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September 05, 2008

ザ・プライス西新井店、40年後のGMSの姿!

   まずは、以下の商品をじっくり見て欲しい。9/1、9/2の日替わり商品であるが、生さんま1尾78円、バンメイえび1尾185円、国産豚もも100g98円、国産豚バラブロック100g98円、国産若鶏手羽元1本35g30円、国産若牛小間切100g188円、つがるりんご1個88円、とまと1箱298円、正田特級しょうゆ1L1本98円、サッポロ一番しょうゆ味、みそラーメン、塩らーめんどんぶり1個78円、相模屋まろやか絹150g×3 1パック78円、武蔵製菓みたらし団子焼入り、よもぎ団子つぶあん3本入り1パック78円である。

   これに加え、EDLP(EveryDay Low Price:毎日お買い得)としては、きゃべつ、だいこん、バナナ各68円、若鶏もも唐揚げ用100g98円、国産黒毛和牛ももステーキ用(4等級)100g398円、めかじき1切158円、塩銀鮭切身1切78円、刺身用まばちまぐろ100g198円、新米ひとめぼれ10kg2880円、5kg1480円、サントリー天然水南アルプス1ケース498円、コカコーラはじめ、ウーロン茶1ケース698円、ヤマザキサンブレッド1斤93円、こいしや食品踊り七福きぬこし絹豆腐300g38円、くめ納豆水戸撰品58円、アーミーグリーン1缶698円、日東紅茶1箱298円、野菜天ぷら各種1個60円、魚天ぷら各種1個80円、15穀米のミニ松花堂弁当1パック298円、江戸前寿司1パック598円が主な商品である。
  
   さらに、私自身が9/2に実際に購入した商品であるが、北総酪農3.6牛乳139円、サントリー黒烏龍茶350ml 165円、湖池屋ポテトチップス65g81円、野菜コロッケ60円、わらべやおにぎりツナマヨ98円、ヤマザキサンブレッド食パン93円、新川屋しんちゃん焼そば98円、東洋水産マルちゃん焼そば168円、キューピーマヨネーズ500g228円、シマダヤ稲庭風細うどん56円、にんじん1本25円、じゃがいも1個25円、ピーマン1個19円、たまねぎ1個25円、とまと1個68円、きゅうり1本35円、幸水梨1個50円、1/4青首大根39円、バナナ1袋68円、マロニー138円である。
  
   これが、8/29にオープンしたセブン&アイホールディングスのザ.プライス西新井店の主要商品の価格である。店内は上記のように日替わり商品とEDLP商品の組み合わせにより、価格にこだわった商品展開となっており、まさに、プライス重視のディスカウントストアといえよう。重点商品は豆腐38円、牛乳1L139円に象徴されるようにベイシアをかなり意識していると思われる価格が付けられており、食品スーパーマーケットとしての限界に近いプライスゾーンを意識しているといえよう。

   ザ・プライスの概要であるが、店舗面積は2階を含め1,000坪ジャストであり、食品が1階で全面展開し、450坪、衣料品が2階で250坪、住関連品も2階で300坪での展開である。売上目標は全体で年間40億円であり、内訳は食品が80%で32億円、衣料品が10%で4億円、住関連品が10%で4億円である。食品が32億円であるので、1日900万円弱、金額PI値(客単価)を約3,000円とすると、3,000人の1日当たりの客数となる。この数字目標から見る限り、GMSとしては、店舗面積からしてありあえないくらい小型タイプであり、売上としても食品スーパーマーケットのAクラス並みの数字目標といえ、ディスカウントストアとしては、意外にこじんまりした数値目標といえよう。食品の年商目標32億円を450坪で割ると1坪当り711万円であるので、通常の食品スーパーマーケットよりはもちろん高い数字であるが、都心部のディスカウントストアとしては、1,000万円を超えても良いのではと、逆に少し心配になるくらい控え目の数値目標といえよう。
 
   ちなみに、このザ・プライス西新井店は約40年前に創業した当時は最新業態のGMSであり、イトーヨカドー発祥の地、北千住からすぐ近くの西新井にある。この西新井にはつい最近、昨年11月にオープンしたセブン&アイホールディングスの最新業態、ポストGMSのario西新井がすぐ近くにあり、徒歩でもゆけるまさに至近距離である。私が買い物をした時には駐車場が満杯であり、ario西新井の駐車場に止めてくださいという張り紙と警備員の誘導があるくらいの近さである。本来、このario西新井ができた時点でこの店舗はGMSとしての役割は完全に終えていたわけであるが、GMSとしての復活は難しい以上、スクラップするか、小売業以外の業態へ変更するかしか選択肢はなかったといえよう。その苦悩の中での、ザ・プライスというディスカウントストアへの転換である。
 
   ディスカウントストアの完成度としては数字目標を見ても、立地、店舗面積、駐車場の状況を見ても、かなり無理があり、品揃えも1品突破を狙った単品プライスは確かに安いが、それ以外のNBはそう安いとはいえず、さらに、各カテゴリーを見ると、食生活を満たすにはかなり無理のある絞り込みが多く、プライスにこだわりすぎている点が気になるところである。今後、恐らく、不振のGMSをこのザ・プライスに次々と切り変えてゆくことになるのではと思うが、2号店の出店までに、この1号店、ザ・プライス西新井店で地元のお客さま、特に、40年以上に渡って以前の店舗をご利用いただいていたお客さまがどのような判断を下すのか興味深いところである。ザ・プライスの次の2号店がいつ、どのような形で出店するのかに注目したい。

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September 5, 2008 in 経済・政治・国際 |

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