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May 24, 2017

ヤオコー積極投資、物流センター、新業態開発!

ヤオコーのCF、2017年3月度本決算:

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:158.05億円(昨年154.28億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△232.67億円(147.22%:昨年△152.36億円)
  ⇒ 有形固定資産の取得による支出 :△236.09億円(昨年△144.65億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:250.83億円(昨年△22.42億円)
  ⇒長期借入れによる収入:338.00億円(昨年62.00億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):176.21億円 (昨年△20.51億円)

決算説明会:

・設備投資、キャッシュフロー:
・設備投資 6店舗の新店、3店舗のスクラップ&ビルド、10店舗の⼤型改装など積極的な設備投資を実施し、減・価償却費も増加。
・キャッシュフロー 新店、S&B、新物流センター取得、システム投資により投資CFが増加。⼤型投資に伴う⻑期借⼊の増加により、財務CFが⼤きく増加

・出店・成長戦略 (新規出店・既存店改装):
・新規出店6店舗、スクラップ&ビルド3店舗、既存店大型改装10店舗、60期末店舗数154店舗

・出店・成長戦略 (新店舗フォーマット) :
・川越南古⾕店の⼤規模リニューアル ④ 出店・成長戦略 (新店舗フォーマット) 新たな旗艦店モデルの実験 ミールソリューションの進化 ― 【買物+「その場で⾷べる」】 外⾷領域へのチャレンジ

・第61期経営方針 — 運営戦略 ① :
・デリカセンター2期稼働による店舗作業の軽減(7⽉稼働予定)、事業内容 デリカ ― 炊飯、ベーカリー、卵MD、挽⾁MD ⽣鮮 ― 店舗作業のセンター化(切⾝、パック)、コスト 約50億円(建築費⽤+⽣産機器+その他)

・第61期経営方針 — 運営戦略 ② :
・熊⾕物流センターの新設・稼働(10⽉を予定)、 機 能 輸⼊商品の在庫、⻘果物の加⼯、BCP ¾ コスト 約70億円(⼟地その他取得代⾦等24億円は除く)

・第61期経営方針 — 出店・成長戦略 ① :
・都市型⼩型店舗 ― 300坪タイプを今秋出店予定 、 ⾸都圏ドーナツエリアより内側(都⼼から20km以内)への出店 → 従来の郊外型標準規模の店舗とは⼀線を画したMDを構築

PI研のコメント:
・2017年3月期のヤオコーの本決算で気になっていた投資キャッシュフローですが、決算説明会の資料から謎が解けました。決算短信だけではわからない数値の異変も他の資料と併用することにより、保管できるといえ、今後、本ブログでも決算短信だけでなく、様々な資料を参考に解説を試みたいと思います。さて、まずは、謎ですが、投資キャッシュフローが△232.67億円と営業キャッシュフローの147.22%であり、しかも、有形固定資産の取得による支出 が△236.09億と大半ですので、当然、積極的な新規出店への投資、既存店の改装、新店開発だと見ていたのですが、それ以外のさらに大きな要因がありました。結論からいうとデリカセンター約50億円、熊⾕物流センターの新設・稼働 約70億円です。ヤオコーはミールソリューションへの取り組みが他の食品スーパーに比べ突出していますが、川越南古⾕店の⼤規模リニューアルでみらるような「ミールソリューションの進化 (買物+「その場で⾷べる」) を目指し、外⾷領域へのチャレンジに入っています。また、ここ数年の人件費高騰による店舗オペレーションの改善は急務であり、このような面からデリカセンターへの投資が必要との判断といえます。一方、来期からエイブイが連結決算され、年商も4,000億円が目標となり、「2022年に250店舗・売上5,000億円の⻑期⽬標に対応する」ためにも新物流センターの増設は急務であり、これが2つめの投資判断といえます。しかも、いずれの大型投資ですので、営業キャッシュフローの範囲を大きく超えたため、長期借入れによる収入338.00億円と、財務戦略も組み名をさざるを得なくなったといえます。食品スーパーが進化し続け、しかも、M&Aを含め成長戦略を堅持するには、段階的に大型投資が避けて通れないといえます。その意味でヤオコー、まずは、4,000億円の規模を確実に回すための先行投資といえ、今期は連年のない思い切った経営判断を下したといえます。来期、ヤオコーがこの大型投資により、どう企業が変化し、成長軌道に乗ってゆくのか、その動向に注目です。

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May 24, 2017 |

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