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September 03, 2008

家計調査データ2008年7月度、猛暑!

   総務省統計局から、8/29、2008年7月度の家計調査データが公表された。値上げ問題真っ最中の中で心配された消費動向であったが、結果は外食を除く食品全体は2,012.16円(100.5%)となり。堅調な伸びであった。7月度は猛暑の影響もあり、これまでとはかなり消費状況が異なっているのが特徴である。たとえば、外食が446.55円(104.2%)と6月度の418.63円(99.0%)、5月度の465.45円(100.4%)と明らかに上昇したり、これまで、厳しい数字であった飲料についても156.29円(108.1%)と6月度 130.93円(90.0%)、5月度 137.06円(93.4%)と比べ急進しており、猛暑による影響が大きく反映したといえよう。特に外食については、日本そば・うどん15.61円(104.1%)、中華そば 16.10円(110.2%)、他のめん類外食5.35円(114.5%)と、麺類が好調である点から見ても、猛暑の寄与が大きかったのではないかといえよう。

   これ以外でもこの7月度は酒も好調であり、141.16円(105.8%)となり、その中でもビールは68.42円(107.0%)とよく伸びている。猛暑関連では水分補給として、果物も顕著であり、112.58円(102.0%)となり、特にももは19.39円(123.2%)と大幅に続伸している。これ以外にもぶどう9.00円(118.2%)、オレンジ1.87円(126.1%)など顕著である。これらの数字を見る限り、7月は明らかに猛暑の影響により、猛暑関連の商品が急進した特別な月となったといえよう。

   その猛暑の追い風に乗った飲料であるが、紅茶1.87円(118.4%)、茶飲料20.68円(112.1%)、果実・野菜ジュース34.74円(114.6%)、炭酸飲料11.45円(122.8%)とこれらは2桁を優に超える伸び率であり、これまでの不振を一気に挽回した伸びとなった。ただ、コーヒー11.74円(94.8%)、緑茶10.97円(94.2%)、乳酸菌飲料10.45円(98.2%)、ミネラルウォーター8.00円(99.2%)は伸び悩んでおり、すべてが伸びたわけではない。

   では、値上げ関連商品はどうであったかであるが、少し、これまでとは様相が変わってきた傾向がある。たとえば、値上げ関連の本命ともいうべき、小麦関連商品であるが、小麦粉が1.68円(94.5%)となり、数字を大きく落としている。6月度は1.87円(121.7%)という大幅な伸びであったので、94.5%は急減した数字といえよう。ただ、5月度は1.84円(98.3%)、4月度は2.13円(120.8%)であるので、月ごとに波があるともいえるので、来月度はどうなるか、読みにくいが、この7月度は明らかに失速といえよう。これに付随してか、カップめんも6.48円(88.2%)と激減、これまで順調であった即席めんも3.19円(103.1%)と伸び悩んだ。ただ、乾うどん・そば25.35円(112.0%)、スパゲッティ3.55円(114.6%)、中華めん15.74円(121.1%)は、猛暑の影響か極めて高いとみえ、大きな伸びを示しており、小麦関連は明暗が分かれる結果となった。

   また、少し気になるのは、米が70.03円(93.2%)、パンが74.39円(99.4%)と内食回帰の傾向がある中、伸び悩んでいることである。同じく、値上げ関連の乳製品であるが、ヨーグルト22.68円(101.3%)、バター1.74円(100.0%)、チーズ8.58円(101.5%)も伸び悩んでおり、今月はこれまで順調であった値上げ関連の商品に異変が起きているのが実態である。

   さらに、値上げ関連を見てみたい。調味料である。全体では油脂・調味料113.06円(101.9%)と堅調な数字であり、その中身は大きく伸びた項目と逆に落ち込んだ項目に2分した。伸びた項目は食塩1.94円(122.4%)、カレールウ4.90円(116.0%)、ふりかけ4.32円(110.7%)、マーガリン2.13円(110.0%)が2桁の伸びであり、これ以外にもマヨネーズ・ドレッシング9.32円(109.1%)、食用油15.55円(107.6%)、風味調味料4.90円(108.6%)などが良く伸びている。これに対し、酢3.87円(77.4%)、ソース1.97円(95.3%)、ケチャップ1.55円(96.0%)、砂糖3.65円(96.6%)、乾燥ス-プ4.45円(97.2%)等が伸び悩んだ。ほぼ横ばいなのがしょう油6.81円(101.9%)、みそ6.45円(102.0%)、つゆ・たれ11.97円(100.3%)である。調味料はこのように、大きく明暗が分かれた結果となった。

   もうひとつ値上げ関連の菓子であるが、205.90円(104.2%)と好調を維持している。猛暑とも重なり、アイスクリーム・シャーベット38.13円(130.2%)が絶好調であり、カステラ1.65円(121.4%)、ゼリー11.97円(114.9%)、スナック菓子10.13円(110.6%)が菓子全体を引っ張ったといえよう。逆に、伸び悩んだのは、まんじゅう3.13円(80.8%)、チョコレート5.45円(87.1%)、チョコレート菓子1.94円(89.6%)、ケーキ13.03円(89.8%)等であった。

   以上が猛暑関連、値上げ関連の消費動向であるが、全体として少し気になるは、生鮮関連が伸び悩んだことである。これまで好調であった肉類が207.84円(101.5%)となり、魚介類は212.65円(93.1%)と相変わらず厳しい状況であり、野菜・海藻も264.26円(97.6%)と伸び悩んだ。唯一、先にも見たとおり、果物だけが112.58円(102.0%)と堅調な伸びであったが、生鮮全体とは7月度は厳しい月であったといえよう。ちなみに、惣菜(調理食品)も274.58円(99.3%)という数字であり、伸び悩んでいる状況である。
 
   このように、この7月度は猛暑という特需が舞い降りた関係上、これまでの消費構造が大きく変化し、値上げ関連による追い風、内食回帰による恩恵を受けていた項目が伸び悩んだり、逆に、猛暑特需が飲料をはじめ恩恵を受けたりという結果となった。猛暑は8月度も継続していることから、当面、この7月度の状況が続いてゆくものといえ、食品スーパーマーケットとしても、激変に対応できるフレキシブルな商品戦略が求められる難しい経営環境に入ったといえよう。

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September 3, 2008 in 経済・政治・国際 |

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