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October 25, 2017

食品スーパー、売上速報、9月度、微増!

スーパーマーケット販売統計調査資料 :10/20
・一般社団法人 日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会、一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会

総売上高: 101.8% (全店)、100.2%(既存店)
・9 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.5 の 44.5、見通し判断も前月から-0.3 の 41.8 となり、ともにわずかな悪化となった。
・経営動向調査では、売上高 DI が-5.7、収益 DI は-6.9 とともに前月に比べて上昇した。青果相場は安定しているものの、畜産や水産相場が高く生鮮品仕入れ DI が高止まりしていることや、土曜日が一日多い曜日巡りが来客数 DI や客単価 DI 押し上げたことが要因として考えられる。
・カテゴリー動向調査では、さんま不漁の影響を受けた水産 DI やO157 報道による影響を受けた惣菜DI の下げが大きくなっているが、気温の低下により秋冬物商材の動きがよくなったことで他のカテゴリーの DI は前月より上昇した。
・景況感調査では、消費者購買意欲 DI や周辺地域景気判断 DI の見通し判断に改善がみられた。長期傾向では、すべての移動平均線がプラス方向に転換するなど、上昇トレンドを示す動きとなっている。
今月は、中核店舗の景気判断 DI が低迷を続けるにもかかわらず、他の見通し判断 DI が改善をみせる珍しい動向となった。これは、外部消費環境に明るい兆しが見えはじめているものの、大手小売業での値下げ強化の動き、加えて食品スーパーでは、長引く水産部門の不振、報道による惣菜への警戒感の高まりなどで先行きに対する不安感が根強いことが背景にあると推察される。これを機に、食品スーパーがより安心して食品を購入できる先として販売方法や食品衛生への意識を高めることで、この乖離が縮小することを期待したい。

2017年9月実績 速報版(パネル270)及びコメント:
・2017 年 10月調査(9 月実績)キーワード TOP3:
  ⇒1. 前年より気温が低い、2. 土曜日が一日多い、3. 水産部門の不振

総売上高:101.8%(全店) 100.2%(既存店)
・青果 DI:-11.6(不調): 14.2%(構成比) 99.7%(全店) 98.1%(既存店)
・総じて相場が安定傾向にあるなか、買い上げ点数は増加がみられるものの、特にたまねぎやじゃが いもなどの土物、根菜類で前年北海道産高騰の反動により単価が大きく下落し不調となった。気温の 低下により鍋物需要が高まり菌茸類や葉物類の動きがよくなっている。果物は前年並みかそれ以下と する店舗が多いがカットフルーツは安定して好調であるとのコメントが多い。

水産 DI:-18.3(不調): 8.4% 98.6% 96.8%
・旬であるサンマや秋鮭が極端な不漁で入荷が少なく価格も高い影響を受け不調となった。比較的入荷 が安定しているイワシは好調だったほか、気温の低下により鍋もの食材の動きがよかった。刺身類に対 してはアニサキス報道の影響が続いているとの指摘も多い。

畜産 DI:7.5(やや好調):11.5% 105.9% 103.9%
・国産豚肉を中心に相場が高値で推移するなか、気温低下により鍋物やしゃぶしゃぶなどホットメニ ューへ需要の高まりにより、牛・豚肉では、国産、輸入共に好調となった。鶏肉は好不調がややわか れている。水産カテゴリーからの需要シフトが追い風になっているとの指摘が多い。ウインナーなど の加工肉も好調となっている一方で、他業態との価格競争の指摘もみられた。

惣菜 DI:-4.9(やや不調):10.1% 101.3% 99.5%
・O157 報道により、ポテトサラダなどのサラダ類が不振となっている。対策として量り売りを見合わせる店 舗も出るなど影響が表れている。気温の低下やアサニキス報道による影響を受け寿司関連、てんぷらを不調 とするコメントが多い。一方で、ホットメニューは動きがよく、特に旬の食材を活用した弁当や丼ものを好 調にあげる店舗が多い。

日配 DI:-3.3(やや不調):19.7% 102.4% 101.0%
・気温の低下により、おでんや鍋用の練製品を中心に和日配の動きがよかった。一方で、アイスやチル ド飲料が不振となった。洋日配、特にヨーグルトやチーズは好不調の判断がわかれている。パン類や中 華まん、炊き込みご飯は好調とするコメントが多い。

一般食品:-1.2(やや不調):26.1% 102.7% 101.3%
・気温の低下により、スープ類や鍋つゆ、麺類などの秋冬物商材の動きがよかったほか、コーヒーや お茶なども好調となった。一方で飲料やビールなどのアルコール類は不調となった。米類は新米の価 格がやや上昇しているなか、好不調がわかれている。

非食品 DI:-8.9(やや不調):7.4% 100.1% 99.8%
・行楽需要や季節商材の一部に好調な動きは見られたが、ホームセンターやドラッグストアなどとの価 格競争の影響を指摘するコメントが多いほか、売場を縮小する動きもみられた。

PI研のコメント(facebook):
・10/20、日本スーパーマーケット協会から「スーパーマーケット販売統計調査資料」が公表されました。この統計資料は全国7,858店舗、270社の食品スーパーの売上高を部門別、地域別、規模別に集計したものであり、毎月、公表されるものです。その結果ですが、全体の数値は、101.8%(全店) 100.2%(既存店)となり、全店、既存店ともに微増となりました。部門別に見ると、残念ながら、この9月度は好調な部門がなく、やや好調が畜産のみであり、青果、水産が不調と生鮮3品では明暗が分かれました。また、これ以外の部門もやや不調であり、数値が伸び悩んだ要因は、畜産のみしか好調な部門がなかったことによるといえます。ただ、その畜産も、「水産カテゴリーからの需要シフトが追い風」と、水産の「刺身類に対 してはアニサキス報道の影響が続いている」ことによる追い風が大きいとのことです。また、食品スーパーを取り巻く環境は、「外部消費環境に明るい兆しが見えはじめ、・・」との一方で、「水産部門の不振、報道による惣菜への警戒感の高まりなどで先行きに対する不安感が根強い、・・」もあり、難しい状況の中での経営の安定を図ることが課題とのことです。食品スーパー、最大の売上高が見込める年末も近づき、どのように、この乖離を解消してゆくのか、各食品スーパーの今後の動向に注目です。

続きは、・・:https://twitter.com/PurchaseTW

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October 25, 2017 |

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