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April 25, 2008

食品スーパーマーケット、売上速報、既存店好調!

   食品スーパーマーケット、上場企業約20社の3月度の売上速報が明らかになった。3月度は値上げ商品が浸透しはじめ、その影響が食品スーパーマーケット業界にどのように表れるかが注目されたが、結果を見ると、食品スーパーマーケット業界の売上は好調に推移しており、約20社の平均を見ると、全体では106.7%、既存店も102.0%と堅調な伸びとなった。値上げ問題は、こと食品スーパーマーケットにとっては、現段階ではプラスに左右しているといえよう。既存店の客数、客単価もともに101.0%、101.1%となり、バランスの良い伸びとなり、既存店で昨対を割った食品スーパーマーケットはわずか5社であり、3月度は好調な結果となった。
 
   No.1は唯一120%を超えたマックスバリュ中部であり、124.6%であった。既存店も100.2%となり、好調さを維持している。昨年10月に吸収合併したマックスバリュ名古屋が加わったことにより、売上が130%前後で推移しているが、それ以前も110%近い売上の伸びを示しており、ほぼ1年間以上110%以上の成長を維持しており、好調な売上である。マックスバリュグループは、ここへきて、新規出店に加え、積極的なM&Aにも踏み込んでおり、マックスバリュ中部にかかわらず、売上は好調である。No.6には、マックスバリュ西日本が110.1%、既存店も105.4%、No.7にはマックスバリュ北海道が109.0%、既存店100.7%、そして、No.9にはマックスバリュ東海が106.6%、既存店102.0%で入っており、売上速報を公表しているマックスバリュすべてがベスト10に入る好調さであり、売上重視の戦略が鮮明である。

   No.2には大黒天物産が117.0%で入った。ただ、既存店は97.4%であり、売上上位店舗の中では唯一、昨対を割っており、苦戦が続いている。既存店に関しては、客数、客単価ともにダウンしており、客単価については、平均単価は103.8%と高めであるが、PI値が96.1%と厳しい状況であり、全体のPI値も95.4%とPI値が大きく下がっていることが既存店の客単価だけでなく、客数にも影響を与えているといえよう。

   No.3はイズミが115.0%で入った。ここ最近、イズミが上位に入ることはなかったが、この2/22に約30年ぶりに地元広島に大型出店をした「ゆめタウン広島」の数字が3月からまるまる加算されたために、数字が大きく跳ね上がったものと思われる。イズミのそれまでの数字はここ1年近く105%前後で推移していたので、いきなりの115.0%のアップであり、いかに大型店のグランドオープンの全店へ与える影響が大きかったがわかる。既存店も先月、今月と102.0%前後で推移しており、好調である。

   No.4はヤオコーであり、112.3%、既存店も104.0%と堅調な売上の伸びである。全店、既存店ともに客数、客単価が100%をクリアーしており、バランスのよい売上伸び率である。客単価に関しては、平均単価が全体、既存店ともにわずかに昨対を割ったことが気になるが、PI値は伸びおり、売上は好調である。No.5はマルエツであり、110.2%、既存店も104.8%と好調であり、ここ最近、売上は絶好調である。特に、既存店の客数101.9%、客単価102.8%とどちらも堅調に伸びており、ここへきて、マルエツの業績が確実に上向いているといえよう。No.6は先に見たマックスバリュ西日本であり、以上がこの3月度110%以上、売上が伸びた食品スーパーマーケット業界の中でも好調な企業である。

   これに対し、この3月度、売上が厳しかった食品スーパーマーケットは、九九プラスの101.1%、特に既存店は95.7%と厳しい数字であり、既存店だけで見ると、最も伸び率が低い数字である。ローソンの支援効果がまだ顕在化していない状況といえ、厳しい状況が続いている。PLANTも100.7%と伸び悩んでいるが、既存店は103.1%と回復基調にあり、今期も厳しい状況の中、新店が予定されており、売上は回復に向かいつつあるといえよう。いなげやも100.4%、既存店も100.6%と伸び悩んでいる。そして、エコス、99.5%、トーホー99.4%とこの2社はこの3月度の売上速報を公表している上場食品スーパーマーケットの中で唯一全体して100%を下回ったが、0.5%前後とわずかであり、ほぼ100%に近い数字といえよう。

   また、110%までは伸びなかったが、105%以上の食品スーパーマーケットを見てみると、No.7が先に見たマクスバリュ北海道109.0%であり、No.8がカスミ107.2%である。No.9も先に見たマックスバリュ東海の106.6%であり、No.10はユニバースの106.4%、既存店も104.7%と好調である。No.11はダイイチの106.3%であり、ダイイチはここ最近新店がないので、既存店=全店であるので、既存店も106.3%である。

   このように、この3月度の食品スーパーマーケット業界の売上は先月の2月度も同様な傾向であったが、極めて好調な数字で推移しており、この2ケ月の数字を見る限り、値上げ問題は食品スーパーマーケットにとって追い風になっているといえよう。ただ、この4月から小麦関連の商品であるパン、カップ麺、パスタ、ビールなどの値上げ、再値上げが予定されており、4月以降もこの好調さが維持されるかどうかは予断を許さない状況といえ、次の4月度の数字が今回同様に好調さを維持できるかが注目である。

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