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February 03, 2007

食品スーパーマーケット、2007年3月期第3四半期決算、速報!

  食品スーパーマーケットの2007年3月期の第3四半期決算の公表がはじまった。食品スーパーマーケット業界の上場企業では3月期決算企業はマックスバリュ北海道、いなげや、原信ナルスホールディングス、バロー、九九プラス、ジョイス、マックスバリュ中部、ヤマナカ、ヤオコー、関西スーパーマーケット、ヤマザワと11社ある。その内、現在、4社が第3四半期決算を公表した。

  まず、関西スーパーマーケットが2/1、2007年3月度の第3四半期決算を公表した。それによると、個別決算の売上は758.49億円(100.8%)、営業利益22.60億円(102.3%:売上対比2.97%)、経常利益14.27億円(101.1%:売上対比1.88%)、当期純利益7.63億円(151.2%:売上対比1.00%)と増収増益であり、連結もほぼ同様な数字で推移した。ただ、増益、増収幅はわずかであり、競合状況の厳しさを反映しているといえよう。関西スーパーマーケットの今期の新規出店は7月の舞多聞店、改装店舗は4月に日下店、6月に荒巻店、そしてこの第3四半期の11月にフェスタ立花店、さらに、この2月には西冠店を予定している。現在、大幅な増収を達成している食品スーパーマーケットはすべて積極的な新店戦略を実施している企業であり、その意味で関西スーパーマーケットとしても、今後、成長軌道に乗るためには、年間、3から5店舗の新規出店を実施してゆく経営体制をどのように構築するかが課題となろう。

  次に、1/30、いなげやが2007年3月期の第3四半期決算を公表した。個別決算では、売上は1,342.22億円(99.4%)、営業利益8.8億円(前期赤字:売上対比0.65%)、経常利益15.41億円(前期赤字:売上対比1.14%)、当期純利益7.26億円(664.1%:売上対比0.54%)と減収ながら、前期の赤字を脱却し、大幅な増益の好決算であった。ただ、売上対比で見ると他の食品スーパーマーケットと比べるとまだ低いが、確実な経営改善効果が表れはじめたといえよう。特に、経費比率が前期の30.0%と比べ29.1%と0.9ポイント改善しており、これは第1四半期29.4%、第2四半期29.8%と比べても改善されているのが特徴である。一方、粗利益率も29.6%から29.8%へと改善されており、結果、営業利益率が前期の赤字から一転黒字に転換した。また、四半期別の推移では営業利益率は第1四半期-0.4%、第2四半期1.0%、第3四半期1.4%と第2四半期を境に好転しており、経営改善が着実に進んでいることが数字で裏づけられているといえよう。

  そして、1/24、マックバリュ北海道が同じく2007年3月期の第3四半期決算を公表した。非連結決算の売上は469.30億円(99.9%)、営業利益6.64億円(97.3%:売上対比1.41%)、経常利益7.20億円(95.7%:売上対比1.53%)、当期純利益-0.99億円(赤字)と減収減益の厳しい決算であった。特に当期純利益が赤字になった要因は減損損失を4.79億円計上した結果であり、前期も20.21億円の赤字であり、減損会計が重く経営に響いているといえよう。北海道市場ではイオングループ、アークス、生協との激しい3つ巴のシェア争いが激化しており、この第3四半期決算にもその影響が反映されているといえる。マックスバリュ北海道の商品別の売上構成比は青果10.9%、水産8.3%、畜産9.6%、惣菜7.7%と生鮮、惣菜の構成比が36.5%と低いのが課題であり、逆に、デイリー20.0%、加工食品33.1%とデイリー、グロサリーの合計が53.1%と高いのが特徴である。今後、より食品スーパーマーケットの競争力をあげるためにも生鮮、惣菜の強化をどうはかってゆくかが課題となろう。

  さらに、1/23、ヤマザワも2007年3月期の第3四半期決算を公表した。個別決算の売上は603.72億円(102.4%)、営業利益22.60億円(101.7%:売上対比3.74%)、経常利益22.68億円(102.6%:売上対比3.75%)、当期純利益11.98億円(134.2%:売上対比1.98%)と増収増益であった。ただ、連結ではヤマザワ薬品での薬価基準引き下げの影響、サンコー食品の惣菜工場の設備入れ替え等による費用の増加により、増収減益となった。

  このように、現在、関西スーパーマーケット、いなげや、マックバリュ北海道、ヤマザワの4社が第3四半期決算を公表したが、今回の4社の特徴は既存店の活性化に重点を移し、新店開発を抑制しているため、売上に関してはいずれも伸び悩んでいるのが特徴である。利益に関してはマックスバリュ北海道は厳しい状況が続いているが、他の3社は底堅い数字であり、特にいなげやは黒字転換し、今期本決算が期待されよう。来週が3月決算企業の第3四半期決算発表のピークかと思うが、バロー、ヤオコー等、成長性の高い食品スーパーマーケットの決算結果に注目したい。

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February 3, 2007 in 経済・政治・国際食品スーパーマーケット売上速報 |

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