July 15, 2025

セブン&アイの3〜5月、店舗売却益で純利益2倍 国内コンビニは苦戦!

PI研のコメント:
1.セブン&アイが7/10、2026年2月期の第1四半期の決算を公表しました。日本経済新聞も大きく取り上げ、「セブン&アイの3〜5月、店舗売却益で純利益2倍 国内コンビニは苦戦」との見出しで配信しています。
2.当期純利益は490.14億円と昨対約2倍と大きく改善していますが、その要因は、「イトーヨーカ堂の店舗資産売却に伴う売却益を372億円計上、・・」が大きく、本業のコンビニは低迷しているところが気になる決算結果といえます。
3.ただ、翌日の株価は2,249.0 円、前日比+84.5円(+3.90%)と反発しており、投資家は買いと見たようです。恐らく、「株式会社ヨーク・ホールディングスに帰属する当社の連結子会社は2025年9月1日(予定)に連結の範囲から除外され、当社の持分法適用会社となります。」に伴う、収益改善、配当も増配予想ですので、今後の期待が込められているといえそうです。
4.その今後の成長戦略ですが、「8月に今後の成長戦略を新たに公表することを明らかにした。」とのことですので、来月、成長戦略の方針と具体策が示され、ここへの投資家からの期待もあると思われます。
5.ちなみに、懸案のアリマンタシォン・クシュタール(ACT)からの買収提案ですが、「当社は独自の戦略を進めている。ACTとどのようなかかわり方をできるかも考えているが、交渉が進展して買収協議が最終的な局面にあるわけではない」とのことで、先方の提案を待っている状況だそうです。
6.セブン&アイ、成長、特に、コンビニの成長戦略とACTからどのような提案が来るかの懸案はありますが、この第1四半期、増収増益、投資家も買いと見ていますので、次の四半期、そして、連結が見直される9月以降の動向に注目です。

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July 14, 2025

北海道のコンビニになった「セブン-イレブン南7条店」、7・11にオープン!

PI研のコメント:
1.北海道の地元ニュースのリアルエコノミーが7/11、「北海道のコンビニになった「セブン-イレブン南7条店」、7・11にオープン」との興味深い記事を配信しました。セブンイレブンが北海道で地域密着のコンビニへ舵を切ったとの内容です。
2.北海道ではセブンイレブンはコンビニでは地元、セイコーマートの後塵を拝しています。その最大の要因は北海道特有の地元から支持される商品構成に徹するか、それとも、ナショナルブランドをメインに据えるかの違いにあると言われています。
3.セブンイレブンもセイコーマートへの対抗上、これまでも地元、北海道に特化した商品を随所に取り入れ、改善を図ってきたとはいえますが、今回、7/11にオープンした「セブン-イレブン南7条店」は、さらに、これを追求、その一線を越え、地域密着型の店舗に生まれ変わったようです。
4.記事の中でも、「同社は2025年3月、地域によって異なる食習慣や買い物ニーズなどをフォローした地域密着型のコンビニを追求するため、「北海道プロジェクト」を立ち上げた。」とのことで、約5ケ月間かけてほぼ全面的に商品構成を地元、北海道版に転換したようです。
5.「具体的には、野菜や果物の専用売り場、冷凍肉・地域の冷凍食品を導入、冷凍スイーツも拡充する。」、「その他、調味料やラーメン文化が浸透している北海道に対応して、袋ラーメンのラインナップも充実させる。さらに、インバウンド需要に対応した商品やお土産も揃える。」とのことです。実際、その売場写真も記事には掲載されていますが、これまでのセブンイレブンでは見られなかった光景です。
6.記事の最後では、「売り場面積は約59坪(約194㎡)、取り扱いアイテム数は約5300アイテム。チェーンオペレーションから個店対応に大きく舵を切る「セブン-イレブン」の本気度を表現した店舗となりそう。」と、従来のセブンイレブンよりも店舗面積、品揃えも充実しています。
7.セブンイレブン、既存店はこの数年、伸び悩んでおり、その打開策の決め手となるのか、まずは、北海道での今後の動向、そして、その結果を踏まえて、セブンイレブン全体が地元志向、buylocalに転換を図ってゆくのか、注目です。

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July 13, 2025

決算短信の解説、大黒天物産、2025年5月期、本決算、増収増益!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、大黒天物産が7月10日に公表した2025年5月期の本決算の決算短信を解説します。決算短信は、この表紙2枚がポイントです。P/L、BS、CF、これに加えて、投資家目線ということで、配当、予想、株式等が公開されています。
***
早速、P/Lから見ていきますが、売上高が8.5%増、営業利益が4.9%増ということで、増収増益の好決算となっています。EPS、1株当たりの当期純利益ですが、486.03円ということで、こちらも、大きく増加しています。本決算ですので、ROE、ROAの方も公表されていまして、11.7%、9.1%ということで、高い水準です。
***
BSの方ですが、総資産、純資産、割った自己資本比率です。52.3%ということで、こちらは若干ですが、減少しているところが気になります。BPS、1株当たりの純資産ですが、4,400.85円ということで、こちらは増加しています。
***
キャッシュフローの方ですが、営業活動、投資活動、財務活動、そして、現金が公開されています。ポイントは、投資活動によるキャッシュフローです。営業活動によるキャッシュフローの何%を配分したか、すなわち、成長戦略を占う指標となりますが、計算してみると、146.6%ということで、大きく投資にキャッシュを配分してることが見て取れます。財務の方は15.7%ですので、え、投資に厚くギャッシュが配分されています。
***
え、現金、結果ですが、70.6%ということで、減少しています。ま、従ってですね、成長戦略に、え、向けた投資に対してですね、財務活動と、え、内部留保をですね、取り崩して、当てているということで、え、積極的な投資と言えます。
***
配当の方ですが、え、第2四半期末、期末、合計が公開されています。合計を見ると、39円。今期予想は35円ですので、4円、え、減配の予想ですかね。
***
え、これを踏まえて、通期予想ですが、え、売上高が0.あ、6.8%増、営業利益が5.0%増ということで、増収増益を予想しています。BPS、1株当たりの当期純利益ですが、498.23円です。先ほどの本決算時が486.03円でしたので、102.6%ということで、え、増加する予想です。
***
株式の方ですが、期中、自己株式、期末が公開されています。期末を見ると、14,502,400株ということで、これ昨年よりも増加しています。
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これを踏まえて投資家は、この決算をどう見たかですが、一目瞭然で、え、決算発表後、11日の売買高、オレンジが大きく跳ね上がって、株価、赤、終値ですが、ボリンジャーバンドの上値圏を超えています。従って、投資家は積極的な買いと判断しています。現状、7,430円の株価、PERは14.91倍、PBRは1.69倍ということで、どちらも業界平均よりも若干、低い水準ですので、え、この株価水準でも、割安感のある株価と言えるかと思います。
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以上、大黒天物産が7月10日に公表した2025年5月期の本決算の決算短信の解説となります。

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July 12, 2025

株価ニュース、食品スーパーマーケット、2025年7月11日、低調!

ブログ、食品スーパーマーケット最新情報です。IDプラスアイの鈴木です。今回は、株価ニュースということで、食品スーパーマーケットの7月11日時点の株価速報を解説します。
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こちらが集計した34社の全体像となります。ベスト5のみ、こちらに拡大してありますが、No.1は、大黒天物産、6.8%と大きく株価を伸ばしています。続いて、ダイイチ、イオン、フジ、ライフコーポレーションと続きます。全体の平均が2,808.18円、0.15%のプラスということで、日経平均がマイナスの0.15%ですので、え、若干ですね、え、堅調な株価だったとは言えますが、低調な株価でもあります。この日のPERの平均は28.5倍、PBRは1.5倍となっています。
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では、6番目からですが、ハローズ、マックスバリュ東海、イオン九州、イオン、え、リテールパートナーズ、オーシャンシステムと続いていきます。21番目の天満屋ストアまでがプラスで、22番目のアクシアルからマイナスということですので、2/3がプラスですので、え、全体としては、低調ですが、堅調とも言えます。この日、PERとか、PBRの視点で買われたのか、売られたのかということですが、こう見るとですね、ま、まちまちですので、この視点で、今日は、売られた買われたはなさそうです。
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では、先週との個々の株価の比較ですが、大半がプラスとなっています。ま、このような中でもですね、大きく株価を伸ばした企業、4%以上伸ばした企業を見てみますと、大黒天物産、ダイイチ、ライフコーポレーション、バローホールディングス、アークス、え、トライアル、え、これらの企業が大きく株価を伸ばしています。そこで今週に関しては、No.1のですね、大黒天物産、8%以上株価を伸ばしていますので、こちらを掘り下げてみたいと思います。
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こちらが大黒天物産の株価の推移ですが、赤が終値です。ま、こう見るとですね、ほぼ、横ばいできていたんですが、11日ですね、え、10日、昨日から今日にかけて株価が急騰してることが見てとれます。実は、昨日ですね、7月10日ですが、え、本決算が公表されました。増収増益の好決算でしたので、投資家は、買いと見たようです。え、オレンジのですね、売買高が大きく跳ね上がって、え、ボリンジャーバンドの上値圏を赤、終値ですけども、え、上回るということで、え、投資家は積極的な買いと見たようです。
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現状、7,430円の株価。PERは14.91倍、PBRは1.69倍ということで、業界平均よりもですね、やや低い水準ですので、え、これでもですね、割安感のある株価水準と言えるかと思います。
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以上、7月11日時点の食品スーパーマーケットの株価速報の解説、株価ニュースとなります。

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July 11, 2025

マヨネーズ5年で5割高 代替品なし「マヨわない」商品力!

PI研のコメント:
1.日本経済新聞が7/8、「マヨネーズ5年で5割高 代替品なし「マヨわない」商品力」との見出しの記事を掲載しました。ここ最近の値上げの象徴的な商品として、マヨネーズを取り上げたものです。
2.記事によれば、マヨネーズは、「店頭価格は5年前の1.5倍まで上昇しており、夏以降さらなる上昇の兆しもある。」とのことで、ここ数年、大きく値上げした商品であり、しかも、今後も値上げが続きそうとのことです。ちなみに、売場ではその横に並ぶドレッシングは比較的安定した価格を維持しており、対照的な動きだそうです。
3.記事の中で公開されている年度ごとのマヨネーズの価格の推移を見ると、2021年度から急激に価格が上昇しています。その要因は、「21年の上昇圧力となったのが食用油だ。原料となる大豆や菜種は脱炭素を目的としたバイオ燃料の原料となるため、需要が競合するようになり始めた。」とのことです。
4.さらに、当時、「「エッグショック」が重なった。22年10月に発生した鳥インフルエンザは全国に広がり、鶏卵の取引価格は倍近くに跳ね上がり、・・」と、鳥インフルエンザも追い打ちをかけたのことです。
5.記事では、この値上げに対し、マヨネーズメーカー各社が新たな変わり種マヨネーズをあいついで市場投入とのこで、新たな需要が生まれつつるとのことです。キューピーの「世界を味わうマヨ」、「具だくさんレモンタルタル」、味の素の「生オリーブオイルソース」などです。
6.マヨネーズに関わらず、食品は値上げラッシュで、今後も続くといえ、既存の商品の見直しに加え、新たな商品開発のチャンスともいえます。マヨネーズの新商品の動向とともに、食品メーカー各社の新商品開発の動向にも注目です。

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July 10, 2025

セブン、最大の脅威は「まいばすけっと」 加盟店が語る競争相手の変化!

PI研のコメント:
1.まいばすけっとがコンビニの脅威、特に、セブンイレブンと競合との記事が日本経済新聞から配信されました。見出しは、「セブン、最大の脅威は「まいばすけっと」 加盟店が語る競争相手の変化」です。
2.まいばすけっとは、一時期、急激に首都圏、特に、東京と神奈川に店舗を広げましたが、ここ最近はやや落ち着いています。ただ、記事にもあるようにじわじわと店舗数を増やしています。
3.記事にも掲載されているグラフを見ると、2018年は約600店舗、2022年に約1,000店舗、そして、2025年には、1,200店舗を越えて来ています。急増ではありませんが、確実に出店を増やしています。ちなみに、1号店は2005年だそうです。
4.興味深いのは、記事の冒頭の「「いま近くに出店されて一番嫌なのが『まいばすけっと』です」。都内のセブンイレブンを運営する60代の加盟店オーナーはこう語る。」です。まいばすけっとは業態の定義が難しいのですが、結果として、コンビニと競合しているといえます。
5.まいばすけっとを食品スーパーマーケットと比べると、生鮮3品では圧倒的に不利ですが、コンビニはここが弱点といえます。また、グロサリーの価格はPBが多く、全体として食品スーパーマーケットとほぼ同じ価格といえます。これに対して、コンビニは圧倒的に高いといえます。
6.また、決定的な違いがあり、まいばすけっとは米を5kg、2kgをメインにしっかりと品揃えしているのに対し、コンビニは2kgを数品扱っているぐらいです。これはまいばすけっとが調理、自炊を基本に据えているのに対して、コンビニは自炊が基本ではなく、利便性を追求しているために自炊に必要な商品が十分に揃っていません。
7.この違いが商品構成、品揃え、価格の違いとなり、食品スーパーマーケットにはかないませんが、コンビニを包み込むような新たな業態を産み、コンビニから顧客を奪う形になっているといえます。
8.まいばすけっと、今後もコンビニの近く、ないしはコンビニの跡地に居抜きでの出店が首都圏で展開されるといえ、コンビニがどう対応するか、その動向に注目です。

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July 09, 2025

ローソン駐車場で車中泊 1泊2500〜3000円、ホテル代高騰の受け皿に!

PI研のコメント:
1.ローソンが新たなビジネスとして、駐車場の一部をホテルとして、開放するとのことです。画期的な試みです。日本経済新聞が7/6、「ローソン駐車場で車中泊 1泊2500〜3000円、ホテル代高騰の受け皿に」との見出しの記事を配信しました。
2.「1泊2500〜3000円とし、電源やトイレ、ゴミ袋を提供する。」とのことですので、価格はもちろん、電源、トイレ、ゴミ袋も提供とのことですので、「地方や郊外でのイベント開催などに伴う宿泊客の受け皿」になるといえます。
3.現在、特に、地方では、インバウンド需要が高く、宿泊費が高騰、ホテルを確保することが厳しい状況にあるといえます。この空白の需要を埋めることが、駐車場を安価に開放することによって可能とローソンは判断したといえます。
4.「7月中にも千葉県内の6店舗で始める。近隣に温浴施設があり、周りに民家の少ない地方や郊外の店舗を対象として全国各地に順次広げる。」とのことですので、この7月から順次サービスを広げ、最終的には、「ローソンは全国に約1万4000店を抱える。立地を考慮しない場合、そのうち車中泊に対応できる十分な広さの駐車場を持つ店舗は3000カ所以上ある。」とのことです。
5.これまでコストとして見ていた駐車場が収益に変わるわけですので、ジャストアイデアであり、実現性は高そうです。その条件も、「自動車1台につき駐車場2台分を開放し、キャンピングカーなどの大型車でも泊めやすくする。宿泊客は持ち運びできるポータブルバッテリーを充電できるほか、店のトイレを自由に使える。ローソンでの購入に伴うゴミは店で全て回収する。」と、値段の割には十分なサービスといえます。
6.自社のコストをどう収益に転嫁させるか、物価高は当面続くといえますので、今回のローソンのような新たなサービスが今後次々と生まれる可能性は高く、今後登場する新たなサービスに注目です。

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