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July 04, 2008

2008年度決算、業界各誌、食品スーパーマーケットは?

   食品スーパーマーケット関連の業界誌、7月号があいついで、決算特集となった。Chain Store Age7/01号では、「特集377社の上場小売業、決算ランキング2008」、販売革新7月号では、「総力特集、格差拡大!決算解析08、主要8分野+専門店+通販、上場279社の全容」、そして、食品商業7月号では、「食品スーパー52社の浮沈が丸わかり、ビジュアルガイド、‘07年度決算大解剖」というタイトルでの決算特集である。すにで、本ブログでも、食品スーパーマーケットについてはほぼ全部の速報を取り上げたが、改めて、この業界主要3誌の決算特集をもとに、特に、食品スーパーマーケットに絞って、今期決算の特徴をみてみたい。

   今期決算の最大の特徴は、食品スーパーマーケット業界は小売業界全体の中でも増収増益企業が多く、GMSとは対照的な好調な決算であったことである。営業収益で連結で105%以上伸びた食品スーパーマーケットは、バロー3,180.26億円(110.4%)、ハローズ585.64億円(109.8%)、丸和397.23億円(109.0%)、マックスバリュ東海1,161.61億円(108.8%)、ベルク942.37億円(108.4%)、ヤオコー2,022.52億円(107.4%)、カスミ2,028.29億円(107.3%)、マツヤ339.32億円(107.3%)、原信ナルスホールディングス1,115.37億円(106.9%)、マックスバリュ西日本1,959.37億円(106.8%)、丸久676.69億円(106.4%)、ユニバース941.71億円(105.8%)、ヨークベニマル3,301.44億円(105.2%)、アークス2,414.55億円(105.1%)、ライフコーポレーション4,396.06億円(105.0%)、サンエー1,276.23億円(105.0%)と16社となり、その好調さを裏付けている。

   同様に増益となった食品スーパーマーケットを連結の営業利益110%以上で見てみると、エコス6.99億円(219.1%)、丸和6.67億円(205.2%)、マルエツ75.70億円(129.1%)、ユニバース33.39億円(126.0%)、ライフコーポレーション104.37億円(116.9%)、ベルク40.86億円(115.7%)、カスミ61.31億円(115.5%)、バロー104.91億円(113.0%)、マルヨシセンター5.47億円(112.8%)、ヤオコー78.14億円(112.1%)、マックスバリュ西日本76.70億円(111.8%)、オークワ78.47億円(110.8%)、アークス81.33億円(110.7%)、関西スーパーマーケット23.23億円(110.7%)、丸久34.50億円(110.4%)、ユーストア23.09億円(110.3%)とやはり16社であり、これらの企業が食品スーパーマーケットの好調な決算を支えているといえよう。

   ついで、食品スーパーマーケットにとって重要な指標、経費比率の低い企業、20%以下の企業を見てみると、アオキスーパー16.2%、マルミヤストア18.0%、オオゼキ18.2%、マルキョウ18.3%、タイヨー19.0%、アークス19.2%、丸久19.7%の7社である。逆に、経費比率の高い食品スーパーマーケットを27.0%以上で見てみると、いなげや29.5%、東急ストア29.1%、マルヤ29.0%、エコス28.1%、カスミ27.9%、相鉄ローゼン27.0%の6社である。

   これに対して、食品スーパーマーケットの財務バランスを示す自己資本比率50%以上の企業を見てみると、ヨークベニマル79.7%、オオゼキ77.8%、マックスバリュ東海70.5%、サンエー67.6%、東武ストア65.3%、マルヤ62.4%、ヤマザワ62.4%、オークワ58.9%、アオキスーパー58.8%、マルキョウ58.7%、タイヨー 58.6%、アークス58.0%、いなげや56.2%、ユニバース56.0%、ユーストア54.5%、ベルク51.8%の16社である。逆に、自己資本比率が30%を割る食品スーパーマーケットは丸和11.7%、エコス13.9%、マルヨシセンター14.2%、マックスバリュ東北14.9%、ドミー20.4%、北雄ラッキー21.2%、マツヤ21.9%、ライフコーポレーション23.8%、丸久24.0%、東急ストア25.9%、相鉄ローゼン26.2%の11社であった。自己資本比率は今後の成長余力と密接にからむ指標であり、安定成長を目指すには、50.0%は欲しいところである。

    また、株価と密接に絡む指標をいくつか見てみると、時価総額で500億円を超える食品スーパーマーケットはマルエツ1,038.89億円、ライフコーポレーション801.23億円、オークワ694.39億円、サンエー634.84億円、ヤオコー632.22億円、アークス589.08億円、バロー544.52億円の7社である。PBR(株価純資産)2.0倍以上の食品スーパーマーケットは、丸久2.8、ヤオコー2.2、マルエツ2.1、マックスバリュ東北2.1、ライフコーポレーション2.1、ドミー2.0の6社であり、逆に、0.6倍以下の食品スーパーマーケットはマルキョウ0.2、マルミヤストア 0.4、マルヤ0.4、スーパー大栄0.5、ユニバース0.6、ヤマザワ0.6、ジョイス0.6、タイヨー0.6の8社である。さらに、ROA10.0%以上の食品スーパーマーケットは、オオゼキ17.1%、マックスバリュ西日本13.2%、サンエー12.8%、アオキスーパー12.4%、ヤオコー12.0%、マックスバリュ東海 10.5%の6社である。

   このように、2008年度の本決算は食品スーパーマーケット業界は好調な決算となり、小売業界の中でも安定した成長と利益を確保したといえる。ちょうど、第4四半期に値上げ問題が本格化し、値上げがプラスに働いたこともあり、その追い風も吹いたといえるが、全体的に好調な決算であった。現在、この好調な決算を受けて、2009年度の第1四半期決算が公表されつつあるが、今期も好調な状況が続くかどうかが、この決算数字に表れるといえよう。しばらくは、食品スーパーマーケットの動向から目が離せない状況が続きそうである。

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July 4, 2008 in 経済・政治・国際 |

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