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February 21, 2008

食品スーパーマーケット、売上速報、2008年1月度、104.8%!

   食品スーパーマーケットの上場企業で売上速報を公開している約20社の2008年1月度の数字を集計した。結果は全体が104.8%、既存店が99.7%であり、堅調な伸びであったといえよう。ただ、既存店は100%をわずかながら切っており、厳しい状況であるといえる。客数、客単価で見ると、客数が全体107.1%、既存店98.9%、客単価が全体100.3%、既存店100.9%と客単価は全体、既存店ともにほぼ100%であるが、客数が既存店は100%を切る厳しい状況ではあったが、全体が107.1%と大きく伸び、全体の売上を引き上げた構図である。これは、好調な食品スーパーマーケットによる積極的な新店が寄与したといえ、食品スーパーマーケットの成長の要因が新店開発にあることがわかる。

   このような中で、No.1の売上伸び率となった食品スーパーマーケットはマックスバリュ中部であり、全体が124.8%とNo.2の大黒天物産の121.6%を抑えトップであった。マックスバリュ中部はこれで、昨年の10月から4ケ月連続でトップを走り続けており、既存店が99.7%であるので、まさに、積極的な新店開発が全体の売上を大きく押しあげたといえよう。客単価は全体95.9%、既存店99.3%と厳しい数字であったが、客数が全体130.2%、既存店100.5%と全体の客数が大きく伸びており、新店による客数の伸びが、客単価のマイナスをカバーし、全体の売上を大きく引き上げたといえる。

   マックスバリュグループは、このNo.1の中部だけではなく、東海もNo.3に入り、全体109.9%、既存店99.7%と好調である。さらに、No.6にも西日本が全体108.0%、既存店103.6%、そして、No.8にも北海道が全体107.2%、既存店98.5%であり、ここ数ケ月はマックスバリュグループの躍進が目立っている。このマックバリュグループの中でも、最も安定しているのは、No.6の西日本であり、全体が108.0%に対し既存店も103.6%と安定した伸びを示しており、バランスのよい成長を続けている。既存店の客数101.2%、客単価102.4%と客数と客単価のバランスもよく、積極的な新店による売上アップだけでなく、既存店もしっかりと実績を上げているのが特徴である。
 No.4には、食品スーパーマーケット業界でも、今後の成長が、いま最も注目されている企業、マルエツが入った。全体が108.5%、既存店も102.5%とマックスバリュ西日本を上回るバランスのよい成長であり、やはり、既存店の客数も100.5%、客単価も102.0%と、客数、客単価のバランスもよい。店舗数が200店舗を超え、食品スーパーマーケット業界No.1の店舗数を誇り、この規模で、2桁近い成長であり、注目である。

   No.5はヤオコーであり、全体108.5%、既存店99.9%とほぼ100%であり、好調である。ヤオコーは新店の寄与が大きいといえ、全体の客数が107.7%、既存店が99.2%に対し、客単価は全体が100.7%、既存店が100.6%と100%そこそこであるので、やはり、新店による客数の増が、全体の売り上げを押し上げた構図である。ちなみに、ヤオコーはPI値、平均単価まで公表しているが、PI値の全体が102.9%、既存店102.6%に対し、平均単価が全体97.8%、既存店98.0%であるので、PI値は伸びているが、平均単価が厳しい数字であったため、客単価が伸び悩んだ構図であり、今後、好調なPI値を落とさず、平均単価の改善に入れれば、客単価が伸び、さらに売上の上昇につなげることができよう。

   No.6は先にあげたマックスバリュ西日本であり、No.7にはハローズが入った。ハローズは全体が107.4%、既存店も102.8%とバランスの良い成長であり、客数も全体105.5%、既存店100.8%、客単価は全体が101.8%、既存店102.0%とすべての指標がすべて100%を超え、今月、1月度の売上速報集計可能は約20社の中では、マルエツについでバランスのよい成長を達成した食品スーパーマーケットである。

   これに対し、この1月度、売上の厳しかった食品スーパーマーケットは、PLANTの全体95.1%、既存店100.0%である。既存店は100.0%と健闘しているが、新店がない分、全体としては厳しい数字である。特に、客単価は102.5%と昨対を超えたが、客数が92.8%と大きく落ち込んでおり、厳しい数字が続いている。ついで、アークランドサカモトであり、全体95.7%、既存店95.4%とどちらの数字も厳しい状況である。奇しくも、食品スーパーマーケットというよりも、スーパーセンター業態の企業の売上が低迷しており、ここへきて、スーパーセンターの新規出店が業態全体としても低迷しており、厳しい数字が続いているといえる。この他の厳しい売上の食品スーパーマーケットはヤマザワが全体95.9%、既存店も95.2%という数字である。九九プラスも全体97.4%、既存店97.2%、いなげや全体99.4%、既存店98.5%であり、以上が昨対で100%を割った食品スーパーマーケットである。

   このように、この1月度は新店を順調に出店している食品スーパーマーケットと新店が思うように出店できない食品スーパーマーケットの間で大きな成長の差が出たといえ、あらためて、食品スーパーマーケットの成長は新店が大きな鍵であるとこが鮮明になったといえる。ちなみに、ちょうど1年前のベスト5は、大黒天物産、PLANT、バロー、アークランドサカモト、マックスバリュ東海であり、大黒天物産、マックスバリュ東海は依然として高い成長を続けているが、残り3社は売上が伸び悩んでおり、いかに、中長期的に成長を維持するのが難しいかがわかる。来月以降は中国問題、値上げ問題等もあり、どのように数字が変化していくか注意深く見守ってゆきたい。

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February 21, 2008 in 経済・政治・国際食品スーパーマーケット売上速報 |

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