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August 18, 2008

ウォルマート売上速報、2008年7月度、109.4%!

   ウォルマートの2008年7月度の売上速報が8/7、公表された。7月度は7/5(土)から8/1(金)までの4週間の集計である。ウォルマートの1週間は金曜はじまり、土曜終わりの1週間であり、日本では月曜ははじまりが多いが、ウォルマートはスーパーセンターが主力業態であり、週末が重要な曜日となるので、はじめに週末の金土日をもってくるのは理にかなった管理といえよう。また、累計では26週、半期となるが、半期は26週を4週、5週、4週に分けて13週の四半期となり、この四半期が2サイクルで26週、半期となる。

   そのウォルマートの2008年7月度の売上速報であるが、ウォルマートは売上管理を3部門に分けて管理している。ウォルマート部門とサムズクラブ部門と海外部門である。まず、全体だが109.4%と7月度の売上も好調であった。金額でも301.59億円ドル(約3.3兆円)であり、これだけで日本のGMSクラスの年商であり、いかにウォルマートの売上が巨大かがわかる。ただ、26週累計は109.6%であるので、若干下がってはいるが、ほぼ、横バイといえよう。金額では1,964.76億ドル(約21.6兆円)であるので、今期も年商40兆円は超えてくるものといえよう。

   ウォルマートの各部門の内訳であるが、主力のウォルマート部門は106.7%であり、26週累計の107.0%と比べるとやや下がっているが、依然として好調さをキープしている。既存店の数字も103.0%と堅調な数字であり、昨年の101.3%と比べると高い伸び率であることがわかる。26週の既存店は103.2%であるので、これは若干下がってはいるが、ほぼ横バイといえ、7月度の主力部門、ウォルマート部門も好調であるといえよう。ウォルマート部門の柱はスーパーセンターであり、スーパーセンターがここ数ケ月、調子が良いといえ、アメリカでも日本同様、資源エネルギー高に加え、サブプライムローンの問題もあり、厳しい消費環境の中、ウォルマート、特にスーパーセンターが消費者の支持を獲得し、好調な売上に結びついているといえよう。ちなみに、ウォルマート部門のウォルマートの売上全体に占める数字は62.1%であり、文字通り、大黒柱である。

   ウォルマート部門についで、サムズクラブ部門であるが、107.7%と7月度も好調である。26週累計が107.2%であるので、累計を上回っており、ウォルマート部門以上に好調な売上である。既存店も107.3%と昨年の104.9%と比べ、大きく数字が伸びている。ウォルマートは既存店の売上集計は、ガソリンなどの燃料関連の売上への影響を見るために、燃料関連の影響を入れた場合と入れなかった場合に分けている。これを見ると、ウォルマート部門はほとんど影響がないが、サムズクラブ部門は燃料関連の影響が大きく、107.7%は燃料関連の売上が含まれた数字である。含まれない場合は、103.5%であり、影響度は3.8%といかに燃料関連の貢献が大きいかがわかる。ちなみに、ウォルマート部門は0.0%の影響度であり、燃料関連のインパクトはこの7月度の売上に関しては、全くない状況である。26週累計を見てもウォルマート部門は影響度が0.0%であるので、燃料関連はスーパーセンターへはほとんど売上への貢献がないといえよう。

   そして、いま、最も伸び率の高い海外部門であるが、117.1%と依然として高い成長を続けている。26週累計は117.9%であるので、この7月度は若干伸び率が下がっているとはいえ、ほぼ横バイの状況といえよう。海外部門はここ数年急成長を遂げており、この7月度のウォルマート全体の中での売上構成比は26.1%であり、昨年の24.3%と比べ高い成長であり、ついに25%、1/4を超えるまでになった。ウォルマートにとってはスーパーセンターにつぐ、成長の柱といえ、今後、この海外部門がウォルマート全体の成長の柱となってゆくことになろう。

   この海外部門の好調さについて、ウォルマートは、海外でのeveryday low price政策が各国で受けいれられ、しかも様々な業態での展開が功を奏しているとの評価をしている。特に、イギリスのアズダが好調であり、日本では各社苦戦している衣料品も好調であり、しかも、新店も6店舗出店したという。これについで、ブラジルも好調であるという。既存店の伸びも高く、キャッシュ&キャリー、ハイパーマーケットなどの業態も好調であるという。さらに、カナダ、中国、メキシコも好調であるという。また、日本についてははじめてコメントが公表されたが、7月度の既存店は厳しい状況であるが、年間で見ると堅調であるという。また、食品は好調であるが、衣料品が厳しい状況であるという。ただ、PB(プライベートブランド)の消費者からの反応はよい感触であり、期待がもてるという。

   このように、2008年7月度のウォルマートの数字は全体では109.4%と好調な数字を維持しており、日本以上に消費環境が厳しい状況の中で、ウォルマートが消費者から強い支持を受けていることがうかがわれる強い数字である。また、海外部門も依然として絶好調であり、とうとう1/4、25%の売上構成比を超えてきており、今後、海外部門の重要性がますます増してくるものといえよう。

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August 18, 2008 in 経済・政治・国際海外情報 |

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