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August 27, 2008

洗剤、食品スーパーマーケットのPOSデータを見る!

   洗剤の食品スーパーマーケット約300店舗のPOSデータを独自に入手し、そのデータを分析してみた。そろそろ、7月度のデータが公表されると思うが、ここでは6月度のPOSデータであるが、洗剤の食品スーパーマーケットにおける消費状況を見てみたい。洗剤は大きく衣料用洗剤と台所・食器用洗剤に分かれるが、双方ともに、昨年対比は83.7%、89.9%と90%を割り込む厳しい状況である。平均単価は102.3%、98.6%とほぼ横バイであるので、数量が81.8%、91.2%と大きく落ち込んだことが大きかったといえる。これは、洗剤の平均単価の上昇がみられないことから、値上げ問題による買い控えではなく、食品スーパーマーケットの食品のあいつく値上げによる消費の節約志向が強まった結果、日用品に節約の波が押し寄せてきていることによる数量減といえよう。

   今後、アタックに代表されるように、価格を据え置き、容量を1.1kgから1.0kgへ減らすような実質値上げがあいついで実施されると、さらに洗剤の数字は厳しくなるものといえよう。そこで、まず、衣料用洗剤のPOSデータを見てみると、昨年と比べ、上位商品で変動が見られる。昨年No.1であったアタック1.1kgが金額PI値65.2%となり、No.2となったことである。変わって、No.1に踊り出たのが、昨年No.2であったライオントップダイ1100gである。金額PI値は昨対100.5%であるのでほとんど伸びていないが、平均単価が94.2%となり、PI値を106.5%にまで引き上げてのトップ奪回であるので、アタック1.0kgへの切り替えを狙っての販促が各食品スーパーマーケットで積極的に展開されたことによる効果であるといえよう。ただ、この時期、アタック1.0kgも販売されており、この金額PI値をアタック1.1kgに足すと、ライオントップダイ1100gの金額PI値を上回り、実質アタックが依然としてNo.1を維持しているともいえよう。今後、アタック1.0kgに急激に切り替わるので、7月、8月の数字はアタック1.0kgが急激に数字を伸ばし、トップとなることが予想される。

   No.3は昨年同様、ハミング濃縮タイプレギュラー替540mlであり、No.4には昨年9位からアリエールイオンパワージェル詰め替1.0kgが入り、No.5には昨年4位から花王かんたんワイドハイターつめかえ720mlが入った。以下ベスト10まで見てみると、No.6アタックバイオジェルつめかえ用0.9kg、No.7花王ニュービーズ 大1100g、No.8P&Gボールド1.1kg、No.9花王アタックオールイン1kg、そして、No.10ライオン部屋干しトップ大1100gである。

   一方、台所・食器用洗剤であるが、花王がトップ3を独占しており、花王の強さが際立っているのが実態である。No.1は昨年同様、花王キッチンハイター小600mlであるが、金額PI値が94.0%と落ち込んでいるのが気になるところである。No.2も花王キュキュット つめかえ用400mlであるが、これも金額PI値が94.1%と下がっており、No.1、No.2ともに金額PI値がダウンした。No.3は花王ファミリーフレッシュ中600mlであるが、これは金額PI値が102.6%と伸びており、順位も昨年の4位から、ワンランクアップである。そして、No.4に花王の次にこの部門ではシェアが高いP&Gが入り、P&G除菌ジョイ替415mlが入り、No.5にもP&Gオレンジジョイ替415mlが入った。以下、ベスト10まで見てみると、No.6花王キッチン泡ハイターつけかえ用400ml、No.7花王キュキュットクエン酸効果つめかえ用400、No.8P&Gパワープラスジョイ替415ml、No.9キュキュットマスカットの香り詰替400ml、そして、No.10ファミリーフレッシュ コンパクト本体270mlである。衣料用洗剤ではトップであったライオンが1品も入っていないが、No.11にライオンチャーミーグリーン中600mlがやっと入るという状況であり、台所・食器用洗剤ではライオンは苦戦しているといえよう。

   また、洗剤は両部門ともPBが数多く各流通グループから投入されているが、その種類は衣料用洗剤で約300店舗で40品、台所・用食器洗剤で同じく40品が投入されている。昨年と比べると、意外なことに単純売上金額では67.7%、91.2%と伸び悩んでおり、食品では現在PBが空前のブームとなり、数字を大きく伸ばしているが、こと洗剤では全体も厳しい数字であるが、PBはそれ以上に厳しい数字であるといえよう。これはNBが容量変更による実質値上が中心であり、NBとPBの価格差が昨年と大きく変化がないことが大きいといえよう。また、PBの単純売上合計の洗剤全体との比率、シェアを見てみると、衣料用洗剤で約300店舗で3.3%、台所・食器用洗剤で7.6%であり、台所・食器用洗剤の方がPBが浸透しているといえよう。

   このように、この6月度であるが、約300店舗の食品スーパーマーケットの洗剤のPOSデータを分析してみた、ちょうどアタックにみられるように、容量減の実質値上げの商品と値上げ前の商品が混在している中での数字であるが、かなり、厳しい数字であるといえよう。食品に関しては概ね、値上げがプラスに左右し、追い風となっている状況といえるが、洗剤のような日用品に関しては、節約志向のまさに対象商品といえ、このPOSデータの数字が表しているように、消費が低迷していると状況といえよう。今後、食品も小麦価格が最値上げされ、資源高も当面続くと予想されるので、さらなる値上げは必至であるので、洗剤を含む日用品は当面厳しい数字が続くものといえよう。

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August 27, 2008 in 経済・政治・国際 |

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