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December 18, 2006

食品スーパーマーケット、売上速報、2006年11月度、107.1%!

  食品スーパーマーケット上場企業で、月次売上速報を公表している企業約20社の2006年11月度の集計結果がまとまった。店舗数は九九プラスの847店舗を含め、約2,500店舗弱の店舗数であるので、食品スーパーマーケット業界の現状の動向を反映しているといえよう。全体の売上は107.1%、既存店は99.8%であり、新店が寄与し、全体としては順調な伸びといえよう。また、既存店についてもわずかに昨対を下回ったが、ほぼ、昨年並の数字である。10月度は全体108.5%、既存店99.8%、9月度は108.6%、既存店100.4%であったので、ほぼこの3ケ月は横バイの推移といえよう。ちなみに、ウォールマートは本ブログでも取り上げたように、昨対111.9%と全体は順調であったが、既存店が昨年のハリケーンの影響もあり、99.9%と厳しい状況であった。

  11月度No.1の売上伸び率の食品スーパーマーケットは大黒天物産であった。大黒天物産の決算は5月であるが、新会計年度に入り立て続けに新規出店を行い、全体の売上は128.7%と好調であった。特に四国へもはじめて出店を行い、今後、地元岡山、近隣の広島、そして、大阪方面だけでなく、四国へも本格的な出店がはじまり、当面、高成長がつづくものといえよう。ただし、既存店が95.9%と不振が長く続いており、今後、既存店の活性化が経営の優先課題となってきたといえよう。特に、平均単価は昨年並みで推移しているが、PI値の落ち込みが大きく客単価が98.1%と伸び悩んでいることに加え、既存店の客数も97.8%であり、客数、客単価ともにダウンという、厳しい状況である。No.2はPLANTの120.4%であるが、PLANTも大黒天物産同様、これまでの新店が寄与し、全体では売上は好調であるが、やはり、既存店が96.8%と厳しい状況である。既存店の客単価は100.2%と昨対を上回ったが、客数が96.6%と落ち込み、既存店の競合状況の厳しさが反映されているといえよう。

  このような中で、全店、既存店ともに昨対100%を越えて好調な食品スーパーマーケットはNo.3のバロー(116.1%、103.9%)、No.6のマックスバリュ東海(109.5%、103.0%)、No.10のマックスバリュ中部(106.7%、102.2%)、No.11のマックバリュ西日本(105.4%、102.2%)、そして、No.12のアークランドサカモト(105.5%、105.7%)の5社である。バローは、既存店の客数102.1%、客単価101.7%と順調な新店戦略に加え、既存店も客数、客単価ともにバランスよく伸びており、食品スーパーマーケット業界の中でも安定した成長を続けている。

  また、マックスバリュは東海、中部、西日本と3社とも好調であり、東海の既存店の客数、客単価は102.4%、100.6%、中部は、102.4%、100.3%、西日本は101.8%、100.4%といずれも既存店の客数、客単価ともに好調に推移しており、新店の売上がすべて全体の売上にオンされるという理想的な成長パターンといえる。今後、マックスバリュは積極的なM&Aを展開してくるものと思うが、M&Aはいち早く吸収した企業の活性化がポイントであり、既存店の好調さはさらなる成長を助長することになろう。もう1社、既存店の好調なアークランドサカモトであるが、既存店の客数102.4%、客単価103.3%とバランスの良い数字であり、今後、積極的に出店した新店が来期は既存店に組み込まれてくるので、今後の動きが注目される。

  また、既存店は昨対を下回ったが、全体としては新店が寄与し、105%以上の成長を続けている食品スーパーマーケットは、オオゼキ(111.6%、98.1%)、カスミ110.7%(既存店非公表)、九九プラス(108.4%、94.8%)、ヤオコー(108.4%、99.9%)、ハローズ(107.3%、99.8%)の5社である。ヤオコー、ハローズは既存店99.9%、99.8%とわずかに昨対を割ったが、ほぼ昨対並の数字であり、好調といえよう。オオゼキ、九九プラスは、やや既存店の下げが大きく気になるところだ。オオゼキは、既存店の客単価は101.8%であるが、客数が96.4%と、競合の厳しさが反映されているといえよう。ただ、客単価に関しても、平均単価が103.3%、PI値が98.5%と平均単価アップで客単価を底上げしており、PI値の下げが気になるところである。

  このように、2006年11月度の食品スーパーマーケットも全体としては各社、積極的な新店が寄与し、売上は107.1%と高成長を続けているが、既存店がやや厳しい食品スーパーマーケットが多く、今後、既存店の活性化が各社、最優先の経営課題となってきたといえよう。当面、各社の既存店の動きに注目してゆきたい。

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December 18, 2006 in 経済・政治・国際食品スーパーマーケット売上速報 |

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