ID-POS分析、1億件の時代へ
ニュースリリース:
カタリナ マーケティング ジャパン株式会社
2024年10月1日 10時00分
日本最大規模のリテールメディア「カタリナネットワーク」の加入店舗数が1万店に到達。約1億ID分のID-POSデータと... https://t.co/JbOyk6YPJ5 pic.twitter.com/6H94Y3RfAi
— PR TIMES広告・マーケティング (@PRTIMES_MKTG) October 1, 2024
PI研コメント:
1.ID-POSデータサービスの規模がとうとう1億件の時代に入ります。ほぼ、日本の人口に迫る数字であり、膨大なID-POSデータといえます。カタリナマーケティングジャパンによれば、この規模に到達するのは、2024年秋とのことですので、年内といえます。日本には、この規模を越える企業はありませんので、日本最大のID-POSデータサービス企業の誕生といえます。
2.ID-POSデータは、ここへ来て注目度が増しています。その理由は、大手の食品スーパーマーケットがID-POSデータをメーカー、卸へあいついで開示しはめたことによります。結果、開示を受けた企業はID-POSデータを独自に分析、その分析結果をもとに、棚割り、販促等の商談資料を作成せざるを得なくなったためです。しかも、開示する小売業の方もID-POS分析に関しては、まだまだ手探りの状況であり、メーカー、卸からの提案を期待しているといえます。
3.ちなみに、POS分析に関しては、1974年の5月にセブン-イレブンの第1号店が東京都江東区の豊洲にオープンして以来、実践されて来ていますので、約50年の歴史です。その間、小売業側もメーカー、卸側も様々な試みがなされ、商談にも活用、分析の標準化も進み、さらに、POS分析の様々なサービス関連企業も生まれ、分析環境は整備されてきました。従って、商談もスムースに進み、実務も安心して取り組むことができるといえます。
4.では、ID-POS分析になると何が違ってくるのか。そして、分析にどのような影響がでるのか、考えてみたいと思います。まず、POS分析とID-POS分析を分ける決定的な違いは「頻度」にあります。
5.なぜ、「頻度」か?それは、POS分析は「頻度」1.0回の時のID-POS分析だからです。POS分析とID-POS分析は、この「頻度」によって連結しており、「頻度」が1.0回を超えるとID-POS分析となり、頻度が1.0回の時だけPOS分析になるからです。したがって。ID-POS分析が難しいといわれるのは、この「頻度」1.0回以外の頻度の時の分析をしなければならないからです。
6.この「頻度」という視点を入れると、ID-POS分析には、顧客も商品もすべて「頻度」があり、しかも、その「頻度」は整数ではなく、実数となるため、無限の分析が必須となります。ちなみに、「頻度」はマイナスの場合も考えられますので、増えるだけでなく、減ることもあります。
7.時代は、POS分析からID-POS分析の時代、特殊な分析から一般分析の時代に入り始めたといえます。そして、その環境も今回のニュースリリースのカタリナジャパンマーケティングにより、整いつつあるといえます。
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