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December 08, 2007

日経MJ、新製品ランキング、12/7、ミルクシーフードさらに失速!

   3週間前に華々しくNo.1となった日清食品、カップヌードルミルクシーフードヌードル83gが先週比の客単価が270円のマイナスとなり、今週は206円、その他食品の先週のNo.2からNo.8へという失速である。ぎりぎり、客単価Cクラスの200円は超えているが、わずか3週間で極端な落ち込みであるが、まだ、落ち着いたとはいえず、来週の客単価もどこで止まるかが読めない状況といえる。新製品は大きな販促をかければ、一時的にはとてつもない数字となることがあるが、これを数週間維持するのは並大抵のことではない。客単価Aクラスの500円はその意味で、新製品としてはAクラスといってよい高い数字であることが改めて示されたといえよう。

   その他食品No.1はダントツで明治乳業、ブルガリアヨーグルトLB81、そのままでプレーン500g、客単価はAクラス、688円であった。カバー率は97.4%と対象33チェーン、193店舗の大半をカバーしての数字であり、高い客単価である。今週の全新製品の中では3番目であるが、No.1、No.2はいずれも家庭用品であり、カバー率はNo.1の資生堂、リバイタルクリームエンサイエンスAAEX40g、客単価859円であるが、40.5%、No.2のマックスファクター、SK-Ⅱサインズトリートメントトータリティ80g、客単価789円が、27.7%と低く、ブルガリアヨーグルトの97.4%で客単価688円は極めて高い客単価であることがわかる。

   その他食品、No.2は伊藤ハム、味健気あらびきポークウィンナー100g×3、客単価410円であるが、カバー率がわずか19.0%であるので、今後、カバー率が上がった場合、どの辺で落ち着くかがポイントである。No.3、No.4は味の素、ほんだし120g箱と480g箱であり、客単価はそれぞれ380円、289円である。カバー率は120gの方は89.2%と大半の食品スーパーマーケットに入っているが、480gの方は35.4%であり、まだまだ低い数字である。おもしろいことに、120gの平均単価は305円、480gは816円と2倍強の差があるが、客単価は120g、平均単価305円の方が高く、480gの289円に対し、410円である。これはPI値の差であり、120gの方は客単価=PI値×平均単価から逆算すると0.12%、480gの方はPI値が0.03%であるので、PI値の差で客単価に差がでる。この味の素の本だしは、No.7にも192g箱が客単価210円、No.12にも320g箱が客単価150円で入っており、カバー率は41.0%、25.1%とまだまだ低いが、売場に入った限られた食品スーパーマーケットでは、いずれもそれなりの客単価を維持している。本だしの容量政策、価格政策がうまくはまっているといえよう。

   その他食品以外では、今週は冷凍食品のベスト10の内9品がアイスクリームとなった。客単価はNo.1のロッテ冷菓、雪見だいふく<ティラミス>47ml×2個が154円であり、客単価Cクラスの200円にも満たないが、この真冬のベスト10の内、9品がアイスクリームという快挙である。ベスト10のメーカー名を見てみると、ロッテ冷菓、ハーゲンダッツジャパン、森永乳業、江崎グリコとなっており、各メーカが新製品を積極的に開発している。冷凍食品については、唯一、ベスト10入りしたNo.8の味の素、やわらか若鶏から揚げ325g袋、客単価は86円と低かったが、No.8となった。

   飲料部門では初登場で客単価Aクラスの513円となったのが、サントリー、FINAL FANTASY Ⅶ POTION with TRADING ARTS Mini 350mlであった。平均単価は927円と高いが、カバー率も60.0%を超えており、ファイナルファンタジーのフィギュアをセットした限定商品であるが、さすが人気があるといえよう。No.2の先週No.1であったカゴメ、野菜生活100黄の野菜1Lの客単価が197円であるので、この513円は飲料ではダントツの客単価である。

   そして、菓子ではNo.1は明治製菓、ベストスリー袋250g、客単価343円であった。カバー率も81.0%であり、高い数字である。No.2はネスレコンフェクショナリー、キットカットミニストロベリー15枚、客単価287円であった。No.3は明治製菓、きのこたけのこ袋各6枚、客単価240円、そして、No.4はTV、CM中の湖池屋、マヨポテト80g、客単価212円であったが、カバー率は43.1%といまひとつひろがっていないといえよう。菓子は上位はチョコレートであったが、中盤はスナック、飴もあり、バラエティにとんだ順位となっている。

   このように今週の日経MJ、新製品週間ランキングで期待のミルクヌードルがとうとう失速してしまい、客単価が206円となってしまったのが残念である。また、今週は飲料、菓子では新製品が目白押しといってよいくらい上位にランクインしており、健闘しているといえよう。今年もあと数週間で終わるが、来週以降、年末年始の新製品がどのような数字になるかに注目したい。

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December 8, 2007 in 経済・政治・国際 |

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Tracked on Dec 8, 2007 5:42:02 AM

Comments

もう10年ぐらい前のことで、なつかしいです。
当時PPIは点数中心でしたが、客数PPI、金額PPIの方が評価としては良いかもしれません。

当時と比べ、IT環境が激変していますので、やっと時代がついてきたうように感じます。来年は何らかの形で、PPIを再度、世に問えるのではないかと思います。

ブログ、HP、業界紙、セミナー等あらゆる機会を通じて研究成果を公表してゆく予定ですので、忌憚のないご意見、ご要望、ご提案等、お願いします。

12/9のブログで関連内容をアップしましたので参照ください。

Posted by: PI研 | Dec 9, 2007 1:33:41 AM

私もこのブログを拝見しまして、ミルクシーフードヌードルを食べてみましたが、私は苦手な味でした。

新商品の良し悪しを判断するにもPPIが非常に有効だと感じています。
当時リピートPPIと勝手に名づけていましたが、分母に初回購入客に限定した来店客数で、分子にその顧客のそのSKUの購買点数を取って計算したように思います。どれくらいの初回購入客がリピート購買しているかの指標として計算しました。
今はそのようなデータも気軽に計算できるような時代にやっとなったと思いますので、そのランキングなどができれば「新商品ランキング」よりももっと信憑性のある「新商品リピートランキング」ができると思います。

当時、商品が売れる要因が「販促」なのか「商品の質」なのかの見極めが大事だと感じていました。
「商品の質」が悪いものを、無理やり新商品で「販促」しても、顧客離れが進むだけだからです。
一度きり買ってもらえばOKというような販促は、最終的に利益に寄与しません。やはり良品(リピート性の高い商品)を品揃えすることが大切だと感じています。

Posted by: niwadaiya | Dec 8, 2007 4:00:34 PM

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