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July 30, 2008

日経POS新製品ランキング2008年上半期公表!

   本ブログでは週1回、毎週金曜日に公表される日経MJ、新製品ランキングを解説しているが、今回は、そのまとめともいうべき、2008年上半期の新製品ランキングが、7/28に公表されたので、取り上げてみたい。上半期は、2008年1月から7月までのデータであり、週間との違いは、PI値まで公開されることと、酒類が付け加わることである。また、この上半期は値上関連の新製品が数多く登場しており、本来、定番での重点商品がリニューアルされて再登場するものも多くみられ、その意味で、定番の重点商品の数字を知る意味でも貴重なランキングデータといえよう。

   この数字を見る限り、月間での金額PI値の基準であるAランクは500円以上、Bランクは300円以上、Cランクは200円以上というランク基準が6ケ月間の平均金額PI値でも適用可能であり、この観点から、この上半期の新製品も評価してみたい。

   今回のランキングを見ると、金額PI値が1,000円を超える超Aランクの新製品が3品登場している。その他食品部門の新製品であり、いずれも値上げ関連商品である。通常は定番の最重点商品であるが、この値上げ問題により、たまたま新製品と見なされ、トップに躍り出たのが特徴である。逆に考えれば、定番での重点商品を確実に獲得するには金額PI値が1,000円は欲しいところである。新製品としては、500円で十分Aランクであるが、定番化し、その中で重点商品となるには1,000円を超えることが確実な数字であるといえよう。

   そのNo.1の新製品であるが、明治乳業、ブルガリアヨーグルトLB81 500g、金額PI値は何と1,675円という図抜けた数字である。No.2が同じく明治乳業、おいしい牛乳1000ml、金額PI値が1,291円であるので、いかに1,675円が高い金額PI値であるかがわかる。No.3は日本ミルクコミュニティ、メグミルク牛乳1000ml、金額PI値1,047円であり、この3品が、いずれも値上げ関連商品であるが、金額PI値1,000円を超えた超Aランクの新製品である。特にNo.1のブルガリアヨーグルトはPI値も10.98個(1.098%)とPI値1%を超える唯一の新製品であり、食品スーパーマーケット全商品10,000品の中でもわずか200品ぐらいしかない、全商品の中でも最重点商品であり、すごい数字である。

   その他食品にはこの3品以外にも、この上半期は値上げ関連商品のオンパレードであり、公表されたベスト10、全品、値投げ関連商品である。これについで、金額PI値の高い商品群は酒類である。No.1はアサヒビール、クリアアサヒ350ml×6缶、金額PI値900円という高い数字である。これについで、サッポロビール、ドラフトワン350ml×6缶、金額PI値633円、キリンビール、ZERO350ml×6缶、金額PI値618円と続く、いずれも第3のビールと発泡酒であり、残念ながらビールは1品もランキングに入らなかった。

   この2分野についで、得意な動きを示したのが飲料である。No.1には、日本コカ・コーラ、ふるふるシェイカーグレープ缶190mlが金額PI値759円で入る快挙である。No.2にもオレンジが金額PI値490円で入り、上半期の飲料はふるふるシーリーズが独占し、大ヒットであったといえよう。PI値も7.92個(0.79%)、5.03個(0.503%)と0.5%をクリーアしており、飲料としては高いPI値であり、特に、7.92個(0.79%)は今回のランキングの中でもNo.2のPI値となる快挙であり、実質、新製品ではNo.1といえよう。

   菓子類では意外にチョコレートのネスレコンフェクショナリー、キットカットミニ15枚が金額PI値310円でトップとなった。これ以外にもチョコレートが6品入っており、前半の冬場の高さもあるかと思うが、チョコレートの強さが改めて実証されたといえよう。No.2、No.3はカルビー、夏ポテトこだわりの浜御塩80g、金額PI値201円、紀州の南高梅75g、金額PI値189円が入った。

   これ以外では、日雑が化粧品と家庭用品に分かれ、上半期のランキングでは公表されているが、化粧品No.1はカネボウ化粧品、ブランシールスペリアホワイトニングコンクルージョン45ml、金額PI値724円、No.2がマックスファクター、SK-Ⅱホワイトニングソースダームデフィニション美容液50ml、金額PI値594円と、この2品がAランンの500円を超えた。家庭用品では金額PI値は低かったが、No.1は旭化成ホームプロダクツ、サランラップ22cm×50m、金額PI値266円、No.2、No.3が花王、アタックバイオジェルつめかえ用900g、金額PI値221円、アタック1kg、金額PI値220円であった。

   このように、今回の上半期新製品売れ筋ランキングは、全体的には値上げ関連商品が新製品としては異常な金額PI値、1,000円を優に超え、全体を大きく牽引した形となった感があるが、値上げ関連以外の純粋な新製品も意外な動きをしているのが特徴といえよう。飲料のファンタふるふるの大ヒット、酒類のお買い得感のある第3のビール、発泡酒のヒットなどが注目すべき新製品といえよう。ただ、これら以外は、金額PI値も500円のAランクを超えるものはほとんどなく、全体としては上半期は低調な金額PI値であり、今後、下半期、どのような新製品が登場するか、期待したいところである。

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July 30, 2008 in 経済・政治・国際 |

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