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February 15, 2012

物語りとID-POS分析、Facebook!

   ここ最近、ID-POS分析を関係者にいかに理解していただくかを考えている。それには、様々なアイデアがあるが、ここ最近のおすすめはSNS(Social Networking Service)を体感すること、これがID-POS分析を理解する上で早道に思えるようになった。実際、私自身も、ここ最近Facebookをはじめたが、これまでコミュニケーションをあまりとれなかった友達とFacebookでとれるようになり、その後、実際に会う機会も増えている。また、思いもかけなかった友達からのリクエストがくるなど、まさに、友達の輪が広がりつつあるのが現状である。

   余談だが、ITとICTという言葉がある。ITはInformation Technology であり、ICTはI、informationとT、Technologyの間にC、Communicationが入ったものであるが、SNSはこのC、Communication がむしろ本命であるといえ、ITよりもICTの方がぴったりくる感じである。ITは本来、人間の手助けをするツールであり、人間は突き詰めれば、Communication を通じて絆を深めてゆくものであるので、Communication が間に入ったICTの方がITよりも深みがあるといえよう。実際、すでに、総務省などもITからICTという使い方を意識的に使用していることからも、今後、SNSはITではなく、まさに、ICTそのものとなってゆくのではないかと思える。

   さて、今回のテーマ、物語とID-POS分析であるが、ここ最近、Facebookでもタイムラインが登場し、Facebook上の友達が使い始めている。この発想はびっくりした。これまで、Facebookは空間をひたすら追いかけるICTであるといえ、実際、Facebookの上場申請書を見ても、845milion(8億4,500万人)が月間アクティブユーザーであり、地球全体を包み込む勢いで、空間が広がっているといえる。個人で見ても、友達が数人の時から、数10人となり、50人、そして、100人を超え、300人、500人、中には1,000人近い友達もいる。全世界 845milion(8億4,500万人)の平均の友達が100人ぐらいとのことであるので、誰でも、100人ぐらいまでは空間が広がってゆくといえよう。

   問題は、その後、どうなるかである。当然、Facebookが空間を制すると、これは個人でもそうだが、一通り100人ぐらいの友達がFacebook上にできると、そこで拡大はとまり、恐らく、Facebook自体の成長もとまる可能性が高いといえよう。

   こう考えると、タイムラインの機能は、空間に対して、時間という概念を入れた新たな機能であり、一通り友達をつくり、これ以上、あまり、友達が増えなくなった時に、次に何を求めるかに応えた機能であるといえよう。これまでのFacebookの画面をタイムラインに切り替えることで、自分の物語りがはじまるからである。生れてから、現在までの友達関係、発言、実績、軌跡が時間ごとに整理され、現在と過去がつながり、そして、未来へつながってゆくことになる。当然、過去を振り返らない場合は、現在から未来へ向けてのタイムラインができ上がり、それはそれで、これまでの空間の拡大を追い求めていたことから、時間、中身、すなわち、その履歴を追い求めるようになり、より、自分を友達とのコミュニケーションの中で磨いてゆくことになろう。

   実は、これこそ、ID-POS分析を理解する鍵であるといえ、ID-POS分析を理解するには、これまで、なかなか一筋縄ではいかなかったが、このような空間の広がり、そして、時間の深さの違いを理解することが分かりやすいのではないかと思った。ID-POS分析は瞬間の分析ではない。時間の分析、1人1人の商品の購入履歴の分析であり、しかも、少なくとも過去1年、できれば、過去数年は顧客の購入履歴を洗い直したいところであり、これは、まさに、Facebookのタイムラインに切り替えることと同じことであるといえる。

   1つ1つの商品には、1人1人の購入顧客がおり、その1人1人の購入顧客には、その商品と出会い、次に、またその商品を購入し、さらに、購入をつづけてゆき、現在にいたるという歴史、物語りがある。すべての商品、1品1品、それぞれの購入顧客1人1人にその物語が存在しており、この物語りを理解し、これを前提に商品1品1品と顧客1人1人の絆をいかに深められるかがID-POS分析の目的そのものであるといえよう。

   そして、その結果、商品と顧客との絆が深まり、売上げが上がり、利益が顧客1人1人によって、商品1品1品からもたらされることになる。これがID-POS分析を理解するポイントではないかと、Facebookをやってみてわかってきたことである。Facebookでは売上げも利益もない、逆に、これを持ち込むことはご法度である。Facebookの目的は、友達とのコミュケーション、これ以外にないといえよう。そして、そのコミュニケーションを通じて自分をいかに磨き、輝かせるかである。

   ID-POS分析も全く同様、商品1品1品と顧客1人1人との絆を、ダイレクトに顧客に働きかけたり、商品を通じて、POP、クロスマーチャンダイジングなど間接的に働きかけたりしながら、商品を磨いてゆき、商品を輝かせてゆくことであるといえる。そのためにも、ID-POS分析を通じて、まずは、顧客の物語り、購入履歴を少なくとも過去1年は振り返って、耳を傾け、商品との絆をいかに深めてゆくかを考えてみたいところだ。ID-POS分析はその意味で、瞬間を見るのではなく、顧客の物語り、時間を追いかけ、顧客の購入履歴、すなわち、深さを追究してゆくことに、その本質があるといえよう。

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February 15, 2012 in CRM、FSP |

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