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June 05, 2017

日銀、総資産500兆円突破、過去最大規模!

日本銀行、2017年3月、本決算:5/29

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:490,089,344,934,209円
・自己資本比率:0.75%
・現金及び預金:203,111,546,945円(総資産比 0.05%)
・有利子負債(リース債務):6,259,806,975円(総資産比 0.01%)
・発行銀行券:99,800,187,532,462円(総資産比 20.37%)
・当期剰余金:506,691,193,550円

P/L関連:キャッシュの創出:
・経常収益:1,644,342,949,730円、経常利益:1,095,259,579,585円
・当期剰余金:506,691,193,550円
・経費:33.40%、経常利益:66.60%

日本銀行のコメント:
・資産・負債の状況:
・平成28年度末における資産・負債の状況をみると、総資産残高は、国債を中心に前年度末と比べ84兆4,411億円増加(+20.8%)し、490兆893億円となった。また、総負債残高は、預金(当座預金)を中心に前年度末と比べ84兆3,250億円増加(+21.0%)し、486兆4,234億円となった。
・こうした日本銀行の資産・負債の変化を詳しくみると以下のとおりである。まず、資産の部をみると、国債が、資産買入れを進めるなか、417兆7,114億円と前年度末を68兆5,159億円上回った(+19.6%)。また、貸出金は、「貸出支援基金」による貸付けが増加したこと等から、44兆6,645億円と前年度末を10兆6,192億円上回った。なお、「貸出支援基金」による貸付金の残高は、45兆7,102億円となった。
・次に、負債の部をみると、当座預金が、国債の買入れ等を通じた資金供給により、342兆7,555億円と前年度末を67兆3,160億円上回った(+24.4%)。この間、日本銀行券の発行残高は、99兆8,001億円と前年度末を4兆2,053億円上回った(+4.4%)。
・損益の状況:
・平成28年度の損益の状況についてみると、経常利益は、前年度比3,326億円増益の1兆952億円となった。これは、外国為替関係損益の損超幅が縮小したこと等によるものである。
・特別損益は、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の実施に伴って生じ得る収益の振幅を平準化する観点から、債券取引損失引当金の積立てを行ったほか、外国為替関係損益が損超となったことを受け、外国為替等取引損失引当金の取崩しを行ったこと等から、▲3,877億円となった。
・以上の結果、税引前当期剰余金は、前年度比1,902億円増加の7,074億円となり、法人税、住民税及び事業税を差し引いた後の当期剰余金は、前年度比956億円増加の5,066億円となった。

日本銀行の株価
・時価総額37,000百万円(6/2) =37,000円(6/2) × 1,000,000株(6/2)

日銀バランスシートが500兆円突破 膨らむ出口リスクに警戒感:
ロイター:6/2
・日銀のバランスシートが初めて500兆円を突破した。2013年4月に導入した量的・質的金融緩和(QQE)によって、市場から大規模な長期国債の買い入れを継続しているためだ。それでも目標とする物価2%への道のりは遠く、市場からは、バランスシートの膨張とともに、将来的な出口のリスクも膨らんでいる、との指摘が出ている。
・日銀は黒田東彦総裁のもと、物価2%目標を2年程度で達成すると宣言してQQEを導入し、その後に同政策を拡大、マイナス金利政策やイールドカーブ・コントロール(YCC)政策などを追加して緩和策を強化してきたが、足元の消費者物価上昇率はゼロ%程度で低迷を続けている。
・依然として物価2%目標の実現が遠い中、市場では、長期化する大規模緩和の副作用や、将来的な出口戦略が困難になる可能性に警戒感が強まりつつある。

PI研のコメント:
・日銀のバランスシートの総資産がはじめて500兆円突破とのことです。5/29に公表された2017年3月期決算では、総資産は490,089,344,934,209円、約490兆円でしたので、それ以降も増加を続けており、日本の株式会社史上、最大規模の総資産といえます。その中身ですが、何といっても国債であり、417,711,474,033,271 円、約400兆円、総資産の約80%を占めています。「2013年4月に導入した量的・質的金融緩和(QQE)」の結果といえ、すさまじい国債購入といえます。ある意味、日本全体の借金をこれでかなりの分を相殺したともいえ、いわゆる政府と日本銀行を合わせた連結決算(統合政府)として見ると、財務が大きく改善しているともいえます。ただ、この日銀による大量の国債購入の目的はCPI(消費者物価指数)2.0%が目的であった点を考えると、「目標とする物価2%への道のりは遠く」、「将来的な出口のリスクも膨らんでいる」状況といえ、「市場では、長期化する大規模緩和の副作用や、将来的な出口戦略が困難になる可能性に警戒感が強まりつつある。」とのことです。一方、負債+純資産の方ですが、純資産比率はわずか0.75%ですので、大半は負債といえます。その中身ですが、預金が356,378,851,270,284円と約350兆円であり、総資産の約70%を占めています。これに続いては、発行銀行券であり、99,800,187,532,462円、約100兆円であり、総資産の約20%であり、預金と合わせると総資産の約90%となりますので、これでバランスといえます。それにしても、日銀の資本金は依然として100,000,000円、1億円ですので、総資産500兆円は通常ではありえないバランスであり、びっくりです。いずれ、出口戦略が発動されると思われますが、いつ、どのようなスケールと期間で資産の圧縮に転じるのか、その時、何が起こるのか、まさに、日本が未知の世界に入ったといえます。

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June 5, 2017 |

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