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September 22, 2008

売上速報8月度、食品スーパーマーケット、104.7%!

   食品スーパーマーケットの2008年8月度の売上速報を集計した。現在、食品スーパーマーケットの上場企業は約50社強であるが、その中で、毎月、売上を公表しているのは約20社強である。店舗数では、九九プラスの約850店舗を含め2,500店舗を優に超えるので、食品スーパーマーケットの先行指標としては十分な数字といえよう。その売上であるが、ここ最近、食品スーパーマーケットの売上は好調に推移しており、今年に入り、1月から7月まで106%前後で推移していたが、8月度は104.7%となり、やや伸び率が下がったのが気になるところだが、依然として好調な売上を維持しているといえよう。食品スーパーマーケットは現在、値上げ問題により、内食回帰が鮮明であり、追い風が吹いているといえ、売上に関しては当面、好調さが続くものと予想される。

   このような状況の中で、No.1となったのはマックスバリュ中部である。120.4%という高い伸び率であり、昨年10/1に吸収合併したマックスバリュ名古屋の売上がオンされてから、売上は好調である。ただ、既存店が99.2%と昨対を割っており、特に、客数が99.1%と客単価の100.2%と比べ下がっているのが気になるところである。マックスバリュグループは中部に加え、西日本、東海も好調であり、マックスバリュ西日本がNo.3、109.3%、マックスバリュ東海がNo.4、108.6%と上位を独占している。ただ、東北、北海道は苦戦しており、マックスバリュ東北はNo.14、102.1%、マックスバリュ北海道はNo.23、96.7%と昨対を割ってしまった。マックスバリュグループは西高東低の状況といえ、明暗が分かれた結果となった。

   No.2は大黒天物産であり、115.3%である。大黒天物産はここ最近、新規出店を抑制しており、今年に入っては、まだディオ玉島店(8月)のみであり、昨年の12店舗に比べると大きく新規出店を抑えているといえよう。ただ、その分、既存店の活性化には力を入れており、店舗のリニューアルに加え、毎月100品以上のNBを値下げするなど、価格訴求にも力を入れている。その結果、既存店は106.1%と絶好調であり、今回集計食品スーパーマーケット約20社強でダントツのトップである。食品スーパーマーケットで既存店が105%を超えることはまれであり、大黒天物産はここへきて明らかに好調といえよう。これを受けて、株価も絶好調であり、食品スーパーマーケットの中では、このリーマンショックの中でも株価は持ち直しつつあり、ここ数ケ月の推移は右上がりのきれいな上昇カーブで推移している。今後の大黒天物産には注目といえよう。

   No.5はPLANTである。108.5%と7月と5月の新規出店が数字を押し上げており、売上は好調であった。ただ、既存店は96.1%と厳しい状況であり、特に、既存店の客数が95.2%と伸び悩んでいる。同じスーパーセンタータイプのアークランドサカモトも98.2%とNo.22と苦戦しており、既存店も92.0%と厳しい状況である。ここへきて、食品スーパーマーケットは好調さが続いているが、スーパーセンタータイプは食品以外の数字が厳しいようで、特に既存店の活性化が課題といえよう。
 
   これ以外の主な食品スーパーマーケットとしては、No.6ハローズ108.4%(既存店99.9%)、No.7マルエツ106.9%(既存店101.9%)、No.8バロー106.3%(既存店99.2%)、No.9ヤオコー105.7%(既存店101.6%)、No.10ダイイチ105.7%(既存店99.8%)、No.11九九プラス105.1%(既存店101.7%)と、以上が105%以上の食品スーパーマーケットである。少し気になるのはいずれも既存店が伸び悩んでおり、新規出店により、売上を押し上げている点である。内食回帰の状況からすれば、もっと既存店が伸びても良いと思うが、この8月度はやや既存店が伸び悩んでいる状況といえよう。
 
   また、売上は105%を下回った中で、気になる食品スーパーマーケットをいくつか見てみると、まず、オオゼキであるが、102.6%(既存店102.6%)と相変わらず、新規出店がない状況が続いており、既存店のみとなっている。同様に、スーパーバリューも102.1%(既存店102.1%)と、既存店のみの数字である。ヤマザワもここへ来て伸び悩んでおり、100.9%(既存店99.5%)と厳しい数字である。さらに、ユニバースも101.9%(既存店98.9%)と伸び悩んでいる。こう見ると、先に見たマックスバリュ東北、北海道を含め、全体的に東北、北海道地区の食品スーパーマーケットが伸び悩んでいる傾向が出ているようである。
 
   このように、この8月度の食品スーパーマーケットの売上速報を見ると、これまでの7月までの好調さにやや陰りが見え始めたようであり、特に、東北・北海道地区での売上の伸び悩みが見られるようである。値上げ問題は若干落ちつきつつあるとはいえ、秋の小幅値上げがまだ控えており、今年いっぱいは値上げ基調が続くものといえよう。したがって、内食回帰はほぼ定着し、食品スーパーマーケットとしては追い風の中での商売となるので、売上はしっかり確保したいところである。ただ、ここへ来て、リーマンショックに象徴される金融恐慌の動きが消費への不透明感を増しており、ここ数ケ月は消費へどのような影響がでるか読めない状況といえいえよう。当面、消費動向をしっかり見つめながら、消費状況に応じた的確なマーチャンダイジングの対応が必要といえよう。

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September 22, 2008 in 経済・政治・国際食品スーパーマーケット売上速報 |

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