マックスバリュ東海、中間決算大幅増収増益、既存店104.3%! | Main | 日経MJ新製品週間ランキング10/20、ポッキー極細、NO.1! »

October 21, 2006

オオゼキ、2007年2月期中間決算、大幅増収増益、東証上場!

  オオゼキの2007年2月期の中間決算短信が10/10公表された。10/20には中間決算説明資料も公表され、大幅な増収増益の好決算であった。また、この9月にはジャスダックから、待望の東証2部上場を果たした。中間決算短信の内容であるが、売上は114.6%(310.25億円)であり、営業利益は119.2%(22.01億円:売上対比7.09%)と通常の食品スーパーマーケットでは営業利益率は3%前後であるが、オオゼキの営業利益率は極めて高い数字であるところが注目である。経常利益は119.0%(22.14億円:売上対比7.13%)であり、当期純利益は121.5%(13.05億円:売上対比4.20%)といずれも2桁の大幅増収増益の中間決算であった。ただし、既存店は99.7%とわずかに昨年を下回ったが、昨年の中間期は96.5%、一昨年の中間期は96.0%と比べると回復基調にあるといえる。

  既存店が99.7%であったにもかかわらず、全体の売上が114.6%となった最大の要因は、新店戦略である。3/28に28店舗目となる三鷹店(約120坪)、6/6に29店舗目となる戸越公園店(約180坪)と、この中間期には2店舗の新店の出店を果たした。さらに、この中間期の売上に集計される新店としては、昨年の4月に千歳船橋店(約170坪)、8月に相模原中央店(約300坪)、12月に下北沢店(約270坪)、そして、今年2月に八幡山店(約180坪)と4店舗出店しており、合計6店舗であり、この積極的な新店の出店戦略が全店の売上を大きく押上げたといえよう。ちなみに、3/28にオープンした三鷹店(約120坪)のオープン状況であるが、初日の売上は967.1万円、客数6,174人であり、オープン4日間で平均846.5万円、客数5,616人であった。部門別の構成比を見ると、青果が26.5%と全部門トップであり、ついで、16.3%の食品、15.4%の日配と鮮魚であった。オオゼキのオープンは青果、食品をメインに集客をはかっているといえよう。この三鷹店の8月までの累計平均売上は約480万円、客数約4,000人、客単価約1,200円で推移している。オオゼキの全店の平均日商が約540万円、客数約3,600人、客単価約1,500円であるので、客数は多いが、客単価は売場面積の関係もあり、やや低目といえる新店である。

  一方、利益の方であるが、売上総利益は24.0%、不動産賃貸収入が1.2%、営業総利益は25.2%と昨年の24.8%と比べ、0.4ポイントの改善がはかられている。これは不動産賃貸収入が増えたわけではなく、むしろ0.1%減少しており、売上総利益が0.3ポイント改善したためである。また、営業利益については、販売費および一般管理費が18.1%と昨年の18.0%と比べ0.1ポイントアップしたが粗利率の改善で7.1%と昨年の6.9%と比べ0.2ポイント改善した。したがって、売上の伸び以上に営業利益率が昨年と比べ大きく伸びたといえる。

  売上総粗利の改善については、この中間期では特にオオゼキは鮮魚について取り組んでおり、これまでの鮮魚部門の固定観念である、相場が不安定、コストがかかる、ロス管理が難しいという課題に挑戦し、人員の削減、効率化を行い、作業工程を見直し、ロスを5%から3%に引き下げ、鮮度、品質にこだわった販売強化を行い、客単価、特に一品単価のアップをはかったという。その結果、昨年8月の鮮魚部門は営業利益が-1.31%であったところが、3.88%の収益部門に生まれ変わったという。実際、昨年の中間期と比べてみると、粗利率は26.9%から29.8と大幅に改善されており、人件費率が14.3%から13.1%と1.2%も下がり、結果1.3%の営業利益率が4.3%と大きく跳ね上がっている。特に、4月、5月は営業利益率が5%を越えており、全店平均に近づきつつある高い数値である。

  また、オオゼキが通常の食品スーパーマーケットと比べ、正社員比率が2006年2月期で66.3%と極端に高い比率であるにもかかわらず、際立った営業収益率を誇る最大の理由は、坪売上にあり、この中間期でも1平方メートル当り、188.9万円であり、単純年間換算で377.8万円、坪に換算すると1,246.74万円と異常に高い坪効率である。最近のオオゼキのホームページでは自ら坪売上日本一の企業とうたっているくらい、この数字には自信をもっているといえる。これだけ高い坪効率を達成するオオゼキのポイントは平均坪数200坪弱に、生鮮食品を主に、食品、日配を凝縮し、平均4,000人/日近い顧客を集客可能な立地への出店戦略に徹しているためである。これが坪効率1,000万円を優に越える高効率店舗を生み出し、結果、あらゆる経費が額としては高くなっても、売上比率としては下がるからである。

  このようにオオゼキの中間決算は大幅な増収増益であり、特に、順調な新店の出店に加え、粗利率が改善しており、収益性も大幅に改善されたのが特徴である。ただ、これほど好決算であるにもかかわらず、株価は決算公表の10/10以降、それまで東証2部上場で一時的に3,600円まで跳ね上がった株価が、3,200円まで下げ続けていた流れをかえ、横バイではあるが、上昇基調に変わった効果でとどまっている点が気になるところだ。今後の株価がどう推移するか注目であるが、決算数字に関しては、第3四半期、2007年2月期の本決算も好決算が期待できそうである。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Mixi(ミクシィ)に食品スーパーマーケット最新情報のコミュニティを創設!(現在20人)
週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!スタート(現在351人)
PI研厳選:オリジナルe-book 発売!

October 21, 2006 in 食品スーパーマーケット売上速報 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference オオゼキ、2007年2月期中間決算、大幅増収増益、東証上場!:

» 心とお金のストレス、一気に解消されました! from 心とお金のストレスから開放される在宅ワーク
PR:【在宅ワーク】脳に着目した特許商品のネット広報担当者を募集中 ★マニュアル・サポート完備していますのでメールのやりとりだけでOK! ★すぐに始められて、やればやるだけ収入になります。 [Read More]

Tracked on Oct 22, 2006, 11:46:01 AM

» ミクシィ株価情報10/22 from 株価 by bif
上場して、瞬く間に株価が暴落したミクシィ。まだまだ始まったばかり。これからに期待です。トレンドはいまだに下降を続けていますが、あるポイントを機に転換する可能性が [Read More]

Tracked on Oct 23, 2006, 12:20:42 AM

» 安心感は反応アップの基本です from WEBビジネス情報センター
単に安心感を訴えるだけでなく、裏づけする事実や既存のお客様の高い評価、不安を解消するような他社にない特長などがあって初めて、読み手は納得するものです。 [Read More]

Tracked on Nov 14, 2006, 7:54:11 PM

Comments

Post a comment