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July 03, 2017

オーケー、2017年3月本決算、その1、増収、営業減益!

PI研のコメント(facebook):
・オーケーが6/20、2017年3月期の本決算を公表しました。結果は増収、営業減益、やや厳しい決算結果となりました。コメントでも「総経費率の悪化が続いています。」とのことで、経費比率は17.03%と昨年の16.52%と比べ、+0.51ポイント増加しており、これが利益を圧迫した要因といえます。ただ、このような状況でも投資は積極的であり、投資CFは△営業CFの195.68%と積極的です。新店投資に加え、物流センター等への投資もあり、ここは攻めとの経営判断が優先されているといえます。結果、売上高も7.7%増と、他社と比べ堅調な数値です。これについて、オーケー自身は「経営目標は『借入無しで年率30%成長の達成』ですが、少子高齢化の進行を踏まえ、成長率を20%成長に改めます。」とコメントしていますので、数値目標を下げたとはいえ、満足していないといえますので、今後も積極的な投資を継続するものと思われます。その投資余力ですが、自己資本比率が38.60%と、有利子負債の総資産比 38.33%と買掛金の総資産比 17.92%が圧迫しているといえ、今後、負債の削減に加え、在庫圧縮も課題といえ、負債をどう圧縮してゆくかが課題といえます。やや気になるのは、「建築費が異常に高騰(35→65万円/1坪)」と、これが今後の成長戦略へ影響を与えるのではないかという懸念です。一方、オーケーがここ数年進めてきた会員化ですが、「2017年3月現在、オーケークラブの会員数が約419万人に」と、400万人を超えたとのことです。現在約100店舗ですので、1店舗約4万人であり、通常の食品スーパーと比べても約2倍ですので、会員化が十分に浸透したといえます。結果、この約4万人の会員データをどう活用し、経営改善をはかってゆくかも重要な経営課題といえます。オーケー、経費比率、建築費が上昇し、やや厳しい局面に入ったといえますが、今後、約400万人の会員データをどう成長戦略につなげてゆくのか、その動向に注目です。

続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW

オーケー、2017年3月、本決算:6/20

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:137.25億円(昨年223.74億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△268.56億円(195.68%:昨年△350.51億円)
  ⇒ 有形固定資産の取得による支出 :△203.46億円(昨年△208.77億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:136.91億円(昨年1.64億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):4.11億円 (昨年△133.46億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:2,134.92億円
・自己資本比率:38.60%(昨年38.90%)
・現金及び預金:604.17億円(総資産比 28.30%)
・有利子負債:818.21億円(総資産比 38.33%)
・買掛金 :382.55億円(総資産比 17.92%)
・利益剰余金 :741.14億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:3,313.15億円( 7.7%) 、営業利益:144.31億円(△0.4%)
・経常利益:151.75億円(13.7%)、当期純利益:96.93億円(17.1%)
・原価:78.62%(昨年 78.77%):-0.15、売上総利益:21.38%(昨年 21.23%)+0.15
・経費:17.03%(昨年 16.52%):+0.51
・営業利益:4.35%(昨年 4.71%):-0.36

オーケーのコメント:
・基本方針の『高品質・Everyday Low Price』を更に徹底して推進いたしました結果、当連結会計年度の業績は、売上高3,313億15百万円(前年同期比7.7%増)、経常利益151億75百万円(前年同期比13.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益96億93百万円(前年同期比17.1%増)となりました。
・総経費率の悪化が続いています。経常総経費率は、会社目標値の15%以内を2005年3月期に達成、以降9年間継続して14%台を維持して参りましたが、2014年3月期以降、15%を超え、年々悪化して現在は16.35%です。当社成長の原点は、『総経費率15%以内の確保』と充分認識しておりながら、対策を疎かにしておりました。深く反省し、先ず第一の課題として取り組み、3年後の2020年3月期に14%台への復帰を目指します。
・経営目標は『借入無しで年率30%成長の達成』ですが、少子高齢化の進行を踏まえ、成長率を20%成長に改めます。また、出店の仕組みは、建築費相当額を地主殿に保証金として差し入れ、これを契約期間の20年間で消却する方式ですが、建築費が異常に高騰(35→65万円/1坪)し、とりあえず契約期間を延長して対応中です。建築費の回収期間が長くなるため、従来に比べて経営効率は悪くなっています。
・売上向上・経費削減等の改善に取り組み、特に在庫の圧縮については重要課題として改善に努めます。毎年の新店は、期首売り場面積の10~15%程度を目安に、新店投資を営業キャッシュ・フローの範囲内とし、契約期間は出来る限り20年に戻し、借入無しで20%成長の実現を目指します。
・経営方針は『高品質・Everyday Low Price』です。グローサリーについては、少し基本とズレていたので、部門ごとに見直しております。本年6月までには、取り敢えずの見直しを完了、恥ずかしい業績を改善したいと存じます。  
・通常売価の優位性を更に追求して強化し、競合店対抗値下げを減らします。『万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします。』のポスターを掲げ、ナショナルブランド商品については、地域一番の安値を目指しています。競合店の売価を調査し、オーケーの価格が競合店の価格(特売品・目玉品を含む)より高い場合、私たちは、『競合店に対抗して値下げしました。』のPOPをつけ、値下げして販売します。だから、オーケーで買って損をすることはないのです。オーケーでは、食料品について、オーケークラブ会員で、現金払いのお客様に、レジで精算の際、単品ごとに本体価格×3/103(3%相当額)を割引しております。競合店対抗値下げは、3/103割引を含め、お客様にご損が無いよう売価を付けております。分かりにくいと言うお客様の声もありますが、薄利ですので、この方法で継続させてください。不当廉売に抵触する恐れがある場合は、競合店対抗値下げの対象外とさせて頂きます。『先着○○名様限り』・『タイムサービス』のような販売方法は、公平な対応が難しいので対象外。同様に『お一人様1個限り』は、当社では品薄時の例外を除き、行いませんので、対象外とします。

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July 3, 2017 |

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