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December 13, 2005

米と酒では米の強化がポイント!家計調査月報から徹底分析!!

  直近の家計調査月報10月度のデータから米と酒についてみてみると、米は1世帯当り1ケ月に3,512円であり、これを31日で割ると1日当り113円となる。一方、酒の方は、1世帯当り1ケ月に3,625円であり、これを31日で割ると1日当り117円となる。すなわち、ほぼ、10月度は米、酒とも各家庭ともに同じ消費額であった。ちなみに、酒については清酒17円、焼ちゅう19円、ビール39円、ウイスキー3円、ぶどう酒6円、発泡酒21円、他の酒11円であり、ビール、発泡酒で約60%を占めている。

  一方、これを食品スーパーマーケットの実際の数字で検証すると、米の客単価が約60円(PI値3%、平均単価2000円)であり、酒の客単価が約90円(PI値30%、平均単価300円)であるので、酒よりも、米の方が家計における食品スーパーマーケットのシェアが低いことがわかる。米で50%強、酒で75%強である。したがって、今後、食品スーパーマーケットは酒についてはもちろんだが、米についてはまだまだ数字を伸ばすこことが可能であるといえよう。

  そこで、家計調査月報から米について日別動向、所得別動向、都市別動向をみて、食品スーパーマーケットの米の販売政策を考えてみたい。

  まず、日別動向であるが、1日平均は113円であるが、最大値は200円を越え、1日、20日、23日の3日間、200円を越えた。また、150円を越えた日も8日あり、残りはそれ以下である。反対に、100円を切った日は7日であるが、特に、27日は最悪であり、50円強であった。また、全体の傾向は月はじめから、月中までは下降線をたどり、月中から1週間ぐらい上昇し、23日をピークにまた下降線をたどり、また、月末からつきはじめにかけて急上昇するという傾向がある。よく、いわれる給料日後の米がよく買われるということを裏付けているといえる。したがって、この傾向をしっかりとつかみ、販促をうつことが大きなポイントであることがわかる。

  次に、所得別にみると、家計調査月報では、実収入を5段階(165,491円、335,924円、437,083円、551,804円、820,472円)に分けて分析しているが、毎月、5段階目を除き、4段階目まではあまり大きな差がないのが特徴である。10月度は2,780円、3,226円、3,359円、2,794円、3,735円と3段階目までアップし、4段階目で下がり、5段階目で急激にあがっているが、毎月毎月のデータをみると5段階目以外は大きな差があまりでない。米は生活必需品だけあって、所得と正比例するものではない商品のようだ。ちなみに、これを肉類でみると5,567円、5,790円、6,472円、6,918円、7,576円となり、明らかに所得別に差があり、正比例の関係になる。

  さらに、都市別に見ると、全国平均3,512円に対し、全店No.1は新潟市の7,885円、No.2秋田市の7,884円と1円の差で圧倒的な米の消費額である。日本最大の米所であるにもかかわらず、消費額も最大であり、ずば抜けている。その次のNo.3が福島市の6,977円、No.4が北九州市の5,765円、和歌山市の4,973円、松江市の4,636円、福井市の4,524円とつづく。一方、ワースト1は神戸市の1,761円であり、以下、鳥取市の2,464円、宮崎市の2,481円と続く。

  このように、米については食品スーパーマーケットはまだまだ未開拓の分野であり、販売促進はもちろん、所得階層別に大きな差がないことから、しっかりした品揃えと売場づくりを工夫することにより、まだまだ、数字をあと20%は伸ばせる余地があるといえよう。

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