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January 13, 2006

食品スーパーマーケット、第3四半期決算を続々と公表!!

  2005/12/30の本ブログで食品スーパーマーケットの第3四半期決算の速報を報じたが、今回はその続編として、前回取り上げなかった食品スーパーマーケットの速報値をみてみたい。前回はハローズ、マックスバリュ東海、平和堂、CFS、オオクワ、イズミヤ、アークランドサカモトであったが、今回は、それに続く以下7社の速報である。

  まず、注目企業はサンエーとアークスである。1/5、サンエーの第3四半期決算が公開された。それによると、売上104.3%、営業利益114.6%、経常利益116.4%、純利益109.1%で増収大幅増益であった。増益要因としては、粗利率が30.0%から30.5%と0.5ポイント改善し、販管費は26.4%と変わらず、その分が上乗せされ、営業利益率は7.0%となり、経常利益率も7.0%となった。純利益率は、若干の減損が入ったが、税前利益率6.5%、純利益率3.5%という好決算であった。通期もほぼ予想どおりということで、今期は好決算が期待できそうである。

  一方も、アークスも1/5、第3四半期の決算が公表され、売上高110.1%、営業利益103.5%、経常利益103.4%、純利益106.8%と大幅増収増益だった。特に、今期から新たに、フジがグループ入りしたことに加え、新店10店舗を出店したことが大きかった。アークスの粗利率は22.08%、販管費率19.65%、営業利益率2.43%、経常利益率2.74%、純利益率1.57%となった。アークスは現在、167店舗を北海道全域に出店しており、持株会社の傘下には今回新規に入ったフジを加え、ラルズ、福原、道東ラルズ、道南ラルズ、イワイ、エルディ、ライフポート、ホームストアの10社となった。

  また、12/15に公表された第3四半期のマックスバリュ西日本の決算数字は、売上101.5%、営業利益134.0%、経常利益136.1%と増収大幅増益であったが、純利益は特別損失がでたため、52%となった。また、粗利率は23.43%、販管費率は22.6%、営業利益率は2.89%、経常利益率は3.0%、純利益率は0.42%であった。

  上記3社は黒字決算であったが、以下の企業は、この第3四半期決算では、厳しい決算内容となり、特に、減損会計の適用等により、純利益が大きくダウンないしは赤字決算になってしまった。

  マックスバリュ東北は12/21第3四半期の決算数字を公表した。売上は102.1%、営業利益は98.7%、経常利益は81.1%、純損失は22億円の赤字となり、増収大幅減益であった。特に減損会計の適用が大きかったようだ。同様に、ユーストアが12/20、第3四半期決算を公表した。それによると、売上95.9%、営業利益88.8%、経常利益79.0%、純利益29億円の赤字となった。ユーストアは特に減収減益であり、新規出店もあったが競合の影響が予想以上に大きかったようだ。ユーストアの粗利率は26.36%、販管費率は25.14%、営業利益率は1.22%、経常利益率は1.15%、純損失は25億円の赤字であった。12/28には天満屋ストアが第3四半期決算を公表した。売上95.9%、営業利益98.5%、経常利益108.4%、純利益12.5%と、減収増益であったが、純利益は大きくダウンした。また、1/6にはマルエツが第3四半期決算を公表したが、売上のみであり、92.9%と減収であった。なお、通期予想は最終赤字が33億円の予想と大変厳しい状況であった。

  このように、今回7社の第3四半期決算は明暗が分かれ、増収増益を達成する企業と減収減益、最終赤字になる企業と両極端の決算内容であった。食品スーパーマーケット業界は今期は2極化が一層進むものといえよう。

January 13, 2006 in |

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