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March 02, 2007

ドラックストア、2007年1月度の売上速報、109.7%!

  ドラックストアは現在約20数社が上場しているが、その中で月次売上を公表しているドラックストアは15社である。この15社の総店舗数は約3,000店舗強であるので、ほぼ、ドラックストア業界の先行指標となる規模といえよう。すでに、2月度の速報を公表しているドラックストアもあるが、2007年1月度の集計をまとめてみた。全体としては、109.7%とほぼ2桁の伸びで推移している。ただ、既存店は99.8%と厳しい状況であり、ドラックストア同士の競争、食品スーパーマーケット、ホームセンター、100円ショップ等との異業種間競争もあり、既存店に関しては厳しい状況であるといえよう。

  ドラックストア2007年1月度の売上伸び率No.1はウエルシア関東の151.8%であった。ただ、この数字には現在236店舗の内、昨年の3/1にいいの(59店舗)を吸収合併しており、その数字がそのままオンしている売上伸び率である。ドラックストア業界は小売業の中でも現在M&Aが激しく起こっており、全体の売上伸び率は高くなる傾向がある。一方、ウエルシア関東の既存店の伸び率は105.8%であり、今回全15社のドラックストアの中で、既存店においてもNo.1の伸び率であった。ウエルシア関東はイオンが29.6%株式を保有し、親会社となっており、今後、さらにM&Aを加速させ、売上を伸ばしてゆくものといえよう。

  No.2はコスモス薬品であり、119.8%であった。積極的な新店により、全体の売上は大きく伸びているが、既存店は98.0%と昨対を切っており、競争の厳しさが伺える。No.3はゲンキーであり、116.7%である。北陸、福井県をドミナントに展開する35店舗のドラックストアであるが、成長著しい企業であり、既存店も104.1%と好調である。既存店の104.1%はNo.1のウエルシア関東についで2位でありバランスのよい成長である。No.4はサンドラックであり、113.7%である。既存店も101.3%と昨対を上回った。現在店舗数も400店舗を越え、上場ドラックストアの中ではマツモトキヨシ、ツルハホールディングスについで3番目に多い店舗数である。No.5はキリン堂であり、110.2%である。既存店は競合状況が厳しいとみえ、98.4%で昨年を下回ったが、積極的な新店戦略で全体の売上は2桁であった。そして、No.6は岩手県を中心に東北地域に約100店舗弱展開している薬王堂である。全体の売上は110.1%、既存店は100.2%である。ここまでの6社が、2007年1月度の売上110%以上のドラックストアである。

  次に、110%までには届かなかったが、105%以上のドラックストアであるが、No.7は昨対109.2%のツルハホールディングスである。既存店も101.8%と安定した成長をつづけており、店舗数も500店舗弱となり、上場ドラックストアではNo.1のマツモトキヨシの800店舗弱にはとどかないが、No.2の店舗数である。No.8はスギ薬局であり、109.1%であり、既存店も102.7%と好調な売上であった。No.9はセイジョーの106.9%である。既存店も100.1%とわずかではあるが、昨対を越えている。そして、No.10はカワチ薬局である。昨対106.0%であるが、既存店が99.1%とわずかではあるが昨対をきっており、競合、特に、カワチ薬局の場合は1,000坪以上のメガドラックストアが主体での展開であり、食品スーパーマーケット等との競合が厳しいものといえよう。以上、4社が昨対105.0%以上のドラックストアである。

  そして、105%は下回ったが、100%は昨対を越えたドラックストアが3社ある。昨対103.4%のセガミメディックスである。既存店も99.9%とほぼ100%である。鹿児島県を中心に100店舗強展開しているミドリ薬品は昨対101.2%であるが、既存店は94.0%と厳しい状況である。そして、茨城県を中心に約100店舗展開している寺島薬局が既存店は99.6%とわずかに下回ったが、全体では100.3%とぎりぎり昨対を越えた。

  以上13社が昨対を越えたドラックストアであるが、残念ながら、昨対を下回ったドラックストアが2社あった。CFSコーポレーションは95.0%、既存店も91.5%と厳しい数字であった。そして、もう1社、愛媛県で約100店舗展開しているレディ薬局であり、91.8%と厳しい数字であった。

  このように、ドラックストア15社約3,000店舗の2007年1月度の売上は全体としては109.7%と順調な成長を続けているが、既存店は99.8%とやや厳しい数字であり、昨対を越えたドラックストアは7社と半分を下回っている。現在、ドラックストアは新店開発、M&A等により店舗数が急激に拡大しつつあるが、既存店の活性化が追いついていない状況といえ、今後、既存店の活性化が重要な経営課題となってこよう。

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March 2, 2007 in ドラックストア |

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