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February 25, 2012

コンビニ売上速報、2012年1月、5.7%増、堅調!

   2/20、(社)日本フランチャイズ協会から、2012年1月度の売上速報が公表された。結果は全体の売上高が6,897.85億円(5.7%増)、既存店1.7%増となり、堅調な結果となった。この売上速報は、同協会に加盟するコンビニ、ココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソンの10社の統計であり、店舗数は44,520店舗、日本の代表的なコンビニを網羅しており、コンビニのいまを反映しているといえよう。

   ちなみに、全店の年間売上高は8兆6,769億円(前年比+8.2%)、既存店は6.1%増であるので、この1月度はやや伸び率が下がったとはいえるが、依然として、伸び続けており、今年もコンビニ業界は成長が続く可能性が高いといえよう。特に、今期はかつてない大量の新規出店が予想されており、客単価よりも客数の伸びが期待される。昨年の店舗数は年間を通じて2.0%前後と大きくは増加しておらず、売上高を支えたのは客単価、しかも既存店の客単価と客数であったといえる。したがって、今期は店舗数が増え、客数が伸びる可能性があり、コンビニの成長は今年も維持されるのではないかと思われる。

   もう少し、昨年のコンビニの数字を追ってみると、年間を通じて高成長が続いていたが、4月と9月の2回、売上高が大きく落ち込んだ。特に、9月度は年間唯一のマイナスとなった。その要因は4月は3/11の東日本大震災の影響であり、9月は一昨年10月度のたばこの値上げ前の駆け込み需要が全国的に発生したため、その反動であるといえる。したがって、いずれも、不可抗力的な力が働いたといえ、実質、年間を通じて、昨年のコンビニは高成長が続き、好調であったといえよう。また、客数と客単価の関係であるが、たばこの値上げの影響があった9月、10月以外は客単価が客数を上回る伸びを示してしており、昨年のコンビニの成長を支えたのは、明らかに客単価、しかも、既存店の客単価であるといえる。

   そこで、この1月度の客数、客単価であるが、まずは、店舗数が44,520店舗(3.8%増)と、はやくも昨年1度も達成したことのなかった3.0%を超える伸び率であり、今期予想されるコンビニの大量出店を予感させる兆候が表れているといえよう。ちなみに、今期は食品スーパーマーケット業界も大量出店が予想され、小売業の2大食品業態がいずれも新規出店戦略にシフトするので、食品小売業は、これまでの低成長を払拭する新たな成長の時代に入るといえよう。

   ついで客数、客単価であるが、客数は1,112,233,000人(4.2%増)と堅調な伸びである。ただ、既存店は0.01%の伸びに留まっており、新規出店=客数の伸びといえ、やや気になる数字である。結果、1店舗あたりに換算すると、805人となり、これが日本のコンビニの平均的な1日の客数である。食品スーパーマーケットが1日約2,000人であるので、半分以下といえるが、店舗数は44,520店舗であるので、すごい数字である。そして、客単価であるが、620.2円(1.5%増)と微増、既存店は1.7%増と全店よりも伸び率は高いが、いずれも微増である。

   ちなみに、食品スーパーマーケットの客単価は2,000円前後であり、コンビニは約1/3の客単価といえる。商品でいえば生鮮食品、日配、見方を変えれば食品の素材との違いが大きく影響しているといえよう。コンビニは調理時間、消費時間0を目指した加工度、使用度の商品のみの売場であり、その付加価値をいかに高めるかにある。これに対して、食品スーパーマーケットは素材の安さ、新鮮さに付加価値を見出しているといえ、同じ食品を扱いながら対極にあるといえる。これが結果、客単価、そして、客数の違いとなって現れているといえよう。

   では、その商品の動きはどうであったかであるが、最も伸びた部門は非食品の9.2%増であり、依然として、昨年同様、たばこ、雑貨が売上高を支えているのがわかる。しかも、売上高構成比が35.2%となり、日配食品の32.9%を上回り、いまやコンビニNo.1部門となり、その地位がゆるぎないものとなりつつある。その日配食品であるが5.0%増と健闘しているが、非食品に引き離されているといえ、昨年1年でコンビニの商品構造が大きく変化したといえよう。ついで、売上高構成比27.6%の加工食品であるが、2.0%増であり、微増である。そして、最後、サービス部門であるが、売上高構成比は4.4%とわずかであるが、伸び率は7.2%増と好調である。

   このように、コンビニの2012年1月度、今年はじめての売上速報であるが、昨年の好調さを維持し、5.7%増と堅調な伸びとなった。特に、昨年は客単価、中でも既存店の客単価に支えられた売上増であったが、この1月度は客数、それも新規出店による客数増であり、中身が変化しつつあるのが特徴である。今期はコンビニ各社が空前の新規出店戦略に入ることが予想されているので、昨年とは様相を異にしたコンビニの成長が期待されるといえよう。次回、2月度、そして、今後、コンビニがどこまで成長を持続してゆくのか、その動向に注目である。

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February 25, 2012 in 食品スーパーマーケット売上速報 |

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