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November 12, 2005

オーケー、仮説発注に挑戦!!

  この11月から弁当の仮説発注に切り替えたセブンイレブンに続き、この12月に食品スーパーマーケットのオーケーが青果物の仮説自動発注に取組むと、日経MJ11/9に掲載された。オーケーは既に日配、グロサリーの自動補充発注には取組んでいるが、仮説自動発注は初の試みといえる。青果を含め生鮮食品は基本的に売り切ってしまう商品であるため、在庫をみて発注するということはもともと難しい商品である。そのため、日配、グロサリーで可能な在庫情報を組み込んでの補充発注には不向きであり、自動発注を目指すのであれば、自然、仮説発注にならざるをえず、いかに需要予測の精度を上げられるかが課題となる。

  オーケーはこの課題を克服するため、直近13週間の販売データをもとに、曜日別平均値を割り出し、今後の1週間の納品個数をコンピュータに計算させ、仲卸に自動発注するという仕組みである。狙いは、廃棄ロスの削減と鮮度向上、すなわち、荒利率のアップと客単価アップにあるといえよう。オーケーには現在、自動発注を統括するMD(マーチャンダイジング)室があり、ここでは20代の若い女性が大活躍をしている。全店の自動発注データを精査し、異常値のチェック、季節のニーズや販売動向により修正をかけたりしながら自動発注の検証を通じて、発注精度の向上につとめている。今回の青果の仮説発注においては、このMD室が成功の鍵を握っているといってもよい。

  オーケーは現在、年商1,000億円を越え、店舗数も40店舗となり、1店舗25億円、客数は約3000人である。中期目標は2,000億円を掲げ、当面100店舗の展開が目標という。オーケーの強みは何といってもウォールマートを意識した経費比率15%というマネジメントの強さであり、荒利率約20%弱、経常利益率4%強をめざした経営が実践されていることである。自動発注はそのための最大の武器であり、この仕組みが企業全体の経費削減に大きく寄与している。また、自動発注による精度を安定させるために基本的にEDLPを採用し、販売数量のブレを少なくすと同時に地域一番の低価格の実現をめざしている。これについてもウォールマートと全く同じといってよい仕組みといえる。ウォールーマートもPOSデータ分析をもとに在庫データと融合させ、バイヤーサポートシステムをつくり、それをメーカーに公開するリテールリンクにつなげ、その後、補充発注にもとづく自動発注の仕組みを開発した経緯によく似ている。経費比率15%の経営目標、EDLPの採用も含め、ウォールマートを意識した、それに負けない仕組みづくりに挑戦しているとえいよう。そして、今回、青果の仮説自動発注ができあがれば、セブンイレブンを越え、世界ではじめてといってよい発注の仕組みが実現することになる。

  時代は補充発注から仮説発注へ大きく動きはじめたといえる。今後の小売業はいかに仮説能力をアップさせるかだけでなく、そのための仕組みをいち早く構築したところが収益を拡大し、競争に打ち勝ってゆくことになろう。

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