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January 12, 2007

食品スーパーマーケット第3四半期決算速報、1/5、続々と公表!

   1/5、アークスが2007年2月期の第3四半期決算を公表した。売上は1701.4億円(102.7%)、営業利益47.8億円(118.8%:売上対比2.8%)、経常利益53.2億円(116.9%:売上対比3.1%)、当期純利益23.2億円(88.8%:売上対比1.3%)と増収であったが、当期利益が減損会計の適用により、減益となった。ただ、営業利益、経常利益ともに2桁の伸びで順調であり、今期は好決算が期待できそうである。

  この第3四半期には待望の次世代ビックハウス、新業態スーパーアークス1号店が札幌市菊水にオープンし、12月には2号店のスーパーアークス北24条店もオープンしており、次期成長戦略の中核となる新業態が順調にスタートした。北海道の食品スーパーマーケット市場はイオングループ、生協グループ、そして、アークスグループと3つ巴の激しい市場シェア争いが繰り広げられており、アークスの新業態、スーパーアークスが今後の市場シェア獲得の主力業態となろう。このスーパーアークス以外にもアークスはこの第3四半期にはラルズ2店舗、福原2店舗、ホームストア1店舗の5店舗を新規出店しており、新規出店も順調に推移し、現在165店舗となった。

  アークスの最大の強みはロープライス、ローコストにあるが、この第3四半期の状況を見ると、粗利率が22.0%(前期22.0%)、一般管理費が19.2%(前期19.6%)であり、差引き営業利益が2.8%(前期2.4%)となったが、今期は一般管理費率がさらに下がっており、一段とローコスト化が進み、収益性が高まっているといえよう。今後、新業態スーパーアークスがどのように収益に貢献してくるかが、ポイントである。

  同じく1/5、ベルクが2007年度第3四半期決算を公表した。売上は623.4億円(107.3%)、営業利益25.4億円(139.1%:売上対比4.0%)、経常利益26.1億円(135.1%:売上対比4.1%)、当期純利益13.1億円(126.3%:売上対比2.1%)と増収大幅増益であった。前期が減収であったが、前期の減収分をも上回り、好調な第3四半期の決算であった。若干、当期利益の伸び率が営業利益、経常利益に比べ、低めであるが、これは、減損会計とポイントカード引当金を計上したためである。ポイントカード引当金は今期はじめての計上であり、1.35億円計上している。売上の0.21%であり、ベルクに限らず、ポイントカード導入食品スーパーマーケットは今後、未計上の企業はポイントの計上が課題となろう。

  今回、ベルクの収益が大きく改善した背景には、この9月からイオンとの業務提携の一貫として、トップバリュの全店での販売が大きかったといえよう。また、ベルクは最近惣菜の強化に取り組んでおり、2月には子会社のホームデリカの第2工場が稼動しはじめ、惣菜の他、海産加工商品、和菓子などの新規の商品供給が可能になったことも収益を押上げたといえよう。売上については、新店が3店舗出店し、既存店も5店舗改装し、好調な数字で推移している。ベルクも今期は、好調な決算が期待できそうである。

  そして、1/5、サンエーも2007年2月期の第3四半期決算を公表した。営業収益は894.7億円(102.0%)、営業利益61.7億円(103.5%:営業収益対比6.8%)、経常利益62.1億円(104.3%:営業収益対比6.9%)、当期純利益34.0億円(115.3%:営業収益対比3.8%)と増収増益であった。サンエーの場合は、売上高ではなく、売上高に不動産などの営業収入を加えた営業収益として公表しており、今回の各指標との対比は売上高比ではなく、営業収益比で示した。この第3四半期は安定した数字であり、今期決算も順調な数字となりそうである。

  サンエーは食品スーパーマーケットが主力業態であるが、食品以外も構成比が高いのが特徴であり、食品は全体売上の56.0%である。通常の食品スーパーマーケットが80%から90%である点と比べると、どちらかというとGMSに近い業態であるといえよう。食品の次に売上構成比の高い部門は住居関連用品であり、売上構成比は27.0%、衣料品が12.4%、残り約5%弱が外食その他である。最近はNSCの開発も積極的であり、マツモトキヨシとの業務提携もあり、今期、マツモトキヨシ第1号店が新店のしおざきシティ店内へ出店した。

  このように、1月に入り、2007年2月期決算の上場食品スーパーマーケットが第3四半期決算を続々と公表しはじめており、年末の第1弾、年始の第2弾を終え、今週、来週の第3弾でほぼ各社の第1四半期決算が出揃うといえよう。また、今月下旬からは2007年3月期決算の上場食品スーパーマーケットの第3四半期決算の公表もはじまるものといえ、2月中旬頃まで、各社の公表が続くものといえる。本ブログでは各社の最新の決算数値を今後もしっかり追ってゆく予定である。

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January 12, 2007 in 経済・政治・国際食品スーパーマーケット売上速報 |

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