三越伊勢丹、4〜12月純利益49%増 円安で訪日需要好調!
三越伊勢丹、4〜12月純利益49%増 円安で訪日需要好調https://t.co/Fpqh4P2C6d
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 4, 2025
PI研のコメント:
1.三越伊勢丹ホールディングスが2/4、2025年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は、増収、大幅増益の好決算となりました。特に、純利益が49.4%増と大きく増加し、EPSも124.86円、昨年が81.43円ですので、大幅な改善といえます。日経新聞の記事を見ると、その要因を「円安を背景に堅調なインバウンド(訪日客)消費が高額品需要を支えた。販売管理費を抑制したことで利益率も改善した。」としており、インバウンドと経費削減と、ダブルで利益を押し上げたとのことです。
2.実際、インバウンドは大きな影響を与えており、「日本政府観光局(JNTO)によると、24年の訪日客数は約3700万人と、過去最高だった19年を超えた。」と、過去最高の訪日客数だったそうです。商品で見ると、「秋口以降、円安基調が続いたため、高級ブランドのカバンや財布などの訪日客への売れ行きが好調」とのことだそうです。
3.この流れを受けて、三越伊勢丹ホールディングスの通期予想ですが、売上高が3.6%増、営業利益が32.4%増ですので、増収、大幅増益の着地予想です。進捗率を計算すると75.1%、83.3%ですので、営業利益は大幅に予想を上回るものと思われます。
4.気になるのは株価です。「三越伊勢丹株は24年7月に上場来高値(3674円)をつけて以降、上値の重い状況が続いている。」と、上値が重いとのことです。実際、2/4の株価も、後場に入り下げており、投資家は慎重に今後の動向を見極めているようです。
5.三越伊勢丹ホールディングス、インバウンドは今後も伸びてゆくものと思われますが、問題はその伸びしろであり、さらに、相場の見通しも難しい現状といえます。残り、四半期、どこまで業績をアップできるか、その動向が気になるところです。
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