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August 30, 2016

食品ロスと食品スーパー、その2

単身者の食品ロスの発生要因と対策可能性‐少量販売に着目して‐
・京都府立大学:環境デザイン学科 山川研究室 中谷隆晃
・http://www2.kpu.ac.jp/life_environ/mat_cycle_soc/report/15nakatani.pdf
・1. 背景と目的:
・2. 研究方法:
・3. 事例調査結果に基づく食品ロス回避の可能性 事例調査結果に基づく食品ロス回避の可能性:
・4.少量販売による食品ロス削減可能性:
  ⇒キャベツ:1玉34%、半玉 43%、1/4玉 48%
  ⇒ ニンジン:小317%、大1 38%、小1 51%
   ⇒ジャガイモ:小5 35%、小3 47%、大1 50%
  ⇒トマト:小3 37%、大1 58%、小1 46%
・5.消費可能期間の認識と食品ロスの関係:
・6.結論:
・本研究から得られた結論を以下に列挙する。 1)販売されている量が多いと、ときどき、またはそれ以 上に感じる人は 36%おり、このように感じる頻度と食品ロスの間には有意な相関があった。 2)主な4 種の野菜では、通常の販売量を多いと認識する 人は26~56%いるが、キャベツ1/4 カット、にんじん 小1 本等通常の少量販売と同等以上に少なくすると 3~4%にまで減らすことができる。 3)生鮮野菜の消費可能期間を正しく認識している人が多 かったが、賞味期限表示の商品では期限の認識にばら つきが見られた。しかし消費可能期間の正誤と食品ロ スの程度には有意な関係は見られなかった。 4)消費可能期限の長短の認識と食品ロスの程度との間に、 有意な関連が見られる場合があったが、食品の種類に より関係性が異なっていた。

PI研のコメント:
・食品ロスと食品スーパー、その2です。ここでは興味深い学術論文を取り上げます。京都府立大学、環境デザイン学科、山川研究室の中谷隆晃氏による小論です。テーマは「単身者の食品ロスの発生要因と対策可能性‐少量販売に着目して‐ 」であり、6章構成です。ここ最近、食品スーパーでは少量販売に積極的に取り組んでいますが、その目的は単身者等への利便性を高め、顧客の来店頻度を高め、売上高を向上させるための手段のひとつとして取り組んでいるといえます。ここではそもそもの問題提起が食品ロスですので、食品ロスをいかに削減できるかがテーマといえ、そのための少量販売といえます。この小論の中では興味深い内容が報告されており、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、トマトの少量販売のアンケート結果が示されています。結論にもありますが、「キャベツ1/4 カット、にんじん 小1 本等通常の少量販売と同等以上に少なくすると 3~4%にまで減らすことができる」とのことで、少量販売は食品ロスに有効だとのことです。特に、野菜にもよりますが、小1だけでなく大1も効果が高いことが興味深い点です。少量販売、今後、食品スーパーとして、単に売上高アップの手段としてとらえるのではなく、このように、食品ロスの視点も重要であるといえ、改めて、食品スーパーの存在価値、そのものも見直す段階に入ったのではないかと思います。

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August 30, 2016 |

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