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November 04, 2006

ウォールマート2006/10、売上速報、既存店100.5%!

  11/2、2006年10月度のウォールマートの売上速報が公開された。最も気になる数字は既存店の売上が100.5%、特に、スーパーセンターとディスカウントストア、ネバーフッドマーケットの合計では100.3%と昨対ぎりぎりの数字であり、ここ最近では最も低い既存店の伸び率であったことである。ウォールマートはこれについて、昨年度はハリケーンの影響と改装の遅れがあり、既存店の売上伸び率が低くなったと説明しているが、次月、11月度以降の動きがどうなるかが注目であろう。ただ、新店に関しては順調に推移し、ウォールマート全体では111.7%と依然として高い成長が続いている。特に、西友を含む国際部門の伸びが著しく、国際部門だけで見ると、132.1%と高い数字で推移している。

  気になるウォールマートの株価であるが、10/23にウォールマートは来期の成長戦略を公表している。何と新店約650店舗、改装約200店舗の大計画であり、スーパーセンターだけでも300店舗弱の出店計画である。株価はこれに敏感に反応し、10/23は前日比103.8%の51.28ドルと今期最高値を更新した。しかも、売買高は5,000万株と通常の約5倍の大商いとなった。ただ、これがピークで、その後は株価が徐々に下がり、10月度の売上速報の発表がなされた11/2の株価は48.29ドル、前日比98.85%であった。売買高は約2,500万株とやや強い商いであったが、今回の数字を市場は冷静に受けとめているといえよう。来週以降の株価がどう動くかが気になるところだ。ちょっと気になるのは、10/23のインパクトがあまりに大きかったがゆえに、11/2の10月度の既存店の厳しい数字公表による株価ダウンを少しでもやわらげるためのものであったようにも受け取れ、ウォールマート自身もこの数字は厳しい結果と受けとめているように見える。

  さて、2006年10月度の全体の数字であるが、ウォールマートの売上部門は大きく3つに分かれている。スーパーセンター、ディスカウントセンター、ネバーフッドマーケットのウォールマート部門(64.6%)、サムズクラブ部門(12.0%)、国際部門(23.4%)であり、ウォールマート部門が全体の約65%を占める。ここ最近は国際部門の構成比が上がってきており、ウォールマートへの貢献度が高くなりつつある。まず、ウォールマート部門であるが、昨対107.7%と新店が寄与し、好調であった。39週累計では108.3%であるので、好調ではあるが既存店の影響で若干伸び率が低くなったといえよう。サムズクラブ部門は101.2%と伸び率が低く、39週累計では104.6%であるので、やはり10月度は厳しい数字であったといえよう。一方、国際部門は132.1%と好調を維持しており、39週累計が130.4%であるので、この10月度はさらに高い伸び率であり、いまや、国際部門のウォールマート全体への貢献度がますます増してきているといえよう。

  これに対して、既存店に関しては、トータルで100.5%、昨年が104.4%の伸びであり、39週トータルでも102.3%であるので、10月の既存店はハリケーン等の影響もあったかと思うが、厳しい数字であったといえよう。既存店の中身であるが、ウォールマートの既存店は2つに部門が分れ、ウォールマート部門とサムズクラブ部門である。ウォールマート部門は100.3%であり、39週累計が102.2%であり、さらに昨年の39週累計が103.5%であるので、やはり、この10月度は累計と比べても、昨対で見ても落ち込みが大きいのが実態である。逆にサムズクラブは102.0%と検討しているが、39週累計で見ると102.9%、昨年の39週累計が103.6%であるので、やはりウォールマート部門同様、厳しい既存店の数字であるといよう。

  ウォールマートはこの既存店の厳しい結果に対し、その原因を、特に、昨年のハリケーンの影響が大きいとしており、約1.7%程度の影響と見積もっている。特に、ハリケーン後に買い込み需要が長く続いたと見ており、今期の既存店に今後とも影響がでる可能性が高いと判断している。したがって、今期、ウォールマートが高い成長を維持してゆくためには、新店による成長と、既存店の改装が大きなポイントとなる。現在、スーパーセンターを主体にした新規出店が好調であり、さらに、国際部門も好調であるので、全体としては、今期、110%以上の成長は固いと思われる。また、来期に関しても、10/23に公表された2008年度の成長戦略が確実に実行に移されるか否かがウォールマートにとっては大きな成長の鍵を握っているといえよう。その意味で、今後、そして来期のウォールマートの課題は既存店の活性化に絞られてきたといえよう。

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November 4, 2006 in 海外情報 |

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