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September 07, 2008

カウボーイ、整理ポスト一部解除、依然として厳しい経営!

   カウボーイの株価が9/5現在、27円(-1円、-3.57%)と下げ止まらない状況である。カウボーイは現在、ジャスダックに上場しているが、7/1より、中間決算書を期限内に提出できなかったとの理由で監理ポスト割当株となった。その後、監査法人より「意見の表明をしない」旨が記載された中間監査報告書を提出した旨の開示がなされ、7/27から監理ポスト割当理由が追加された。そして、7/31に、中間決算書が北海道財務局に提出されたため、監理ポスト入り理由が一部解除されたが、依然として、9/5現在、監理ポスト割当銘柄として継続中である。

   その間のカウボーイの株価の動きを見てみると、6月前半は120円前後で推移していたが、その後、株価は右下がりに下がりはじめ、6月下旬には80円前後まで株価は下がった。その後、7/1に入り、監理ポスト株となると、株価が急落、7/1(57円)となり、7/2(53円)、7/3(52円)と株価は下がり、7/14には40円まで株価が下がった。ただ、その後、株価は反転し、一時は80円前後まで株価は戻ったが、7/27監理ポスト割当理由が追加されると、株価はまた下がり始め、7/28(53円)、7/29(47円)、7/30(42円)となり、7/31には、監理ポスト入り理由が一部解除されたが、7/31(45円)、8/1(42円)、8/4(41円)と株価は下げ止まらず、8/21の23円まで下げ続けた。その後、8/22、8/25、8/26と大量の商いが発生し、株価はやや上昇し、30円前後まで戻したが、その後、9/5現在まで、30円前後で推移しており、依然として厳しい株価が続いている。

   8/22から8/26までの大量の商いは通常が40から50万株の商いであるが、8/25、その約10倍の約450万株の商いが発生しており、明らかに異常値である。恐らく、8/27にカウボーイとトライアルカンパニーとの業務提携が締結されたことを見越しての買いのように思える。ただ、その後、株価は上昇しておらず、監理ポスト入りが継続している状況では株価の上昇は難しいものがあるといえよう。今後、カウボーイの株が監理ポスト入りを解除され、トライアルカンパニーとの業務提携の効果が明確になれば、株価は上昇する可能性はあるといえるが、状況がいつ変化するか読みにくのが現状である。

   そのトライアルカンパニーとの業務提携の内容であるが、大きく4項目となっている。その4項目は、(1)店舗運営に関する相互協力(ノウハウの提供)、(2)商品供給・仕入れに関する相互協力、(3)トライアルからの役職員派遣及び相互人材交流、(4)当社及びトライアルの提携強化に向けた取組みである。この内、(4)では、①トライアルカンパニーは平成20 年8 月29 日に合同会社月光より発行済株式6,900,000株を取得する、という細目があり、これにより、トライアルカンパニーがカウボーイの31.24%の株式を所有することになり、筆頭株主となり、カウボーイの親会社となる。なお、合同会社月光は、ゴールマン・サックス・グループのグループ会社であり、トライアルカンパニーへの株式譲渡後4.05%の持株比率となり、ゴールドマンサックスグループも同様に4.05%の持株比率となる。

   カウボーイはこのように紆余曲折を経ながら、今後はトライアルカンパニーの子会社として、経営再建に入る体制となったが、8/29に新日本有限責任監査法人が監査人を正式に降り、その後の後任が9/5現在決まっていないため、依然として、決算書の監査人からの承認がなされず、監理ポスト銘柄からの解除は難しい状況が続いている。

   そのカウボーイの最新の決算短信、2008年9月期、第3四半期決算の状況であるが、8/22に公表されたが、売上高212.98億円(64.8%)、営業利益-8.23億円、経常利益-8.41億円、当期純利益-22.14億円と、減収大幅な赤字決算となった。また、この第3四半期決算の純資産合計は-7.29億円の債務超過となっており、自己資本比率は-41.8%という状況である。ただ、長短借入金の合計はわずか5億円であり、借入金が経営を圧迫しているわけではなく、営業利益の-8.23億円と減損損失、投資有価証券評価損、貸倒引当金繰入額等の合計21.38億円の特別損失が大きかった。また、カウボーイの通期予想についても、売上高250.00億円(58.0%)、営業利益-8.6億円、経常利益-8.8億円、当期純利益-22.56億円と、この第3四半期決算よりもさらに厳しい数字が予想されており、経営状況はかなり厳しい状況で推移するものといえよう。

   このようにカウボーイの株価が7/1以降、ジャスダックの監理ポスト銘柄となり、7/31に一部内容が解除されたが、株価は依然として厳しい状況が続いている。また、この第3四半期決算も8/22に公表されたが、減収減益、大幅な赤字決算となり、しかも、自己資本比率は-41.8%の債務超過となる厳しい経営状況となった。8/27には起死回生の挽回策としてトライアルカンパニーと業務提携を締結したが、その後も株価には変化がみられなかった。肝心の監理ポスト銘柄から脱するための新たな監査法人の選任も9/5現在、なされておらず、経営そのものの監査体制が確立できない状況が続いている。今後、トライアルカンパニーが筆頭株主となり、親会社として、カウボーイの経営を全面的に支援してゆくことになるが、現状の経営状況はかなり厳しいものがあり、今後、カウボーイの経営は予断を許さない状況が続くといえよう。

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September 7, 2008 in 経済・政治・国際 |

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