注目株!! 食品スーパーマーケット 2005年10月度
大黒天物産に注目!!
大黒天物産の株が急上昇。特に、9月後半以降、4000円台から1ケ月足らずで1000円の値をあげ、現在、年初来高値 5280 (2005/10/27)付近まで近づき、上場来高値 5540 (2004/04/14)に迫る勢いである。 その原動力が売上昨年対比140%を超える成長力に加え、2005年5月度決算では営業利益、経常利益、純利益ともに125%の好決算である。また、借入金も着実に減少し、財務体質も良い。さらに、今期予想も売上140%強、営業利益、経常利益、純利益ともに125%と好決算が予想される。ただし、PBRは6.12倍と高く、上場している食品スーパーマーケット約50社の中では九九プラスの7.18倍についで2位であり、高値に近づいているともいえるが、PERが30.1倍と上場している食品スーパーマーケットの平均値であるので、上場来最高値までゆく可能性もある。大黒天物産の今後の課題は、既存店が伸び悩んでおり、客数アップよりも、客単価アップにあり、マーチャンダイジングの改善が急務である。
食品スーパーマーケットのPERとPBR
食品スーパーマーケット上場企業約50社の平均PERは約30倍、PBRは約1.5倍である。したがって、株価が高いか否かを判断するひとつの方法が株価の30倍以上か否かであり、30倍を越えると高めとみてよい。また、PBRが1.5倍以下であれば、安めとみてよいといえよう。この基準値をもとに上場している食品スーパーマーケット約50社を見てみると、PERの低い20倍以下の企業は、アークランド、原信、MV西日本、ナフコ、ジョイス、オークワ、東武ストア、アオキスーパー、ヤマザワ、MV東海、タイヨー、ベルク、ポスフール、ヤオコー、オオゼキ、フジコーポ、マルキョウ、カウボーイ、ハローズ等である。また、PBRが1.0倍以下の企業はマルキョウ、カウボーイ、タイヨー、ポスフール、フジコーポ、OLYMPIC、ジョイス、マルヨシセンター、関西スーパー、丸栄、PLANT等である。特に、マルキョウ、カウボーイ、タイヨー、ポスフールはPERが低く、PBRも低い企業であるので、今後の注目企業のひとつといえよう。
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