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September 25, 2008

コンビニ売上速報、2008年8月度、既存店105.3%!

   8/22、日本フラインチャイズチェーン協会(JFA)から、2008年8月度のコンビニの売上速報が公表された。この売上は協会加盟の正会員11社、エーエム・ピーエム・ジャパン、ココストア、サークルK サンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソンの売上集計であり、総店舗数は41,645店舗(昨対101.5%)であり、日本のコンビニの大半を網羅しているといえよう。その売上であるが、全体では7,342.52億円(昨対107.5%)、既存店では6,784.79億円(105.3%)となり、特に、既存店、約40,000店舗での数字であり、高い伸び率である。

   ただ、7月度までの数字を見ると、7月114.0%(既存店111.7%)、6月106.4%(既存店104.2%)、5月105.8%(既存店103.7%)、4月102.0%(既存店99.8%)、3月101.5%(既存店99.4%)という状況であり、7月から比べるとだいぶ落ち着いた数字であり、6月度に近い数字である。ちょうど、7月にはtaspoカード対応成人識別たばこ自動販売機の第3次エリア、関東地方・沖縄県(1都8県)が稼動開始し、結果、全国47都道府県のたばこ自動販売機が「成人識別たばこ自動販売機」になったこともあり、さらに、これに猛暑も加わったため異常値となったが、8月度はtaspoも猛暑も落ち着いたため、数字が安定したといえよう。ただ、それでも、小売業で既存店が約40,000店舗平均で105%を超えるのは極めて高い伸び率といえ、コンビニは現在、大きな追い風が吹いているといえよう。

   今回、コンビニの売上が伸びた要因を客数と客単価、そして、部門別売上の関係から見てみたい。まず、客数であるが、全体では1億2,229.67人(昨対105.6%)、既存店で1億1,405.16人(昨対103.7%)という伸びであり、客単価は全体では600.4円(昨対101.8%)、既存店は594.9円(昨対101.5%)であるので、客数が大きく伸びての売上アップであることがわかる。したがって、これまでよりも、新規顧客と既存顧客の来店頻度がアップしたと推測できる。では、その要因となった商品と商品別の売上を見てみると、日配食品(構成比34.8%、昨対101.9%)、加工食品(構成比30.5%、昨対98.1%)、非食品(構成比31.2%、昨対127.7%)、サービス(構成比3.5%、昨対101.3%)、合計(構成比100.0%、昨対107.5%)という状況であり、非食品が牽引し、それが、全体の売上を押し上げたことが分かる。

   非食品とは、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文房具、ブラシ、玩具、雑貨、たばこ、ペットフード、乾電池、テープ、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、人形、サングラス、履物、園芸用品、ゲームソフト、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、陶磁器・ガラス器、金物、紙製品、フィルム、切手、はがき、収入印紙、装身具等であり、まさに、この中のたばこがtaspo効果により大きかったと推測される。たばこの購入場所の需給バランスが崩れたことがコンビニ全体の売上構造を超える結果となったといえ、taspoの効果をまざまざと見せつけた結果であるといえよう。

   ちなみに、これをコンビニ1店舗分に換算してみると、既存店の店舗数が約40,000店舗、客数が約1億1,400万人であるので、1店舗当たり1日に換算すると約900人である。客単価が約600円であるので、1日の売上は約54万円である。したがって、現状のコンビニ像は1日約900人のお客さまが来店し、約600円のお買いものをしていただき、結果、約54万円の売上があがるというビジネスであるといえる。これが昨年から約105%伸びた数字であるので、客数で約40人強、売上で約3万円弱増加したというのが、taspo効果といえよう。結果、日本中のたばこの自動販売機の売上が大きく落ち込んだことになり、コンビニの競合は実はコンビニよりもたばこの自動販売機であったともいえる結果が出たということにもなる。ということは、飲料の自動販売機もコンビニにとっては競合であるという推測もなりたち、自動販売機とコンビニは競合関係であることが、今回のtaspoによって、浮かびあがったともいえる。

   これを受けて、8/22後の初の営業日、8/24のコンビニ各社の株価であるが、ファミリーマート4,080円(+500円、+13.96%)、ローソン4,750円(+410 円、+9.44%)、サークルKサンクス1,691円(+49円、+2.98%)と主要3社の株は上昇に転じており、特に、ファミリーマートは10%を優に超える急上昇であり、加熱気味である。チャートを見ても、8月以降株価が下がっていただけに、ここへきて、急反発であり、今後、注目といえよう。また、ローソンについても、8月以降、同様に下がっていたところでの急反発であり、ローソンについても今後の株価は注目といえよう。

   このように、コンビニ業界は先先月、6月度ぐらいからtaspoの効果が鮮明になり、先月、7月度が猛暑も加わり、110%を超えるピークとなった。そして、懸念された8月度であったが、6月度よりも上昇幅は大きく既存店で105%を超えており、今後、この105%が基準となって、今後の売上がどの辺で落ち着くかが課題となるが、3か月好調がつづき、ピーク後の反動も軽微であることから、このまま好調さを維持する可能性が高くなったといえよう。すでに、半期がすぎたが、今期のコンビニは好調な決算が期待できそうである。

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September 25, 2008 in 経済・政治・国際 |

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