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January 08, 2008

オークワ、2008年2月期、第3四半期決算、増収増益!

   オークワが12/20、2008年2月期、第3四半期の決算を公表した。営業収益1,854.42億円(103.0%)、営業利益51.64億円(110.3%:営業収益比2.78%)、経常利益53.46億円(112.4%:営業収益比2.88%)、当期純利益28.80億円(111.8%:営業収益比1.55%)となり、増収幅は少なかったが、増益は2桁の高収益となり、増収増益の好決算であった。通期予想も営業収益2,520.00億円(103.1%)、営業利益76.00億円(107.3%)、経常利益78.00億円(108.7%)、当期純利益40.50億円103.3%)と、この第3四半期ほどではないが、増収増益予想であり、好調な決算が予想される。

   特に、この第3四半期決算で2桁と好調な利益の要因を見てみると、売上総利益が昨年の25.2%から25.3%へと0.1ポイント改善しており、不動産収入等の営業収入は3.5%と横ばいであったが、合計の営業総利益が28.7%から28.8%へと0.1ポイント改善した。これに販売費及び一般管理費が昨年の26.0%から25.9%へと0.1ポイント下がったため、差し引き、営業利益が昨年の2.7%から2.9%へと0.2ポイント改善し、売上の増加と相まって、営業利益が昨対で110.3%と2桁の上昇となった。粗利、経費双方を改善しての営業利益の改善であり、バランスのよい収益改善ができた第3四半期決算であったといえよう。

   また、この好調な収益を受けて、財務面の改善も見られ、自己資本比率が56.8%と昨年の53.6%、この2月期決算時の55.3%と比べて上回っており、財務基盤が改善されたといえる。特に、純資産が昨年の693.23億円から720.21億円と約20億円増加したことに加え、総資産も昨年の1,291.36億円から1,267.91億円と20億円強減少しており、結果、自己資本比率が上昇している。その中身を見てみると、好調な決算を受け、利益剰余金が約30億円増加し、427.60億円となったことが大きい。営業利益の増加がいかに財務の改善につながるかを示しているといえよう。

   さらに、負債の主要項目である長短借入金を見ると、211.54億円と昨年の240.07億円と比べ、約30億円減少しており、総資産に占める割合も16.68%であった。やはり、好調な決算が借入金の削減につながっており、財務バランスが負債面、純資産面双方で改善されている。結果、キャッシュフローも現金及び現金同等物が16.88億円増加し、113.88億円となり、資金の増加にもつながった好決算であったといえよう。

   一方、資産面を見てみると、オークワの第3四半期決算では明細が公表されていないので、出店にかかわる資産面の状況はわからないが、固定資産の内、有形固定資産が昨年の776.07億円から今期は744.74億円と約30億円減少しており、総資産に占める割合は58.7%である。また、敷金・保証金が投資活動によるキャッシュフローの変動として約10億円返還されており、出店にかかわる資産は確実に減少しているといえ、資産面の削減も進んだといえよう。このように、ほぼ、出店にかかわる資産と自己資本比率のバランスがとれており、借入に依存しない出店構造になりつつあるといえよう。

   その出店政策であるが、いよいよ、オークワも関西を脱し、あらたなドミナント展開地域として、中部、愛知県に新店を出店した。今後、この中部地区がオークワの新たな成長をめざす重要なドミナント地域となる予定であり、大きな一歩を踏み出したといえよう。その第1号店であるが、11/21に愛知県愛西市にオークワ愛西プラザ店をオープンした。オークワ138店舗目の店舗であり、業態はNSC(近隣型ショッピングセンター)での出店であり、ホームセンターのカーマ、衣料のあかのれん、スポーツクラブのザ・ビックスポーツ等が出店し、総敷地面積は68,393㎡(約2万坪)である。核店舗となるオークワの売場面積は747坪であり、駐車場160台、年商は19億円の予定である。

   これを受けて、11月後半の株価は急騰しており、11/20は1,402円であったオークワの株価は、その後、1,407円、1,436円、1,466円、1,480円、1,483円となり、11/29にはとうとう1,519円となった。その後も株価は上昇し、12/5には1,614円まで上昇した。が、その後は日経平均と連動するように下落を続け、1/4の大発会では1,427円ともとにもどりつつある。ここ最近はオークワに限らず、日経平均も下降気味の厳しい株価が続いていることを考慮すると、11/20以降の株価上昇は投資家がオークワの中部地区への新規ドミナント展開を好意的に受け止めたととらえることができよう。

   このように、オークワのこの第3四半期決算を見ると、特に、2桁アップの好調な増益決算をうけ。財務体質が確実に改善しており、いかに、増収増益、特に増益が経営に大きなインパクトを与えており、財務体質の改善はまず、決算数字、特に増益を確保することが重要であることがわかる。また、オークワは今期、新たなドミナント地域として中部地区を選択し、今後、関西、中部での2正面展開の経営が本格化することになる。今後のオークワの動向には注目である。

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January 8, 2008 in 経済・政治・国際 |

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