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January 15, 2008

ウォールマート、売上速報、2007年11月度、108.4%!

   ウォールマートが1/10、2007年12月度の売上速報を公表した。12月度は12/1(土)から1/4(金)までの5週間の売上速報であり、ウォールマートは年間を4週、4週、5週と分けて管理しているため、12月度は5週間となり、年間では、48週目となる。残りあと、4週間で年間52週となり、次回売上速報で1年間52週となる。さて、その売上速報の数字であるが、12月度は108.4%と48週累計の108.6%とほぼ同じ数字となり、年間平均に近い売上伸び率であった。

   ウォールマートは売上を3つの部門で管理しているが、最も伸び率の高い部門は海外部門であり、118.2%と48週累計の117.3%を上回り、ウォールマート全体への売上に貢献したといえる。金額は119.70億ドル(約1.3兆円)となり、全体の25.6%と1/4を超えた。海外部門はここ数年ウォールマートの売上を力づよく牽引しており、2桁以上の伸びで急拡大している。この11月には海外店舗の累計がとうとう3,000店舗を超えており、海外戦略がウォールマートにとって最重要な成長戦略となってきたといえる。ウォールマートは1991年にメキシコに1号店を出店して以来16年目での3,000店舗の達成であり、年間平均200店舗弱の店舗数の増加であり、この中には日本の西友390店舗も入っており、まさに急成長といえよう。ちなみに、記念すべき3,000店舗目は現在370店舗展開しているブラジルのスーパーセンターの店舗である。また来年にはインドへもサムズクラブタイプで参入することも決まっており、海外部門は当面、高成長が続くものと予想される。

   海外部門についで、伸び率の高かった部門は2つ目の国内のウォールマート部門であり、ここには成長著しいスーパーセンターを含め、ディスカウントストア、食品スーパーマーケットのネバーフッドマーケットが入る。この12月度の成長率は105.6%であり、48週累計の105.9%をわずかに下回ったが、ほぼ年間平均の成長率を維持しており、12月度も国内は堅調な売上推移であったといえよう。売上金額は296.89億ドル(約3.2兆円)である。これは月間であり、3兆円は日本のイオン、セブン&アイの年収に匹敵する売上規模であり、いかに、ウォールマートの売上が巨大かがわかる。全体の構成比は63.7%となり、ウォールマートの中核部門である。ついで、3つ目のサムズクラブ部門であり、104.3%であった。48週累計では106.7%であるので、やや成長が鈍化しているが、12月度も堅調な成長を維持したといえよう。金額は49.38億ドル(約5,000億円)であり、売上構成比は10.5%である。

   一方、ウォールマートの既存店であるが、既存店は海外が抜け、ウォールマート部門とサムズクラブ部門の2部門であるが、トータルでは102.4%(昨年102.6%)と漸増であったが、この中でもウォールマート部門が102.6%、サムズクラブ部門が101.3%であり、ややウォールマート部門の方が伸び率が高かった。48週累計では、全体が101.5%、ウォールマート部門が101.0%、サムズクラブ部門が104.4%であるので、ウォールマート部門がこの12月度は好調であり、サムズクラブ部門が厳しい売上であった。

   これを受けて、ウォールマートは、「この12月度は既存店が好調に推移し、特にグロサリー、医薬品、家電が良かった」というコメントを出しており、12月度の既存店は好調であったという。この12月度はクリスマスに加え、年末年始のイベントが入っており、これについてもウォールマートは「私どものプライスリーダーシップがこの一連のイベントではいかんなく発揮された」と総括しており、Everyday Low Price政策への自信を覗かせるコメントである。

   さて、ウォールマートの株価であるが、この売上速報が公表された1/10は48.4ドルと前日の46.9ドルから約2ドル上昇しており、投資家は買いと判断したようである。翌日の1/11は47.72ドルとやや値を下げたが、ウォールマートの株価は今年に入って上昇気味で推移しており、今週の株価がどのように推移するかが気になるところだ。ここ最近のウォールマートの株価であるが、9月前半に40ドル近辺にまで一時下がったが、その後、株価は上昇に転じ、10月中旬には47ドルまで回復した。ただ、その後、また株価が下がり、11月の前半には42ドル前後まで下がった。そして、また反転し、12月前半には49ドル台まで上昇を続け、ここから一転、下げに転じ1/4には45ドル台まで下がり、その後、この近辺でもみ合っていたが、1/10また上昇気味で推移しているという状況である。

   このように、この12月度のウォールマートの売上速報は既存店が好調に推移し、全体としても108.4%となる堅調な売上となった。12月度は年間最高のイベントであるクリスマスに加え、年末年始と大イベントが重なる年間最高の売上となる季節であり、ウォールマートの低価格政策、Everyday Low Price政策の強みが発揮されたといえよう。ただ、ウォールマートの現在の成長を大きく牽引しているのは、3,000店舗を突破した海外部門の貢献が大きいといえ、12月度は国内が確かに好調ではあったが、伸び率は鈍化しており、今後、絶好調な海外に比べ、国内、特にスーパーセンターの既存店をどう活性化するかがポイントであろう。今後のウォールマートのスーパーセンターの動向に注目したい。

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January 15, 2008 in 経済・政治・国際海外情報 |

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