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November 23, 2006

マックスバリュ中部、2007年3月期、中間決算、増収増益!

 11/22、マックスバリュ中部が2007年3月期の中間決算を公表した。本業の経営状況である個別決算数字は7期連続の増収であり、5期連続の増益となり、いずれも過去最高の数字となった。売上は429.37億円(109.1%)、営業利益12.39億円(118.9%:売上対比2.88%、経常利益12.66億円(117.9%:売上対比2.94%)、当期純利益4.61億円(152.9%:売上対比1.07%)となり、好決算であった。今後、連結では5/1に完全子会社化したナフコ長谷川(現マックスバリュ名古屋)が加わってくるため、連結の通期では初の1,000億円の年商となる予想であり、マックスバリュ中部は今後、急成長が期待されよう。

  今回の好決算の要因であるが、商品販売から得られる売上総利益は25.8%と昨年が25.9%であるので、0.1%下がり、さらに、その他の営業収入も2.8%から2.5%へと0.3%下がっており、営業総利益では28.7%から28.3%と0.4%下がったが、販売費および一般管理費が26.0%から25.3%と0.7%と大きく改善しており、結果、営業利益が2.7%から3.0%と0.3%改善し、これに売上の109.1%が加わり、営業利益を大きく押上げたといえる。粗利よりも、経費削減効果による大幅な増益であったといえよう。実際、経費項目をみてみると、人件費は12.0%から11.9%と0.1%ダウン、販売費は2.6%から2.7%と0.1%アップと、ここまでは大きな改善はないが、設備費が9.7%から9.2%へと0.5%ダウンしており、さらに、一般費も1.7%から1.5%と0.2%ダウンし、販売費のアップ分を設備、一般費、人件費のダウンでカバーし、販売費および一般管理費を大きく改善したといえる。

  一方、マックバリュ中部の販売状況であるが、生鮮、デリカよりもデイリー、グロサリーが強いという特徴がある。生鮮3品の構成比は農産が10.5%でNo.1の売上構成比であり、生鮮の強い食品スーパーマーケットではNo.1部門は15%前後の構成比の部門をもっており、10.5%は強いという数字ではない。水産が8.0%、畜産が7.0%であり、逆にデリカは9.1%と水産、畜産を越え、農産に迫る数字であり、生鮮、デリカの中ではデリカ強化型の特徴がでている。また、非生鮮、デリカについては、デイリーが24.3%と一般食品、リカーの23.0%を越え、全部門の中でNo.1の売上構成比であり、マックスバリュ中部の売上の強さはデイリーが中核となっていることがわかる。その他では菓子が5.3%。ノンフーズが6.8%であり、残り6%がその他である。

  さらに、この中間決算の客数、客単価の状況をみてみると、全体の売上は109.4%であるが、既存店も103.3%と昨対を越えており、今回の売上、経費削減にはこの既存店の昨対越えも大きかったといえよう。客数は全体が108.6%、既存店が102.3%、客単価も全体が100.8%、既存店も101.0%であり、客数、客単価ともに全体、既存店ともに昨対をクリアーしており、好調な売上の状況であったことがわかる。また、全体の客単価の絶対額も1,792円から1,806円とアップしており、特に、PI値が930%から950%へと伸びてきたことが改善につながったといえる。ただ、3年前は1,964円と100円以上高かったので、昨対はクリアーしたが、3年前と比べると落ち込みが大きいといえる。ちなみに、PI値か平均単価かをみると、PI値はさほど大きな変化はないが、平均単価が204円から191円と大きく落ち込んでいることが客単価ダウンの原因である。これは平均単価に特に貢献度の高い生鮮3品の構成比が27.9%から25.5%へと落ちていることに加え、平均単価の低いデイリーが23.1%から24.3%へとアップしていることが影響しているといえ、今後、マックスバリュ東海は生鮮3品の構成比をいかにあげてゆくかが大きな課題といえよう。

  なお、通期の見通しであるが、マックスバリュ中部は10月に滋賀県、11月に愛知県、三重県に出店、そして、12月には愛知県、そして初の岐阜県への出店が予定されており、積極的な新規出店により、引き続き高い成長となり、その結果、売上は107.1%、営業利益は104.3%と過去最高額を更新する見込みであるという。

  このように、マックスバリュ中部の今期中間決算および通期見通しは過去最高の数字となる見込みであり、特に、ナフコ長谷川のM&Aの数字が今期から計上されるため、連結では初の1,000億円の売上見込みとなり、好業績が期待される。既存店の数字も順調であることから、今後の課題は生鮮3品の強化に絞られたといえ、これが改善されれば、平均単価もあがり、競争力も増し、さらに、好業績が期待できよう。マックスバリュ中部の今後に注目したい。

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November 23, 2006 in 経済・政治・国際食品スーパーマーケット売上速報 |

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