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July 30, 2007

政治もPI値からPPIへ、自民大敗、民主大躍進!

   7/29、注目の第21回参議院選挙が行われた。結果は自民党が惨敗、民主党が大躍進となり、非改選を含め、野党が過半数を占めることとなった。私の選挙区、東京でも大激戦となり、当選者は民主党、大河原雅子氏1,086,354票(18.4%)、公明党、山口那津男氏793,579票(13.5%) 民主党、鈴木寛氏779,429票(13.2%)、自民党、丸川珠代氏 689,026票(11.7%)、無所属、川田龍平氏682,655票(11.6%)の5人が当選し、次点は自民党、保坂三蔵氏650,124票(11.0%)という結果であった。特に、興味深い結果となったのは、当選した丸川珠代氏と落選した現職の保坂三蔵氏であり、両者とも自民党であり、明暗がわかれた。保坂氏は自民党得意の組織選挙を実施し、丸川氏は非組織選挙、いわゆる空中戦を展開した。その結果、組織選挙が破れ、空中選が勝つという結果となった。

   実はこのような現象は今回の参議院選挙ではいたる地区で起こっており、特に、今回勝敗を決した1人区では29選挙区の内、組織選挙を展開した自民党は6議席、空中戦を展開した民主党が23議席という結果となり、民主党の圧勝となった。これまでは自民党の組織選挙が機能していたが、前回ぐらいから、徐々に機能しなくなり、今回は空中戦が強い民主党が圧倒的に勝つ結果となった。

   これは食品スーパーマーケットの商品群でいえば食パンと菓子パンの違いに良く似ている。通常、食パンの活性化のやり方をそのまま菓子パンに適用しても効果がでないが、逆に、菓子パンのやり方を食パンに適用するとこれまで以上に効果がでることがある。どういうことかというと、食パンは重点商品の売上構成比が60%から70%になる商品であり、重点商品の強化が食パンの活性化の鍵を握っている。ところが菓子パンは重点商品の構成比は食パンとはまったく逆になり、30%から40%であり、どんなに重点商品を強化しても、全体の活性化にはつながらない。むしろ、菓子パンは重点商品以外の60%から70%の商品に手を打たないと、全く効果がでない商品である。

   組織選挙とは食パン型の選挙区には絶大な効果を発揮するが、菓子パン型選挙区には機能せず、むしろ、このような選挙区では非組織選挙を徹底することがポイントとなるが、この非組織選挙に対して今回は自民党が充分な対策が立てられなかたっために、今回の結果となったといえよう。特に、今回は、これまで食パン型の選挙区に近い状況であったところも、年金問題、閣僚の不適切な言動等により、重点商品が弱くなり、菓子パン型の選挙区に急激に変貌してしまい、これまで通用した組織選挙が効力を発揮できなくなったことも大きかったといえよう。

   丸川珠代氏 689,026票と保坂三蔵氏650,124票は分解すると、丸川氏の場合は、丸川氏を支持する無数の小さな塊の中の支持者からの票で成立っているが、保坂氏の場合は大きな塊の中の支持者からの票で成り立っており、その大きな塊を全部集めても、当選ラインまではいかなかったといえる。丸川氏の場合は、大きな塊はほとんどなく、はじめから小さな塊に照準を合わせ、徹底して小さな塊を東京都という広大な選挙区の中からたくさん集めることができ、結果として当選ラインまで票を獲得することができたといえよう。選挙戦後半で丸川氏は選挙権がないという痛恨のミスを犯すが、これが組織選挙であれば大敗していたと思われるが、はじめから組織がなかったゆえ、小さな無数の塊の中では比較的軽微なダメージとなり、それでも支持してくれる小さな塊を無数に集めた結果当選ラインまで何とか票を伸ばせたのではないかと思う。

   これをPI値、PPIで表すと、保坂氏はPI値の高いもののみに注力したのに対し、丸川氏はPI値の高いものはあきらめ、PPIの高いものを徹底して取り組んでいったことが明暗を分けたように思う。PI値=客数PI値×PPIであり、PI値は買上点数÷全体客数、客数PI値は部分客数÷全体客数、PPIは買上点数÷部分客数である。これを、選挙に置き換えれば、PI値に着目するとは、全体の有権者の中での大きな塊に注力することであり、PPIに着目するとは、客数PI値は低く、たとえ小さな塊でも、その中での支持を確実に獲得することであり、このようなPPIの高い小さな塊を、無限に拾い上げてゆくことである。要は全体の選挙区は大きな塊と無数の小さな塊が集まってできあがっており、大きな塊だけを制すれば選挙に勝てる選挙区と大きな塊にどんなに取り組んでも、けっしてそれだけでは勝てない選挙区があるということである。また、たとえ大きな塊だけで勝てる選挙区であっても風、天候などによっても変化するということである。良く、投票率が上がると組織選挙は弱いといわれるが、これは食パン型選挙区から、菓子パン型選挙区に急激に変化するからであるといえよう。

   このように、政治もいよいよPI値からPPIの時代に入ったといえ、選挙区、情勢によってはいかに無数の細かい塊のニーズに着目した対策が必要であるかを、特に今回はそれにより明暗が分かれたように思う。ちなみに、菓子パンの活性化のポイントは、考えられる様々な菓子パンのニーズを考え、そのニーズにあった菓子パンを限界まで品揃えすることがもっとも大きな効果を発揮する。菓子パンの場合は重点商品だけをどんなに強化しても、菓子パン全体の売上は上がらないことがほぼ実証されている。今回の選挙結果を受け、自民党がどのように変わるかに注目である。

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July 30, 2007 in 経済・政治・国際PI値 |

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