« 九九プラス、直営店80店舗閉鎖を発表、株価急落! | Main | 食品スーパーマーケット売上速報2006年12月度、105.9%! »

January 22, 2007

チェーンストアエイジでPI値にもとづく商品ランキングを特集!

  チェーンストアエイジ1/15号で恒例のPOWER CATEGORY 2007においてPI値にもとづく重点カテゴリーの2006年度上半期の特集が組まれた。今回の重点カテゴリーとは食品(菓子、日配の一部を含む)、酒類、雑貨の3つの部門であり、食品ではドレッシング、マヨネーズ、チョコレート、ガム、漬物など19カテゴリー、酒類は発泡酒、ビールなど9カテゴリー、雑貨はヘアカラー、乾電池など13カテゴリーの合計41カテゴリーのランキング特集であり、中々興味深い内容である。PI値算出の根拠となったデータは凸版印刷のTOPNAVI-NETが提供しているPOSデータであり、全国主要チェーンストア約100社、約400店舗から収集したものである。凸版印刷では、流通システム開発センターが運営管理しているPOSデータを全国9地区、5業態に分け、月次単位で集計しているが、今回のチェーンストアエイジでは、そのPOSデータをPI値をもとに独自に集計している。

  チェーンストアエイジではPI値の説明を「パーチェス インシデンスの略。点数PIはレジ通過客1000人当たりの販売数量を指す。金額を見る場合には、金額PIという。点数PIを出すことにより店舗規模、曜日などにより来店客が異なる場合でも、商品の売上を同列に比較することが可能となる。POSデータを見る際には必須の指標の一つである」と定義しているので、本ブログで使用しているPI値よりも1桁多く、100人当たりではなく、1000人当たりではあるが、同じPI値での比較である。

  では実際にどのようにPI値が活用されているかであるが、例えばインスタントカップめんの特集を見てみると、まず、売上構造として、点数PI上半期対前年月別推移のデータと地域別点数PIのデータをもとにまとめている。これにより、インスタントカップめんが昨年と比べどの月の点数PIが高かったのかがわかると同時に、全国9地区ではどの地区の点数PIが高かったのかがわかるようにグラフで示している。ちなみに、インスタントカップめんはこの6ケ月では4月がもっとも高く1000人当りでは125.71(100人当たりでは12.71%)であり、地域別では東北が最も高く157.03(15.03%)である。

  次に直近のトレンドとして、過去6ケ月間のカテゴリー内売上シェアトップ20の単品ランキングを示し、どの商品のランキングがどのくらいの数字かを示している。これについてはPI値ではなく、売上構成比であり、直接PI値は関係ないが、結果的には金額PI値(客単価)ランキングに近い数字である。インスタントカップめんの事例で見れば、No.1は日清カップヌードル77g、売上シェア7.01%、No.2日清シーフードヌードル75g、売上シェア5.19%、No.3日清焼きそばU.F.O.129g、売上シェア3.75%であり、日清食品の強さが際立っている。

  そして、最後に、成長のための視点として、様々な課題と対策をあげている。インスタントカップめんの事例でいえば、価格プロモーションから、利益商材へ育成するためにテーマプロモーションを強化してみてはどうかという提案である。

  ほぼこのような形式で食品、酒、雑貨の3部門、41カテゴリー、約800SKUがまとめられており、この6ケ月間の各カテゴリーの動向を把握するには貴重な生データといえよう。また、PI値がこのように活用され始めたことも興味深いといえよう。

  ただ、少しもったいないと思ったことは、PI値は金額PI値(客単価)=PI値×平均単価であるので、金額PI値=客単価の視点を入れると食品スーパーマーケットのマーチャンダイジングに直結することが可能となるため、もう一歩掘り下げると、小売業側の現場のニーズにより近づいた内容になるのではないかという点である。また、PI値は現場では在庫管理と直結する指標でもあり、平均的な食品スーパーマーケットの客数2000人/日でどのくらいの在庫が必要かという数字も逆算してみると、在庫管理、発注支援、棚割り、レイアウトへとつながるため、この辺への落とし込みへ活用してみてはどうかとも思った。

  その意味で今回はPI値を視点にすえたチェーンストアエイジのPOWER CATEGORY 2007の特集であるが、これそのものが充分に価値ある情報ではあるが、今後、小売業側のマーチャンダイジングの視点が入ることにより、より、実践的なランキングへもつながる可能性が秘められており、その意味でも大変興味深い内容であるといえよう。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
Mixi(ミクシィ)に食品スーパーマーケット最新情報のコミュニティを創設!(現在82人)
週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!スタート(現在509人)
PI研厳選!オリジナルe-book、CD 発売!

January 22, 2007 in 経済・政治・国際PI値 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference チェーンストアエイジでPI値にもとづく商品ランキングを特集!:

» 情報商材Laboratory from 情報商材Laboratory
情報商材を元ノウハウコレクターが一刀両断! 売れてる情報商材、稼げる情報商材、あやしい情報商材、ダメ情報商材の内容、長所、短所、弱点をズバッと斬り捨てます! ブログアフィリエイトノウハウ、情報商材の弱点を補強する特典も紹介してます。 [Read More]

Tracked on Feb 5, 2007, 8:31:30 PM

Comments

Post a comment