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September 17, 2008

日経MJ、9/15でジャガイモ系スナックを特集!

   日経MJ、9/15でジャガイモ系スナックの特集が組まれた。「07年は2.2%の伸び、容量多彩、適量増やす、風味には各社の色」、「小量タイプが牽引、カルビー、場所選ばずカリカリ、湖池屋、ベーシックな味貫く」という見出しの特集である。記事の中では日経POS分析からベスト15のランキング表も掲載されており、ジャガイモ系スナックの現状を知る上で貴重なデータである。これ以外にも、ジャガイモ系スナックの月別推移、主力メーカー、カルビー、湖池屋、ヤマザキナビスコの月別推移などのグラフも掲載されており、ジャガイモ系スナックの好調さが鮮明である。

   データを見ると、ここ数年、横ばいで推移していたジャガイモ系スナックの金額PI値であったが、昨年後半ぐらいから数字が上昇しはじめ、今年に入ってからはずっと好調さが続いている。ちょうど、期をいつにして、値上げ問題が浮上した時期であり、様々な食品が値上げ基調の中、ジャガイモ系スナックは絶好調であるといえよう。記事の中では、各社が商品開発を強化し、「様々な容量の商品が登場し、売れるようになったことが一因だ・・、」、「カルビーも小袋タイプが好調、・・」、「カルビーによると、つり下げタイプの商品の売れ行きの伸びはさらに大きい。・・」、「湖池屋も食シーンに適した容量の提案が功を奏している。・・」という理由をあげている。ただ、フレーバー展開に関しては、意見が分かれ、カルビーはフレーバーを増やしたことが売上に貢献したとしているのに対し、湖池屋は、「短期間にフレーバー展開すると完成度の低いものができてしまい、結果として消費者が離れていく。・・」という見解であるという。

   ちなみに、これを別の角度、家計調査データの数字を見てみると、スナックの金額PI値の推移は以下のようである。2008年7月(10.13円、110.6%)、6月(10.77円、119.6%)、5月(10.65円、109.6%)、4月(11.27円、108.3%)、3月(11.58円、114.7%)、2月(10.93円、120.1%)、1月(9.52円、109.7%)と絶好調であり、昨年も2007年12月(10.97円、112.6%)11月(9.73円、102.8%)、10月(9.32円、105.1%)、9月(9.00円、100.0%)、8月(9.26円、101.4%)、7月(9.16円、100.0%)であるので、明らかに12月頃から2桁の伸びといえ、上昇が始まったといえよう。また、菓子全体の動向を見てみると、2007年7月(99.7%)、8月(100.5%)、9月(104.0%)、10月(97.2%)、11月(100.3%)、12月(100.6%)、そして、2008年1月(102.4%)、2月(105.3%)、3月(102.6%)、4月(102.6%)、5月(104.0%)、6月(103.6%)、7月(104.2%)という推移であり、菓子全体も今年に入って好調な推移である。

   記事の中では日経POSにもとづく、8月度の金額PI値ランキング、べスト15が掲載されているが、No.1はカルビー、じゃがりこサラダ60g、金額PI値361円(1人当り、0.361円)であり、平均単価116円である。カバー率は何と100%である。これをPI値に逆算してみると、0.361円÷116円=0.31%であり、平均的な食品スーパーマーケットでは客数が2,000人/日であるので、0.31%×2,000人=6個であり、1日6個がトップである。これが高いか低いかであるが、一般的に金額PI値では200円を超えればCランク、300を超えればBランク、そして、500円を超えればAランクといえるので、Bランクの水準であるといえよう。No.2はカルビーポテトチップスうすしお味160g、金額PI値205円であり、Cランクである。意外なことに、BICパックがNo.2となった。そして、No.3が同じく、カルビー、ポテトチップスうすしお味65G、金額PI値180円であり、うすしおのレギュラーサイズである。No.2、No.3は、うすしおのBICとレギュラーとなり、うすしおという定番中の定番の強さが改めて浮き彫りになったといえよう。

   No.4、No.5はカルビーのポテトチップスコンソメパンチの160g、65gであり、金額PI値は152円、150円である。そして、No.6はカルビー、堅あげポテトうすしお味70g、金額PI値145円であり、何と、カルビーがベスト6を独占である。しかも、うすしおとコンソメパンチという定番中の定番といえ、ジャガイモ系スナックの伸びは、定番がしっかり支えた結果といえよう。

   No.7はヤマザキナビスコ、チップスターS(うすしお味)115g、金額PI値142円、No.8は湖池屋ポテトチップスのり塩65g、金額PI値138円、No.9はヤマザキナビスコ、チップスターS(うすしお味)50g、金額PI値133円、そして、No.10は森永製菓、おっとっと<うすしお味>56g、金額PI値130円である。No.7以下No.10はすべてカルビー以外であり、バラエティに富んだ商品となった。

   このように、ジャガイモ系スナックは昨年暮れころから絶好調で推移しており、家計調査データでみると、スナック菓子だけでなく、菓子全体の数字も好調に推移しており、値上げ環境の厳しい消費状況にもかかわらず、菓子、特にスナックは好調に推移しているのが実態である。また、意外に、定番中の定番の商品がしっかり上位を占めており、新商品を含めて、品揃えは多岐にわたるが、重点商品をしっかり売りこんでゆくことがポイントであることが改めて確認できたといえよう。食品スーパーマーケットとしては、再度、この好調なジャガイモ系スナックをしっかり売りこんでゆきたいところである。

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September 17, 2008 in 経済・政治・国際 |

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