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June 22, 2017

アマゾン、ホールフーズへのM&A その3:中間決算!

Whole Foods Market、2017年9月、第2四半期、5/10

CF関連:キャッシュの配分:In millions
・営業活動によるキャッシュ・フロー:624(昨年575)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:(480 )(76.93%:昨年(185 ))
   ⇒Development costs of new locations : (227 ) (昨年(197 ))
・財務活動によるキャッシュ・フロー: (81 ) (昨年174)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):63(昨年566)

B/S関連:キャッシュの蓄積:In millions
・総資産:6,513
・自己資本比率:51.58%(昨年50.85%)
・現金及び預金:412(総資産比 6.33%)
・有利子負債:1703(総資産比 26.15%)
・買掛金:313(総資産比 4.81%)
・利益剰余金 :2,453

P/L関連:キャッシュの創出:In millions
・売上高:8,656(1.5%)、営業利益:343(△30.4%)
・当期純利益194(△35.1%)
・原価:66.22%(昨年 65.62%):+0.60、売上総利益:33.78%(昨年 34.38%):-0.60
・経費:28.59%(昨年 28.18%):+0.41
  ⇒Operating income before pre-opening and store closure:5.20%(昨年6.21%):-1.01
  ⇒Pre-opening expenses:0.39%(昨年0.37%):+0.02%
  ⇒Relocation, store closure and lease termination costs:0.86%(昨年0.06%):+0.80
・営業利益:3.95%(昨年6.13%):-2.18

Whole Foods Marketのコメント:
・“We are accelerating our path to enhanced value creation to deliver better returns for our shareholders,” said JohnMackey, co-founder and chief executive officer of Whole Foods Market. “Today’s announcement is a powerful combination of accelerated initiatives and new cost savings with clear timelines to deliver. We are on a path to return to positive comparable store sales and earnings growth next year. Our increased dividend and new share repurchase authorization demonstrate our Board’s confidence in our long-term growth strategy and continued ability to generate strong cash flow. The Board will continue its comprehensive review of all opportunities to create value. We look forward to continuing our dialogue with shareholders and providing future updates on our progress.”

Whole Foods Market、関連企業の株価:
Whole Foods MarketAmazon.com IncWal-Mart Stores IncKroger CoSprouts Farmers Market Inc

PI研のコメント:
・アマゾン、ホールフーズマーケットへのM&A、その3です。その3ではホールフーズマーケットの最新の決算、5/10に公表された中間決算を取り上げます。また、参考にM&Aの公表後のホールフーズマーケットに加え、関係企業の株価を取り上げました。これらの株価の動向を見る限り、ウォルマート、クローガー等の株価が下がっており、投資家は小売利業全般に広く影響が及ぶと見ているといえます。さて、ホールフーズマーケットの中間決算ですが、増収、減益、厳しい結果です。増収幅もわずか1.5%ですので、成長戦略が描けない状況であったといえます。しかも、減益幅は30%以上ですので、経営的にはかなり厳しい状況にあったことが伺えます。それにしても原価率が66.22%、結果、売上総利益が33.78%ですので、小売業の中では極めて高い数値です。オーガニックに特化した商品戦略がこの高い数値をもたらしているといえ、アマゾンの傘下に入ることにより、商品構成が大きく変わる可能性があり、どうこの数値が変わるか注目です。一方、経費比率ですが、28.59%とこれもかなり高い数値であり、ここもアマゾンのフルフィルメントの活用がどう数値の改善につながるか、気になるところです。こう見ると、ホールフーズマーケットの成長戦略は、この方向、すなわち、高経費、高粗利を維持したままで描くのか、双方を極端に引き下げ、低経費、低粗利の真逆の業態を作り上げてゆくのか、難しい選択かと思います。それともアマゾンの成長戦略に組み込み、顧客資産とオーガニック商品の供給ルートの確保を優先し、店舗の活用は都市部の物流拠点として活用してゆくことに特化してゆくのか、いずれにせよ、成長戦略を描くのはかなり難しいテーマといえます。今期のキャッシュフロー見ると、Development costs of new locations に227百万ドル配分し、1.5%の成長ですので、 大量に新規出店し、成長施略を推し進めてゆくことは難しいといえます。今後、アマゾンがホールフーズマーケットの成長戦略をどう打ち出すのか、その動向に注目です。

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June 22, 2017 |

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