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July 28, 2016

任天堂とPokémon GO、業績への影響は限定的?

任天堂 、2016年3月、本決算、4/27
・https://www.nintendo.co.jp/index.html
・https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/160427.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー: 551.90億円(昨年602.93億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △717.40億円(129.99%:昨年( △1,053.94億円)
  ⇒有価証券及び投資有価証券の取得による支出 :△1兆728.52億円(昨年 △7,363.67億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△29.96億円(昨年 △119.16億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△234.43億円(昨年 △597.27億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産: 1兆2,096.92億円
・自己資本比率: 89.5%(昨年 86.3%)
・現金及び預金:5,704.48億円(総資産比47.16%)
・有利子負債:0.00億円(総資産比 0.00%)
・買掛金 :318.57億円(総資産比 2.63%)
・利益剰余金 :1兆4,013.59億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:5,044.59億円(△8.2%) 、営業利益:328.81億円(32.7%)
・経常利益:287.90億円(△59.2%)、当期純利益:165.05億円(△60.6%)
  ⇒ 通期予想:売上高:5,000.00億円(△0.9%)、営業利益: 450.00億円(36.9%)
・原価:56.20%(昨年 60.97%):-4.77、売上総利益:43.80%(昨年 39.33%):+4.77
・経費:37.28%(昨年 34.53%):+2.75
・営業利益:6.52%(昨年4.80%):+1.72

任天堂のコメント:
・次期の見通し:
・ダウンロードビジネスについては、今後もソフトそれぞれの特徴を活かした魅力 ある追加コンテンツを提供し、ソフトの稼働率の維持と話題性の継続につなげていきます。スマートデバイスビジ ネスでは、『Miitomo』に続き、スマートデバイス向けアプリを継続して投入することにより、収益基盤の強化に取 り組みます。

任天堂の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7974.T

『Pokémon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響について:7/22
・https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/160722.pdf
・本日、米国法人Niantic, Inc.は、日本でもスマートデバイス向けアプリ『Pokémon GO』を配信開始しました。 当アプリは、米国法人Niantic, Inc.が開発を行い配信しており、当社の関連会社である株式会社ポケモンは、ポ ケットモンスターの権利保有者としてライセンス料及び開発運営協力に伴う対価を受け取ります。 なお、株式会社ポケモンは、当社が議決権の32%を保有する持分法適用関連会社であるため、当社の連結業 績に与える影響は限定的です。
・また、当社は、今後、当アプリと連動する周辺機器『Pokémon GO Plus』の製造及び販売を予定しております。
これらは、既に平成28年4月27日に公表しました当社連結業績予想に織り込み済みです。直近の状況を鑑みて も、現時点では、当業績予想の修正は行いません。今後、業績予想の修正が必要になった場合には、適時開示を 行います。

PI研のコメント:
・任天堂が7/22、「『Pokémon GO』の配信による当社の連結業績予想への影響について」と題するニュースリリースを公表しました。空前のヒットとなっているPokémon GOは「当社の連結業績に与える影響は限定的」との内容であり、しかも、「平成28年4月27日に公表しました当社連結業績予想に織り込み済み」であり、さらに、「直近の状況を鑑みて も、現時点では、当業績予想の修正は行いません。」とのつれないコメントです。にわかには信じがたい内容ですが、冷静に現状を見ると、今回のビジネススキームが任天堂主体ではなく、googleからスピンアウトした任天堂も出資するNiantic, Inc社主体であり、かつ、約30%の手数料がかかるApp Store、Google Playからのダウンロードビジネスですので、単純計算で、任天堂へは、売上げの10%前後の収入と予想されますので、確かに売上貢献はわずかといえます。仮に、全世界で年間5,000億円の売上げとしても、任天堂へは約500億円であり、これは現状の約10%の貢献度ですので、前期の-82%を考慮すると、今期の予想5,000.00億円(△0.9%)は無理のない硬い数字といえます。意外といえば、意外ですが、任天堂にとっては、これまでのハード+ソフト販売のビジネスとは全く異次元のスキームですので、パラダイムシフトが起こった後、そこからが本当のビジネスかもしれません。ある意味、全く新しい収益構造のビジネスが生まれつつあるのかもしれませんので、Pokémon GOは、収益よりも、まずはビジネス構造をガラッと変えることが使命であり、その後生まれる新たなビジネスが本命なのかもしれません。いずれにせよ、Pokémon GOが反映される任天堂の次の中間決算の行くへに注目です。

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