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December 25, 2005

注目株!! ハローズが上場来最高値を更新!

  ハローズが12/22、上場来最高値(1595円)を更新し、1542円で引けた。ハローズはこの1年間1200円前後で推移していたが、12月に入り急上昇し、1450円台まで跳ね上がった。その後、この近辺でもみ合っていたが、12/12の週に入り、じりじり値を上げ、12/22、ついに上場来最高値1595円となった。売買高もこの数ケ月、平均数千株しかなかったが、直近の1ケ月は平均約2万株で推移しており、上場約50社の食品スーパーマーケットの中でも注目が集まりつつある。

  ハローズは広島に20店舗、岡山に11店舗と計31店舗を展開する24時間営業の食品スーパーマーケットである。この地区は大激戦地区であり、広島ではイズミ、フレスタ、ユアーズ等と競合し、岡山では山陽マルナカ、大黒天物産等と競合状況にあり、その中でドミナント展開をはかっている。

  この2005/11の最新数字では、売上114.9%と好調な数字であるが、既存店は97.0%と競合状況の厳しさが伺われる。売上114.9%は新店にささえられており、今年に入り、4/23(ハローズ駅家モール店)、6/25(ハローズ水呑店)、10/14(コープ児島店の営業権を取得し、リニューアルオープン)、11/1(ハローズ津高店)、11/17(ハローズ十日市店)と5店舗を新規オープンさせている。しかも、ここ数年ハローズが取組んできた600坪タイプの新業態が軌動にのりつつあり、10店舗近くになった。既存店はまだまだ300坪、450坪タイプがあるが、スクラップ&ビルド、改装等にも取組んでおり、この600坪タイプの成長フォーマットが来期以降の戦略業態となりつつある。また、NSCにも取り組みはじめ、将来的にはこの600坪タイプの店舗を核としたNSCが今後の成長をささえる鍵となろう。

  ハローズはその社名、High Quality & Low Price Storesが示すとおり、NBと同品質の商品を低価格で高値入で販売するというPB政策を重視しており、マーガリン、キムチなど日配商品等で積極的に商品開発を行っている。ハローズの売上構成比は、青果11.0%、鮮魚9.0%、精肉11.4%、一般食品18.4%、デイリー20.9%、菓子5.7%、雑貨4.6%、酒5.2%であり、青果と精肉とデイリーが戦略部門であり、PBに支えられたデイリーの強さが際立っている。伸び率では惣菜が131.4%と他の115%~120%と比べ、際立っており、惣菜が今後の戦略商品となりつつある。

  また、ハローズが取組んでいる24時間化については、9時~22時の店舗と比べ、開店時の10時の売上、17時、18時、20時、21時の売上が際立って高くなる傾向があり、24時間化の営業メリットがあるといえる。また、それを支える物流システムも構築しており、21時からデイリー、ドライが配送、1時からデイリー、デリカが配送、さらに3時からパン、デリカが配送と夜間配送にデイリー、デリカ、グロサリーを回すことにより、24時間の店舗運営をスムースにしている。

  このように営業面の好調さを受け、決算数字も、今期(2006/2)は売上114.9%、経常利益114.2%(売上対比3%強)と好決算となる見込みである。このような好決算であるにもかかわらず、PBRは2.47倍と上場食品スーパーマーケットの平均2倍と比べると高めではあるが、PERは16.8倍と上場食品スーパーマーケット平均の約30倍と比べ、極めて低い状況であり、今後の株価が注目される。

December 25, 2005 in 経済・政治・国際 |

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