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October 14, 2011

ついに、アクセス(Access)!

   これまで、どんなに大量のPOSデータを分析するにも、基本はExcelでこなしてきた。アクセスの方が便利なような気がしてはいたが、限界までExcelを使いこなそうとしてきた。実際、これまで取り組んできたPOS分析はExcelで可能であったし、手間を惜しまなければ、Excelでも、アクセスのような分析も可能であったからである。ちょうど、掛け算を足し算、ないしは、割り算を引き算でやるような感じでExcelをアクセスのように使えば、かなりの程度までExcelでPOSデータを分析することが可能であった。また、アクセスは何か、手が出しにくい感じがしており、通常の思考では理解しにくいものがあり、Excelのように気軽に使おうという気になれなかった面もある。

   ところが、ここへきて、ID-POS分析の時代になり、Excelではにっちもさっちもいかなくなり、とうとう、先日からアクセスを使い始めた。まだ使い始めたばかりであり、自由自在に使いこなすところまでは程遠いが、約500ページの入門書と格闘しながら、何とかデータの分析ができるまでになった。今回のID-POS分析のケースも、これまでのように、当初はExcelで分析が可能だと思っていたが、どう考えてもできない、というより、莫大な時間、少しトライしてみたが、ざっと計算しただけでも100時間ぐらいかかりそうなので、さすがにあきらめた。

   Excelでの分析をあきらめたこのID-POSデータであるが、縦が約1万行、すなわち、顧客約1万人のデータである。以前のExcelではこれだけでも不可能な分析であったが、最近のExcelでは、1万行でも問題なく分析が可能であり、当初はExcelで可能だと思っていた。ところが、その顧客データをもとにID-POS分析に入るわけであるが、ID-POS分析の基本は期間に関しては年間、月別が原則であり、これをもとに、状況に応じて、年間を数年に拡大したり、月別を週別、日別、時間にまで落とし込んだりする。したがって、今回のケースも月別での顧客データであり、1月度から12月度までの分析となる。

   ポイントはこの時、月々の顧客の数が大きくばらつくことである。ある月はたとえば2,000人の月があり、ある月は4,000人の月があり、ある月は1,000人の月があったりする。そして、この顧客を合計すると、年間では約1万人の顧客となる。何でこんなバラつくかというと、ID-POS分析を実施してみれば一目瞭然のことであるが、どんな商品も年間1回しか購入しない顧客が大量に発生しているからである。今回のケースは生鮮食品の最重点商品であるが、それでも、5,000人以上、すなわち、50%以上が年間1回しか、この商品を購入しない顧客であることが判明している。ちなみに、グロサリー商品ではさらに、多くの顧客となるのが通常である。

   このような、いわゆるBランクの顧客は分析しなくともいいのではないかとも思われるが、ID-POS分析のもうひとつの分析のポイントは、レシート変換、すなわち、対象商品の購入顧客の全購入レシートまで分析することが課題となる。実際に、今回も、この約1万人の顧客の全レシートを分析してみると、対象商品はBランクであるが、全商品では、Sランクの顧客がたくさんいることがわかる。すなわち、対象商品をSAB、全商品をSABに分けて見ると、SS、AA、BBとならず、SB、BSの顧客が確実に存在しているといえる。したがって、対象商品がBランク、すなわち、年間1回しか購入しない顧客であっても、店舗にとってはSランクの顧客もおり、この顧客をID-POS分析から外すわけにはいかないからである。また、ID-POS分析の要諦は、顧客のランクアップの導線をつくることが重要であり、さらに、Cランク、いわゆる未購入顧客からBランクへ誘導することも課題である。そのためにはBランクのID-POS分析も無視できないからである。

   こうなると、この場合のID-POS分析は縦約1万行、横対象商品12ケ月、全商品12ケ月、そして、それぞれの月、および、年間合計のID-POS分析の基本分析指標が約10列づつ入るので、完璧に分析すると、数百列となる。そして、これを縦約1万行の顧客IDで一覧表にするわけであるが、月々では当然購入が発生しない顧客が大量に発生するので、空白行が発生する数百万件の巨大な一覧表を作り上げなければならなくなる。もちろん、Excelでも可能であるが、問題は縦約1万行の顧客順に横の列すべてを統一することであり、ここで挫折し、アクセスを使ってしまった。入門書を見ながらの作業であったが、テーブルをつくり、このテーブル間をクエリーで顧客IDを基点にすべてむすびつけ、購入のない顧客IDの月は空白にする指示を与え、何とか、巨大な一覧表をつくりあげることができた。そして、ここから、再度Excelに落とし、ID-POS分析の計算式を入れ、顧客約1万人のランクづけも行い、ID-POS分析の基本帳票がやっと完成した。

   このように、やむにやまれず、今回はアクセスを使わざるをえなくなってしまったが、まだ、アクセスのほんのわずかな機能をつかっただけであるが、今回のように顧客IDを基点に各月のデータを連結するには、必須であるといえ、力づくではどうにもならないことがわかった。ただ、Excelもいったん基本帳票ができてしまえば、分析するには便利であり、双方の組合せがポイントといえよう。今回は苦労したが、今後は、ID-POS分析の流れができあがったので、さらに、アクセスももう少し勉強し、ID-POS分析の基本帳票を短時間で作り上げ、中身の分析に時間をかけられるようにしてゆければと思う。   
   
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October 14, 2011 in CRM、FSP |

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