« 食品スーパーマーケット、先週の株価状況 | Main | 米と酒では米の強化がポイント!家計調査月報から徹底分析!! »

December 12, 2005

注目の新店!! ダイエーの新業態、食品スーパーマーケット「foodium」 

  12/10、東京都世田谷区の三軒茶屋に注目のダイエーの新業態1号店、食品スーパーマーケットのfoodiumがオープンした。24時間オープンの店舗であるので、早速、その日の夜、いってみた。ダイエー自らも今回の店舗を仮説に基づき実験・検証する店舗と位置づけているように、様々な仮説にもとづいた売場が展開されていた。

  入口を入ると正面が青果とデリカになっており、デリカは、さらに和デイリーに続き、集客性の高いゾーンが展開されている。左壁面は果物、野菜売場になっているが、デリカ、日配ゾーンが強力な売場をつくっているため、どうしてもそちらに足が向かい、青果側が弱くなってしまう点が気になるところだ。

  そのデリカゾーンであるが、1日3サイクルで商品を換えての対応ということで、店舗に行った時間が遅かったため、夕方から深夜の品揃えとなっており、弁当、寿司、冷惣菜、カットフルーツ等が主体の売場づくりであったが、個食商品にこだわった品揃えが多かった。お昼から夕方の時間であれば、辻クッキングスクール監修のバイキング等のできたてのホット惣菜が展開されていたものと思う。個食に関しては、デリカ以外にもあらゆる売場で展開され、食パンの食べきりサイズ、漬物の食べきりサイズ、ナチュラルチーズの小容量サイズの展開等、徹底した個食の品揃えが展開されていた。

  青果を進むと、突き当たり正面に鮮魚売場があり、生まぐろ、中トロなど高級魚にこだわった品揃えを強く打ち出しており、アップグレードの品揃えを強化している。鮮魚をさらに進むと精肉売場となるが、ここでも和牛をはじめ通常の食品スーパーマーケットよりもグレードが高めの品揃えであり、生鮮3品は高鮮度、アップグレードを目指した売場づくりといえる。最終客動線の精肉の向かいに洋デイリーがあり、牛乳、ヨーグルト、デザート、チーズコーナー等がある。特に、個食とこだわり商品に力を入れた品揃えが重視された売場となっていた。こだわり商品については生鮮向かいのグロサリーゾーン、レジ向かいの菓子ゾーンでもみられ、ドレッシング等の調味料、和菓子ではデパートで展開されている高級和菓子のばら売り、アイスクリームの銀座千疋屋のフルーツパフェなどが品揃えされていた。

  また、この店舗ではレジの検証も実施しており、従来のサッカー台の設置をやめ、ユニクロのようなカウンター形式の精算形式にし、袋詰めまで対応するという方式を採用している。従来よりも小スペースでサービスレベルアップを狙ったものといえよう。

  全体的に高級感と個食とできたて、つくりたてのデリにこだわった店づくりといえ、以前、ダイエーでとりくんだ高級食品スーパーマーケットのイタリアーノにデリ強化型のコンビニを付加したような店舗といえる。

  今後、懸念されることは首都圏でチェーン展開するオオゼキ、サミット、マルエツ、いなげや等の本格的な食品スーパーマーケットと直接競合となった場合は、特に、青果、日配等での品揃えと価格面での差が大きいだけに、集客面が大きな課題となり、foodium最大の武器であるデリカの高鮮度、高品質な品揃えをどこまで維持できるかどうかであろう。その意味で、foodiumは立地選定が最大のポイントとなろう。

  ダイエーでは、2008/02までにfoodiumを首都圏や関西地方で約20店開く予定であり、グループ内の食品スーパーマーケットのセイフーやサカエなど約100店舗を、今回のfoodiumの検証結果をもとに、「グルメシティ」に改称し、統一するという。今回のfoodium1号店の仮説検証の結果に注目したい。

« 食品スーパーマーケット、先週の株価状況 | Main | 米と酒では米の強化がポイント!家計調査月報から徹底分析!! »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 食品スーパーマーケット、先週の株価状況 | Main | 米と酒では米の強化がポイント!家計調査月報から徹底分析!! »