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September 21, 2008

食品スーパーマーケット今週の株価、リーマンショック?

    アメリカのサブプライムローンに端を発する金融パニックの余震が続いている。今週はアメリカ第4位の証券会社、150年の歴史をもつリーマン・ブラザーズが倒産においこまれるという事態になり、これが契機となり、世界中の株式相場が暴落という事態になった。その後、保険会社AIGにも同様の問題がおこり、アメリカ政府は、リーマン・ブラザーズの対応とは一転、公的資金を投入しての救済に踏み切った。そして、次は、アメリカ第2位のモルガンではという疑心暗鬼の中、依然として、アメリカの金融情勢は不透明さを増す一方である。このような中、今週、9/19の日本の食品スーパーマーケットの株価はどのような動きを示したのかを見てみたい。

   まず、このリーマン・ブラザーズショック以降、株価を大きく下げた食品スーパーマーケットを5日移動平均乖離率(短期)の指標をもとに見てみたい。食品スーパーマーケット業界No.1の下げ率となったのは、マルエツである。9/19の終値は754円(-37円、-4.67%)となり、5日、25日、13週、26週の移動平均乖離率は(-9.26%、-17.23%、 -18.39%、-14.51%)となり、すべての段階でマイナスとなる大幅な下落となった。上場小売業約400社の中でも4位となる下げ率であり、これまで大きく上昇していただけに、下げ幅も大きかった。実際、チャートを見てみると、今週の株価は9/16(902円)、9/17(818円)、9/18(791円)、そして、9/19(754円)と、まさに、リーマン・ブラザーズショックをもろに受けた急激な下げとなった。

   マルエツについで、下げ幅がNo.2となった食品スーパーマーケットはアークスである。9/19現在1,316円(-60円、-4.36%)となり、移動平均は-8.80%、-11.26%、-10.59%、-8.03%とすべての段階でマイナスであり、全小売業の中でも5位となる大きな落ち込みである。チャートを見ると、9/16以降、株価は急降下しており、9/16(1,489円)、9/17(1,485円)、9/18(1,376円)、9/19(1,316円)という状況である。9/16前の株価、9/12が1,549円であったので、わずか数日で200円強のダウンとなる下げである。

   この2社についでNo.3の下げ幅となったのが、ヤオコーである。小売業全体では19位と、マルエツ、アークスに比べ、下げ幅は小さいが、移動平均を見ると、-4.84%、-6.07%、-5.78%、2.26%であり、26週ではプラスとなっているが、5日の短期ではマイナスである。実際チャートを見てもこの週は下がってはいるが、ここまでの下げは、この数カ月の間に数度あり、9/19の3,340円 (-150円、-4.29%)の3,300円台は、ここ数ケ月間のほぼ平均に近い数字である。5日移動平均の下げ幅は大きかったが、ショックはマルエツ、アークスよりも小さいといえよう。

   以下、これについで、5日移動平均での下げの大きかった食品スーパーマーケットを見てみると、サンエー(-2.52%、2.84%、-1.58%、-0.43%)、バロー(-2.19%、-9.50%、-11.58%、-16.96%)、PLANT(-2.09%、-5.72%、-9.67%、-11.67%)、マックスバリュ東北(-2.04%、-6.03%、-7.71%、-7.07%)、マックスバリュ東海(-1.77%、-8.96%、-12.21%、-12.67%)ユニバース(-1.68%、-5.05%、-9.03%、-8.20%)、ベルク(-1.23%、-6.61%、-9.09%、-5.23%)などであり、以上がベスト10である。

   この中で、気になるのがバローである。バローは9/19の終値が847円(+12円、 +1.43%)と上昇に転じているが、前日の9/18の835円は上場来最安値を更新しており、各段階の移動平均を見てもわかるように株価が加速度を増して急落しているのがわかる。実際、チャートを見てみると6月頃は1,000円を超えていた株価がほぼ右下がりの傾向で下落しており、特に、8月中旬以降は大きく株価を下げており、今後の動向が気になるところである。

   これに対して、このリーマン・ブラザーズショクの中で株価が上昇した食品スーパーマーケットであるが、ドミーが筆頭である。ただ、9/19現在の株価は634円(前日比なし)となったが、リーマン・ブラザーズショック期間は取引が成立せず、値がつかなかった。ただ、移動平均の推移は(14.44%、36.34%、19.62%、20.53%)とすべてプラスであり、特に5日、25日は大きくプラスとなっており、今後の株価が気になるところである。

   ついで、CFS(7.08%、10.07%、5.02%、13.96%)、イズミ(6.46%、3.80%、-0.25%、-3.06%)、大黒天物産(6.21%、2.34%、20.77%、39.15%)、フジ(4.54%、4.24%、0.27% 、0.44%)と続く。この中で大黒天物産は9/16はやや株価を下げたが、その後、株価は上昇しはじめ、9/19現在、1,180円(+34円、+2.96%)とプラスで推移している。今後の株価に注目である。

   このように、この1週間はリーマン・ブラザーズショックをもろに受けた1週間であったが、全体としては、株価は下落基調であり、食品スーパーマーケット業界では特にマルエツ、アークスが大きな影響であったといえよう。ただ、その中でも、大黒天物産のようにすぐに上昇に転じた株価もあり、明暗が分かれる形となった。今後、まだ、アメリカの金融情勢は安定していない状況が続いており、来週以降も、食品スーパーマーケットの株価は大きな影響を受ける可能性が高く、当面、株価動向には食品スーパーマーケット業界はもちろん、全体としても注目といえよう。

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September 21, 2008 in 経済・政治・国際 |

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