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March 26, 2012

食品スーパー売上速報、2012年2月度、105.8%!

   食品スーパーマーケットの上場企業21社の2012年2月度の売上速報を独自に集計した。この21社合計の店舗数は2,000店舗を超えており、食品スーパーマーケット業界における上場企業としての売上動向を探る上で、速報値としては、貴重な数字といえよう。その結果であるが、全体が105.8%、既存店は101.7%と堅調な結果となった。ただし、この2月度は例年と違い閏年であるので、昨年よりも1日長く29/28=103.5%増となるので、その分を差し引く必要があるが、それを加味しても全体は微増といえ、堅調な結果であったといえよう。

   このような中で食品スーパーマーケットとしては、ずば抜けて好調な企業がある。ヤマザワである。この21社の中でもトップであり、売上高119.7%と、2桁、120%近い伸びであり、大きく増加した。しかも、既存店も116.8%と高い数字であり、新店ではなく、既存店に支えられた伸びである。ヤマザワは、昨年の3/11の東大震災以降、復興特需もあり順調に売上げを伸ばし続けており、110%を切ったのは4月度のみである。そのヤマザワの3月度からの売上高の推移であるが、3月度110.5%、4月度104.7%、5月度112.1%、6月度114.2%、7月度119.1%、8月度110.2%、9月度109.4%、10月度111.5%、11月度110.1%、12月度112.4%、1月度110.3%、そして、2月度119.7%である。

   さらに、その中身であるが、客数110.4%(既存店107.6%)、客単価106.8%(既存店107.1%)という状況であり、客数、客単価ともにバランスのよい伸びに支えられており、理想的な売上高の構造であるといえよう。一般に、食品スーパーマーケットの売上高は新店に負うところが大きく、既存店は昨対前後で推移することが多いが、ヤマザワの場合は、既存店に支えられていることが鮮明であり、いかに東大震災以降、既存店が活性化可したかがわかる。特に、既存店の客数が増加しただけでなく、客単価も増加しており、マーチャンダイジングの改善も復興需要と同時に進んだものと思われる。

    これについでNo.2となったのは純粋な食品スーパーマーケットではないが、スーパーセンターを主力業態とするスーパーバリューである。その2月度の売上高であるが、119.3%であり、ヤマザワとは一転、新店による売上増が寄与し、大きく売上げを伸ばしている。現在、スーパーバリューは19店舗であり、この1年間の新店は改装オープンを含め、SuperValue 春日部武里店(改装3/9)、SuperValue 杉並高井戸店(改装4/6)、SuperValue 上尾愛宕店(新店6/22)、SuperValue 中浦和店(新店7/6)、SuperValue 府中新町店(新店9/8)、SuperValue 国立店(新店11/3)、SuperValue 東所沢店(改装2/1)、SuperValue 西尾久店(新店3/2)という怒涛の出店、改装ラッシュであり、特に、新店の寄与が大きいといえよう。

   ついで、No.3以下、105%以上の売上高の食品スーパーマーケットを見てみたい。バロー113.4%(既存店104.2%)、ダイイチ 110.8%(既存店105.2%)、アークランドサカモト110.7%(既存店96.8%)、 ハローズ109.4%(既存店102.0%)、マックスバリュ中部 108.8%(既存店105.1%)、ヤオコー107.7%(既存店102.7%)、マックスバリュ東海107.7%(既存店102.0%)、マックスバリュ北海道107.2%(既存店107.2%)、トーホー106.5%(既存店101.9%)、カスミ105.8%という状況である。

   この中でも、バロー、ダイイチ、アークランドサカモトは110%という好調さであり、
特に、バロー、ダイイチは新店、既存店バランスよく売上高を伸ばしている。やや気になるのはアークランドサカモトであり、全体は2桁増と好調であるが、既存店の数字が96.8%と下がっており、その中身は既存店の客数95.6%、客単価101.3%であり、客数の落ち込みが大きかったことである。アークランドサカモトはホームセンターであるので、来月以降は昨年の東日本大震災の特需がどう影響するか、今後の売上動向を注意深く見守る必要があろう。

    一方、この2月度、売上高が厳しかった食品スーパーマーケットであるが、マルエツ97.7%(既存店96.7%)、PLANT93.0%、Olympic:フード84.8%(既存店84.8%)の3社である。PLANT、Olympicはホームセンターでもあり、アークランドサカモト同様、気になる数字である。また、マルエツは今回の2月度の食品スーパーマーケットの中では唯一昨対を下回っており、厳しい結果であり、既存店の活性化はもちろんであるが、今後、新店をいかに出店してゆくかが課題といえよう。

   そして、これ以外の食品スーパーマーケット、昨対100%以上、105%以下の食品スーパーマーケットであるが、イズミ推定104.5%(既存店100.2%)、エコス103.9%(既存店103.1%)、マックスバリュ西日本103.9%(既存店98.4%)、アークス103.3%(既存店102.7%)、いなげや102.5%(既存店99.2%)、マックスバリュ100.4%(既存店100.7%)という状況である。

   このように、2012年2月度の食品スーパーマーケットは閏年という1日昨年よりも営業日数が多いということもあるが、全体21社合計の平均の売上高が105.8%(既存店101.7%)という堅調な結果となった。来月は、3月、昨年3/11の東日本大震災のあった月となり、ほぼ丸1年続いてきた食品スーパーマーケットの好調な売上高が一巡することになる。次回、3月度、食品スーパーマーケットの売上高がどのような結果となるか、その数字に注目である。

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March 26, 2012 in 食品スーパーマーケット売上速報 |

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