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December 30, 2005

食品スーパーマーケット(2006/02)、第3四半期決算を見る!!

  年末に入り、2006/02の第3四半期決算が食品スーパーマーケット業界でも公表されはじめた。早い企業では12/20には公表し、遅い企業になると来年2月頃の発表予定である。各企業の株主への姿勢がこんなところにもあらわれている。ただ、決算数字は株主への公開だけでなく、結果的には自社の問題をいち早く把握し、経営改善をはかるために必要な数字であり、自社のためにもいかに公開を早められるかが重要な経営テーマである。現在、食品スーパーマーケットでは既に約10社近くが公表された。

  今回、その中でも注目される企業は12/27に公表されたハローズの決算数字である。昨年と比べ売上114.7%、営業利益135.6%、経常利益116.3%となり、大幅増収増益であった。この日は、さらに、2月末で1:2の株式分割の発表もあり、翌12/28は株価がストップ高となり、上場来最高値2000円で引けた。12/29も依然として買いが優勢の勢いである。このように、今回のハローズの第3四半期決算は、早めの好業績発表が株価にダイレクトに反映された結果となった。もちろん、逆もあり、業績悪化が起こった場合、発表と同時に株価が下がることもある。今回特に、ハローズの営業利益が135.6%になった理由はEOS処理料を従来営業外収益で処理していたものを、営業収入に変更したため、約1.5億円が上乗せされたものである。

  ハローズ以外の企業ではやはり、マックスバリュ東海が12/22に第3四半期決算を発表し、翌12/23には2月末で1:1.5の株式分割を発表し、週明けの12/26にはやはり上場来最高値の3790円をつけた。マックスバリュ東海は売上116.4%、営業利益103.0%、経常利益103.6%であり、増収微増益であった。増収の要因は新規出店であり、中間期には4店舗出店3店舗閉鎖であったが、第3四半期には新規3店舗を出店し、新店が増収に大きく寄与した。

  平和堂も12/20に第3四半期決算を発表し、売上104.3%、営業利益116.6%、経常利益121.8%と増収大幅総益であり、12/20以降株価も上昇基調にあり、12/28には上場来最高値を更新した。特に平和堂は衣料品構成比が約20%であるため、11月以降は気温の低下により冬物衣料が好調で、収益を押上げている状況である。

  これとは逆に、CFSは12/27に第3四半期決算を発表したが、売上98.8%のみの発表であり、営業利益、経常利益は今期はじめての四半期決算の開示であるため公表されなかった。これを受けて株価は12/28には約25円下げ、896円で引けた。下げ幅は微減であり、これは通期2006/02の予想が増収大幅増益となるとのことで、一時的な下げとみられる。

  上記以外は株価には大きく影響がなかったが、オオクワが12/22に第3四半期の決算を公表し、売上102.4%、営業利益111.1%、経常利益113.2%と増収増益だった。イズミヤは12/26に第3四半期決算を公表し、売上100.2%、営業利益152.0%、経常利益175.4%の増収大幅増益であったが、株価は若干の上昇にとどまっている。アークランドサカモトは12/28に第3四半期の決算を発表し、売上105.5%、営業利益98%、経常利益100.7%であった。

  このように第3四半期の食品スーパーマーケットの状況を見る限りではおおむね堅調な業績といえ、特に、フォーマットが固まった企業は積極的な新店をオープンさせ、大幅な増収となっている。また、新店が充分に出店できない企業は粗利改善、経費削減等により増益基調が伺われ、2006/02通期は好決算が期待できそうな状況といえよう。

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